3DMark05 [英](Futuremark) |
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3Dグラフィックベンチマークソフトの定番中の定番,3DMarkの最新版3Dmark05が公開された。3DMark03ですでにDirectX 9対応ではあったものの,当時のハードウェア環境からDirectX 9の機能のごく一部を使用するにとどまっていた。それがようやくShaderModel 2.0までのフルスペックを使ったものとして仕上げられてきた。当然ながら,動作の最低仕様もPixelShader 2.0のフルスペックが要求されるので,古い世代のビデオカードにはまったく適していない。 要求仕様: CPU:IntelまたはAMDコンパチブルのCPUで動作クロック2GHz以上 メモリ:512MB以上 HDD:空き容量1.5GB以上 ビデオカード:DirectX 9,ShaderModel 2.0以上,ビデオメモリ128MB以上 ソフトウェア環境: DirectX 9.0cランタイム InternetExplorer 6 Microsoft Excel 2000/2003/XP イメージクオリティテストでは,DirectX 9.0 SDK 2004 Summer Updateが必要 ■テストの概要 テストの使い方などは3DMark03とほぼ同じ。テストの概要を紹介しておこう。ついでにサンプルムービーも録っておいたので,適当できないビデオカードのユーザーも,ぜひチェックしてみてほしい。 ・GameTest1:Return to Proxycon タイトルから想像がつくように,3DMark03のGameTest2の続編。前回の襲撃からの逆襲劇かと思っていたら,今度は宇宙海賊に襲われているらしい。侵入者の強大な火力は見ものだ。全体的な質感は実写に近いところまできており,床面などのShaderはまったく見事な仕上がりだ。 →GameTest1の部分映像(MPEG1:9.6MB) ・GameTest2:Firefly Forest 点光源とリアルタイムシャドウはほかのテストでも全面的に使われているが,光源処理をとくに強調したのが,このデモだ。光の散乱や複雑な造形で,しかもアニメーションする森の木々といった重い処理が組み込まれている。 →GameTest2の部分映像(MEPG1:6.5MB) ・GameTest3:Canyon Flight ジュール・ヴェルヌ風味の飛行船と謎の巨大生物との邂逅を描いた小編。巨大生物に襲われて,大砲による攻撃も役に立たず,あわやというときに艇長の冷静な判断で,最後の切り札のアフターバーナーを全開にして離脱を試みる。 舞台となる海岸でそびえ立つ岩肌は,全テスト中で最も重いオブジェクトとなっている。全面にShader 2.0で許される最長のコードが実装されていると思っていい。海面もかなりの複雑さで,反射,屈折,影など全6回のレンダリングを経て描画されている。3DMark03でのMother Natureの水から見れば格段の進化だ。また,デモの最後を見ないと分からないのだが,日が落ちてくると空全体に赤みのかかった光になるような処理も実装されている。 →GameTest3の部分映像(MEPG1:5.5MB) なお,フリー版でテストできるのは,GameTest1〜3とCPU Test1,2のみ。ライセンス登録を行ってBusiness版かPro版が必要。 前回の3DMark03で不評だった,Shaderなどテスト項目のOptimal設定もそのままなので(環境によって負荷を自動調整する),フリー版できちんとベンチマークを測定することは不可能だ。測定結果を公開するなどの場合はレジストしてPro版を使用しよう。 残念なのは,デモモードでもレジストしないとフルバージョンを見られないこと。最新のビデオカードを持っている人はぜひレジストして全編を見てほしい(デモはテストより格段に重いので注意)。 (aueki) ※2004年10月2日4:10AM追記:FutureMarkからの依頼により,HotFixと呼ばれるパッチをUpしました(2.8MB) ※2005年1月28日6:30PM追記:ダウンロードファイルを最新版1.2.0に差し替えました。1.2.0パッチプログラムもUpしました。 | |||||||||||
用意されているテスト項目
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公式サイト |
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