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グランブルーファンタジーヴァーサス -ライジング-公式サイトへ
  • Cygames
  • ARC SYSTEM WORKS
  • 発売日:2023/12/14
  • 価格:スタンダードエディション:6600円(税込)
    デラックスエディション:9680円(税込)
    フリーエディション:無料
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ゲージ周りのテコ入れで読み合いが大幅に変化。「グランブルーファンタジーヴァーサス -ライジング-」オンラインβテストレポート
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印刷2023/07/28 12:00

プレイレポート

ゲージ周りのテコ入れで読み合いが大幅に変化。「グランブルーファンタジーヴァーサス -ライジング-」オンラインβテストレポート

 Cygamesは,2023年内の発売を予定している新作対戦格闘ゲーム「グランブルーファンタジーヴァーサス -ライジング-」PC / PS5 / PS4)のオープンβテストを7月29日と30日,PS5/PS4向けに実施する。

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 本作は,Cygamesがサービス中のRPG「グランブルーファンタジー」を原作とする対戦格闘ゲーム「グランブルーファンタジー ヴァーサス」シリーズの最新作。前作から新規キャラクターや新システムなどが追加されたことで,新しい駆け引きや読み合いが楽しめるという。
 本稿では,7月27日に実施された先行プレイテストで確認できた,新要素やプレイフィールをまとめてお届けする。

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GBVSR オンラインβテストサイト

「グランブルーファンタジーヴァーサス -ライジング-」公式サイト


必殺技はすべて簡易入力で繰り出せるように。通常の入力と性能差はなし


 本作では,方向キーでの移動と,4つの攻撃ボタン,そのほかいくつかの簡易入力ボタンを使ってキャラクターを操作する。本作の大きな特徴は簡易入力用のボタンである「アビリティ(必殺技)」の存在で,このボタンをニュートラル,または方向キーと組み合わせて押すことで,複雑な操作を必要とせず,さまざまな必殺技が瞬時に繰り出せる。

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グランの場合,アビリティボタンをニュートラルで押すと,飛び道具のレギンレイヴを放てる
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アビリティのみを押すと弱版(L版)が出るが,中攻撃+アビリティで中版(M版)が,強攻撃+アビリティで強版(アビリティ+)が繰り出せる
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 アビリティは前作にもあったが,前作ではコマンド入力版に比べてクールタイムが多少長くなるなどデメリットが存在した。しかし本作ではそれを撤廃し,完全に同一の性能の必殺技が繰り出せるようになった。

 格闘ゲームと言えば,コマンド入力で自由自在に必殺技を繰り出せるのが大きな魅力だが,そのコマンド入力の複雑さが新規プレイヤーの壁となっていた可能性は否めない。

 かくいう筆者もある程度自由に操作はできるが,とっさの623コマンドや236236コマンドが苦手で,対空ミスやリーサル(勝確)を逃したことが山ほどある。コマンド入力を撤廃するというのは大きな決断で賛否あると思うが,個人的には遊びやすくなり,新規参入を容易にするのであれば,歓迎すべきだと考える。

ゲージを消費して大ダメージを与える奥義は,投げボタンとアビリティの同時押しで繰り出せる。とっさの弾抜けなどが圧倒的に簡単になるので,新しい読み合いが出てきそうだ
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ちなみにコマンド入力でも必殺技は繰り出せるが,設定でオフにすることもできる
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ゲージ周りに大幅なテコ入れ。前作とはまったく異なる読み合いが展開されるように


 本作では,前作までの操作感はそのままにゲージ周りやシステム周りに大きな変更が与えられている。前作からの変更点と,それに伴う読み合いの変化を簡単に紹介する。

■アルティメットアビリティが追加
コマンド:アビリティ発動時に特殊技ボタンを同時押し
※テクニカル入力時は,コマンド入力+特殊技ボタン

 本作の目玉であり,もっとも大きな変化はより強力なアビリティである「アルティメットアビリティ」の追加だろう。キャラクターによって性能は違うが,いずれも強力なものになっており,うまく使いこなせば新しい武器になるはずだ。

 通常技からキャンセルして使えないので,コンボに組み込む場合は一工夫が必要になりそう。奥義ゲージを50%消費するが,ヒットあるいはガードさせればある程度回復する(※)ので,気軽にぶっ放していくのも悪くないだろう。

※一部のアルティメットアビリティはゲージ回収効果なし

カタリナの「エンチャントランズ」は,アルティメットアビリティ版に一定時間,下段攻撃または奥義以外を受け止められるガードポイントが付与される
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フェリの「迎え撃て、ベッポ!」は,アルティメットアビリティ版のみに無敵が付与されることに
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■ガードクラッシュ効果のあるレイジングストライクが追加
コマンド:中攻撃+強攻撃

 「レイジングストライク」は,本作の読み合いの根幹を担うと考えられる新システム。奥義ゲージを25%消費するが,ヒット時に相手を浮かせ,ガード時にガードクラッシュを誘発し,画面端であれば近距離攻撃につなげられる。

画面端であれば,ガードクラッシュからそのまま近距離攻撃がつながる
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 レイジングストライクはヒットまたはガード時に,「レイジングチェイン」(中攻撃+強攻撃)につなげられ,画面中央でも大ダメージを与えられる。レイジングチェインの発動にも奥義ゲージを25%使うため,合計で50%で奥義ゲージが必要となるが,大きな価値がある攻撃システムと考えていいだろう。

