PCではないプラットフォームの情報で恐縮だが，コーエーの新作発表会で「三國志 Battlefield」と同時にプレイステーション2用の"信長の野望 Online"（以下，信長Online）が発表された。
　この信長Onlineは3人称視点を採用した，3000人規模のサーバー型MMORPGだ。PCゲームファンには，EverquestやAnarchy Onlineのようなゲームシステムといったほうが分かりやすいだろう。
　16世紀の戦国時代で，プレイヤーは侍や忍者，陰陽師，僧侶，神主，鍛冶屋，薬師といった7種の職業から好きなものを選び，ダンジョンやフィールドで鬼（？）や魑魅魍魎などと戦闘を繰り広げる。
　特徴的なのは，その世界観だけではない。戦闘時には仲間と協力して数々の"技"を繰り出すことができたり，ギルドのような"徒党"を長く組んでいると新密度がアップして戦闘時に生かされるなど，魅力的なシステムが随所に見られる。コンシューマ機用らしく非常に派手なエフェクトでスムースに展開される戦闘シーンが特徴的。会場でキチンとデモプレイされていたぞ。またキャラクターは装備品で外観が変わるようで，また戦闘に突入すると剣や杖を構えるしぐさが戦国時代の雰囲気を感じさせてくれた。

　ほかにも，コーエーらしく"シミュレーション要素"を取り入れているのも特徴の一つで，プレイヤーはいずれかの大名に属することになるが，その大名同士での領土拡大によって勢力版図が変化するらしい。このあたりの詳細は不明だが，PvP（Player vs. Player）となるのか，大名をプレイヤーが操れるのかなどが気になるポイントだろう。
　発売は2002年秋で，課金システムなどは不明となっている。PCへの移植も未定となっているが，ぜひPCでも展開してもらいたいところだ。（Seal）

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