ゲームオン，「ArcheAgeの森プロジェクト」で神奈川県から感謝状を授与。第2回森林づくり体験イベントの実施も予告

　神奈川県は2016年2月1日，MMORPG「ArcheAge」を通して神奈川県の森林再生パートナー制度に参加協力したことに対し，同作を運営するゲームオンに感謝状を贈った。


　キッカケとなったのは，森林環境の保護を目的として2015年にゲームオンが企画した「ArcheAgeの森プロジェクト」。このプロジェクトでは，クラウドファウンディングを利用してプレイヤーから資金を募り，森林再生パートナーとして神奈川県が行う「かながわ水源の森林づくり事業」へ寄付を行った。さらに，協力したプレイヤーのなかから希望者を募り，実際の間伐作業のボランティア活動を実施。今回贈られた感謝状は，その活動に神奈川県が感謝の意を表し実現したものだ。

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（左から）ゲームオン専務取締役 チョン・キヨン氏，神奈川県知事 黒岩祐治氏，ゲームオン代表取締役社長 イ・サンヨプ氏，ArcheAge日本運営プロデューサー 石元一輝氏，ゲームオン執行役員 マーケティング部長 新倉敬二郎氏

　神奈川県庁の知事室で黒岩氏から感謝状を手渡されたイ氏は，その後の歓談で，木を使って家を建てたり，船を造れたりするなど，今回の森林再生パートナー制度にちなんだArcheAgeの魅力を紹介。黒岩知事は「ゲームのことはよく分からないけど，今のゲームは映像もすごいし，そんなことができるなんて面白い」と話していた。

歓談後，イ氏はArcheAgeに登場するヤタのぬいぐるみを黒岩氏にプレゼント

　そして，ぜひ次はこれを，と黒岩氏はイ氏らに動物保護センター建設基金に関するパンフレットを手渡した。これは，犬や猫の殺処分をゼロにしようという神奈川県の取り組みで，平成25年度は犬の殺処分がゼロ，平成26年度は犬に引き続き猫の殺処分もゼロとなった。これは全都道府県で神奈川県だけだという。その活動を継続する一環として今，老朽化した動物保護センターの建て替え基金を募っているのだそうだ。
　それを聞いたイ社長は，実は犬や猫を連れて歩ける同社のオンラインゲーム「黒い砂漠」で，何か企画を練っているところだと明かした。もしかしたら，ArcheAgeの森プロジェクトのように「黒い砂漠」でも，何かしらのプロジェクトが発足する……のかもしれない。

　贈呈式を終えたイ氏は，「ゲームは我々の生活と近しいものになっています。だからこそ，こういった活動を通じて，社会貢献するという気持ちを持つことが大事なのではないかと考えています。今回，感謝状をいただくことができましたが，これで終わりではなく，ほかのタイトルでもやれることがあれば続けていきたいと思います」と話した。

　続いてコメントした石元氏はまず，「ArcheAgeの森プロジェクトに参加してくださった全ユーザーの代表として受け取りにきました」と話した。そして，「これまではアイテムなどといった形でしかユーザーに還元できませんでしたが，何か別の形はないかと考え，ArcheAgeの森プロジェクトを発足させました。今後も，今までとは違った方法で皆さんに還元できる方法を模索していきたいです」と締めくくった。

　また石元氏は，2回めの間伐作業ボランティアも実施したいとの意向を示した。まだ詳細は未定だが，決まり次第告知するとのことだ。なかなかできない体験だけに，興味のあるArcheAgeファンはぜひ参加してみよう。なお，その際は動きやすい服装（長袖だとより安全）と，運動靴などのしっかりとした靴を履いていくことを，体験者のひとりとしてお勧めしたい。

「ArcheAge」公式サイト