レイジングストライクを見てから対処するのはほぼ不可能で,ゲージがあれば画面中央でもコンボに持ち込める。本作の崩しのメインとなりそうだ
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■ブレイブカウンターでレイジングストライクに反撃
コマンド:ガードorガードクラッシュ中に,ガード+中攻撃+強攻撃

 あまりにも強すぎるレイジングストライクだが,守備側にも対応策が用意されており,それがガードまたはガードクラッシュ時に発動できる「ブレイブカウンター」となる。
 ブレイブリーポイント(後述)と奥義ゲージ50%を消費するが,ガードクラッシュを確認してから反撃できるため,とっさの回避に重宝するはず。

 なお,相手が「レイジングストライク→レイジングチェイン」と入れ込んでくれれば,お互いに奥義ゲージを50%消費することになるが,レイジングストライクで止めていると,25%消費のみで収支的には攻め手側が有利になってしまう。体力状況やゲージ状況を加味してブレイブカウンターを使うポイントを絞っていくのが,本作の新しい読み合いの1つとなりそうだ。

画面中央上部にある青い3つのマークがブレイブリーポイント。ガードクラッシュ時またはブレイブカウンター発動時に1つ消費し,すべて消費すると,ブレイブカウンターが使用できなくなる。また,ガードクラッシュ時ののけ反り時間も延長される
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慣れないうちは,「ガード+中攻撃+強攻撃」のボタン同時押しがとっさに出しにくいように感じられた。簡易ボタン設定が用意されるとより扱いやすくなりそうだ
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■攻めの起点にしやすいダッシュ攻撃が追加
コマンド:ダッシュ中に6+攻撃

 キャラクターによって性能が大幅に変わるので一律には言えないが,本作には新たに「ダッシュ攻撃」が追加され,攻めの起点や崩しを仕掛けやすくなった。

 カタリナであれば,有利フレームを取れるダッシュ攻撃(弱),後ろに下がる相手に下段攻撃を仕掛けられるダッシュ攻撃(中),ヒット時にコンボに持ち込めるダッシュ攻撃(強)が用意されている。それぞれのキャラクターを試して,使えそうなポイントを模索してみよう。

中距離の相手に下段攻撃が仕掛けにくかったカタリナ。ダッシュ攻撃(中)で崩しを仕掛けられるのはとてもありがたい
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■トリプルアタックから崩しを仕掛けられるように
コマンド:ダブルアタック後に6+中攻撃or強攻撃

 近距離攻撃から攻撃ボタンを連打すると派生するトリプルアタックに,新しい派生パターンが追加された。ダブルアタック後に6+中攻撃で下段に派生6+強攻撃で中段に派生し,ガードを揺さぶることができる。ヒット後に追撃はできないが,細かいダメージを蓄積させられるので,接近戦に持ち込めたら狙ってみよう。

派生の崩しはガードされても反撃を受けない
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■遅投げ抜け周りの攻防に大きな変化が

 前作の遅投げ抜けは,投げ抜け側が大幅な不利フレームを背負い,圧倒的に不利な読み合いを仕掛けられてしまうポイントとなっていたが,本作ではこれが大幅に緩和。微マイナス程度のフレームで済むようになったので,読み合いが大きく変化している。

前作では,遅投げ抜け後に再度接近され,投げと打撃の二択がループするようになっていた。本作では接近する猶予はないので,ある程度余裕をもって対処できそうだ
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 また,遅投げ抜けは,投げ抜け自体の猶予フレームも大幅に緩和されており,見てから投げ抜けがかなり簡単になっている。筆者の体感では,攻め手側が投げと打撃の二択を仕掛けられないくらいの猶予なので,崩しとしての投げは有効に機能しない可能性も高そうだ。

見てから投げ抜け余裕でした,と言いたくなる程度には猶予がある遅投げ抜け。コマンド投げを持つキャラが輝きそうだが……
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新しく生まれ変わったGBVSRの読み合いを楽しもう


 コマンド入力の撤廃や,強力なガード崩しの追加,投げ抜け周りの攻防の変化など,想像以上に大幅な変化を与えてきたというのが,先行プレイテストの第一印象だ。とくに前作ではあまり重要でなかった,奥義ゲージのマネジメント要素が強く出てきており,プレイヤーによってゲージの運用に違いが出てきそうな点は興味深い。

 正直に言うと,攻め手側のレイジングストライクがちょっと強すぎる気がしているが,あくまでも初日に数時間触っただけなので,どう読み合いが発展するかはまだ未知数と言えるだろう。

 また,前作はかなり立ち回りが重要な硬派なゲームだと認識していたが,その印象は本作でも変わらない。むしろ投げ抜け周りの攻防が対処しやすくなり,より硬派になったのでは? と思っているくらいだ。

 本作のオープンβテストは,今週末の7月29日と30日にPS5/PS4向けに実施される。前作のキャラクターはすべて使用できるうえ,新キャラクターとして,ジークフリートも追加されている。
 コマンド入力と簡易入力の必殺技に性能差が無くなり,より新規参入しやすくなった「グランブルーファンタジーヴァーサス -ライジング-」。格闘ゲーム初心者も熟練者もテストに参加してみて,プレイした感想をメーカーに届けよう。

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