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ハロー!Steam広場 第22回:悪魔と死霊の深海物語
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印刷2014/05/16 12:00

連載

ハロー!Steam広場 第22回:悪魔と死霊の深海物語

画像集#001のサムネイル/ハロー!Steam広場 第22回:悪魔と死霊の深海物語
「すちーむ」ってなぁに?というよい子のみんな集まれー! 「ハロー Steam 広場」は,PCゲームのダウンロード販売サイトSteamでリリースされた気になるタイトルやニュースを,筆者の独断と偏見でピックアップして紹介する,とっても有意義なコーナーだ。毎週欠かさずチェックすれば,Steamからの「ご購入ありがとうございました」メールで受信BOXが溢れる上級Steamerにジョブチェンジできるかも。

 ハロー!Steam広場 第22回は,悪魔の力を手に入れてしまった傭兵の葛藤を描いたアクションRPG「Bound By Flame」をメインに紹介しよう。このほか,不死軍団の司令官となって村を襲撃するアクションゲーム「Nekro」や,ロマンに満ち溢れた深海を冒険する横スクロールアクション「We Need to Go Deeper」もあるので,お見逃しなく。



画像集#002のサムネイル/ハロー!Steam広場 第22回:悪魔と死霊の深海物語

悪魔の力を手に入れてしまった傭兵の葛藤を描いたアクションRPG「Bound By Flame」


画像集#009のサムネイル/ハロー!Steam広場 第22回:悪魔と死霊の深海物語

 今回紹介するのは,「Mars: War Logs」を手掛けたSpidersの最新作「Bound By Flame」だ。本作は,悪魔の力に目覚めてしまった主人公が,その力に苦悩しながら冒険をするアクションRPGとなる。

 悪魔の力は非常に魅力的で強力な反面,その代償として人間性が少しずつ失われ,それに伴い主人公の見た目も悪魔のような風貌になっていく。悪魔の力を受け入れて,ダークヒーローとしての道を歩むか,その力を拒んで人間らしく生きるかはプレイヤーの自由というわけだ。

画像集#011のサムネイル/ハロー!Steam広場 第22回:悪魔と死霊の深海物語

 ゲームは,一本のストーリーラインを追う形で進行していき,メインクエストでは補えきれない世界観などの部分がサイドクエストとして用意されている。というよりも,サイドクエストをキチンとこなさないと,ストーリーが理解できないので,なるべく“寄り道をしながら”進めていきたいところ。

画像集#014のサムネイル/ハロー!Steam広場 第22回:悪魔と死霊の深海物語

 戦闘はかなりシビアで,気を抜くと雑魚とのタイマン勝負ですら負けることもしばしば。敵は,こちらが攻撃中でもお構いなしに割り込んで攻撃を仕掛けてくるので,ゴリ押しは通じない。したがって戦闘の基本はヒット&アウェイとなり,敵の予備動作を確認しつつ確実に“防御”または“回避”をすることが重要だ。

画像集#012のサムネイル/ハロー!Steam広場 第22回:悪魔と死霊の深海物語

 慣れないうちは何ともいえない戦闘の“もっさり感”にイライラするかもしれないが,ある程度コツが掴めると攻撃するタイミングの駆け引きが楽しめるようになる。

画像集#013のサムネイル/ハロー!Steam広場 第22回:悪魔と死霊の深海物語

 また本作の特徴の1つに“クラフトシステム”が挙げられる。プレイヤーは,特別な道具や施設に頼らず,いつでも好きな場所でアイテム製作や装備の強化が可能であり,冒険中に手に入れた素材を,その場で武器の一部にすることだってできるのだ。

クラフトや装備の強化は,インベントリ内で可能だ。アイテムを作成したり強化するために,いちいち街へ戻る必要がないのは嬉しい
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 全体的に説明不足なストーリーや,やりこみ要素の薄さなど,お世辞にもクオリティの高い作品とはいえないが,キャラクターの成長要素や,壮大なスケールを感じさせるBGM,ストレスフリーなクラフトシステムなど,ピックアップできる要素は十分あるので,興味のある人は,ぜひ一度遊んでみてほしい。


「Bound By Flame」Steamページ(39.99ドル)




