「Atari 400」をモデルにした「Atari 400 Mini」発表。400だけでなく，Atariの8ビットファミリー全般に対応したミニゲーム機

　Atariは日本時間の2024年1月13日，ミニゲーム機「Atari 400 Mini」を発表した。価格は119.99ドル（約1万7000円）で，3月の発売が予定されている。オープンした公式サイトによれば，現段階で販売対象地域は北米のみとなっている。

Atari「Atari 400 Mini」公式サイト

　もっとも，レトロハードの復刻や販売を行うイギリスのRetro Gamesと，販売パートナーのPLAIONは，どう考えても同一ハードだと思われる「The 400 Mini」を日本時間1月12日に発表しており，こちらはAmazon.co.ukで予約受付が始まっている。発売予定日は3月28日で，販売価格は99.99ポンド（約1万8500円）とのこと。
　Atariは2023年8月，Atari 2600をモチーフにしたミニゲーム機「Atari 2600＋」を発表している（関連記事）。こちらも公式サイトの販売対象地域は北米のみだが，AmazonなどのECサイトを経由して日本からの購入も可能なので，「Atari 400 Mini」もそんな感じなのかもしれない。

Retro Games「Atari 400 Mini」公式サイト

　ともあれ，「Atari 400 Mini」および「The 400 Mini」は，1979年に発売されたコンシューマ機「Atari 400」を縮小した，いわゆるミニ系のゲーム機だ。「Berzerk」や「Millipede」「Miner 2049er」「M.U.L.E.」など，25種類のクラシックなゲームタイトルがプリインストールされており，Atari CX40ジョイスティックを再現したうえで，7つの機能ボタンを追加した「CXStick」も同梱されている。本機ならではの機能としては，保存スロットにゲームの進行状況をセーブしたり，約30秒，ゲームを巻き戻して再挑戦できたりするという。
　Atari 400だけでなく，「Atari 800」「Atari XL」「Atari XE」，さらに「Atari 5200」のエミュレーションも可能で，これ1台で，Atariの8ビットファミリー全機種に対応しているようだ。USBメモリを介して，手持ちのゲームをプレイすることもできるとのこと。
　気になる人は，公式サイトをチェックしてほしい。