画像集#004のサムネイル/ハロー!Steam広場 第22回:悪魔と死霊の深海物語

不死軍団の司令官となって村を襲撃するアクションゲーム「Nekro」


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 アーリーアクセスとは,開発途中のゲームを購入して,デバッガー兼プレイヤーとして参加できる,Steamの販売形態の1つだ。今回は,darkForge Gamesの「Nekro」を紹介しよう。本作は,不死軍団の司令官であるネクロマンサーを操作して,使い魔と共に田舎村を襲撃するアクションRPGだ。

画像集#017のサムネイル/ハロー!Steam広場 第22回:悪魔と死霊の深海物語

 プレイヤーの目的は,村に息づくあらゆる生命から魂を奪うことにある。プレイヤーが使用できるネクロマンサーは,原稿執筆時点(Ver.0.7.8.11)では「Alchemist」「Grimm Keeper」「Outcast」の3体となり,それぞれステータスやスキルなどが異なっている。参考までに,ネクロマンサーは最終的に全部で5体になるようだ。

画像集#019のサムネイル/ハロー!Steam広場 第22回:悪魔と死霊の深海物語

 村には住民や家畜などが生活しており,プレイヤーはこれらを殺すことで魂を回収していくのだが,もちろん彼らも黙って魂を差し出してくれるわけではない。むしろどういうわけか,村に住んでいるのは屈強な男たちばかりで,生半可な気持ちでいくと,不死とはいえ,あっさりと冥界に送り返されてしまうのがオチだ。

画像集#022のサムネイル/ハロー!Steam広場 第22回:悪魔と死霊の深海物語

 そんなわけで,屈強な彼らを相手にするには,ネクロマンサー1人の力では限界があるので,そんな時のために使い魔が存在するわけだ。使い魔は,敵がドロップする“Sins”を使ってアンロックでき,最大5匹まで使役できる。

使い魔を召喚するには“血”が必要だ。血は,倒した村人や家畜を食することで補給可能なので,死体を見つけたら積極的に食べていこう
画像集#021のサムネイル/ハロー!Steam広場 第22回:悪魔と死霊の深海物語

 ちなみに本作は,一度クリアステージに引き返してレベルを上げるといったことができないので,獲得できる“Sins”の量が限られている。すべての使い魔をアンロックすることは無理なので,自分のプレイスタイルに合った使い魔を選択していくことが重要だ。

使い魔のツリーは,2匹目以降から分岐する。Sinsは既存の使い魔の強化にも使えるので,新しい使い魔を開放するか,使役させている使い魔を強化するかはプレイヤー次第だ
画像集#018のサムネイル/ハロー!Steam広場 第22回:悪魔と死霊の深海物語

 ゲーム自体の難度は結構高めで,ネクロマンサーや使い魔の育て方次第では途中で詰んでしまうことも。プレイ画面に目を向けると一見,爽快感のあるハック&スラッシュ系のゲームに見えるのだが,実際は爽快感こそ薄いものの,歯ごたえのあるアクションが楽しめる作品だと思えた。

 なお,オンラインでの協力プレイにも対応しているので,興味のある人は友達を誘って遊んでみると,また違った面白さが味わえるかもしれない。


「Nekro」Steamページ(19.99ドル)




画像集#003のサムネイル/ハロー!Steam広場 第22回:悪魔と死霊の深海物語

ロマンに満ち溢れた深海を冒険する横スクロールアクション「We Need to Go Deeper」


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 「こんなゲームをリリースしたい」という開発者に対して,ユーザーが賛成か反対かを投票できるサービスがGREENLIGHTだ。今回は,今週登録された作品のなかでも,特にコメントを集めていた「We Need to Go Deeper」を紹介しよう。

画像集#027のサムネイル/ハロー!Steam広場 第22回:悪魔と死霊の深海物語

 本作は,最大4人で協力しながら,ロマンに満ち溢れた深海を冒険する横スクロールアクションゲームだ。深海には,海底洞窟沈没船といった冒険心をくすぐるロケーションのほか,プレイヤーたちが乗る潜水艇を襲う未知の巨大生物などが潜んでいるようだ。また,絵本の中の世界がそのまま動き出したかのようなグラフィックスも,本作の魅力の1つといえるだろう。

画像集#026のサムネイル/ハロー!Steam広場 第22回:悪魔と死霊の深海物語

 リリースは2014年の秋から冬の間を予定しているとのこと。本作が気になる人は,以下の動画を確認しつつ“いいね”をクリックしておこう。


「We Need to Go Deeper」GREENLIGHTページ

  • 関連タイトル:

    Steam

  • 関連タイトル:

    Bound by Flame

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