DreamChatcher Interactiveが設立したアドベンチャーゲーム専門ブラン
ド,The Adventure Campanyから発売が予定されている「Aura:Fate of the
Ages」のプレイアブルデモが登場。ウォークスルー付きで,しかも128MBと
いうファイルサイズ相応のコンパクトな内容だが,MYSTライクな2D+プリレ
ンダムービーというオーソドックスな組み合わせの謎解きゲームが好みなら
,一度試しておくといいだろう。
物語の舞台は,現実世界とファンタジー世界が入り混じる仮想世界。プレ
イヤーは,"The Ademika Valley" "The Mechanical World" "The Isoteric
World" "Island of Unity"という四つの世界を巡り,結合すると絶対的な力
を得られるといわれている"四つの指輪"に隠された謎を解いていくことにな
る。
パッと見の印象どおり,本作のゲームシステムは古典的なアドベンチャー
ゲームを踏襲。グラフィックスは,描き込んだ2Dグラフィックスを360度張
り巡らせ,一人称視点のプレイヤーにうまく遠近感を与えるように設計され
た擬似3Dだ。
本作の移動や調査,アイテムの使用などはすべてマウスで行える。もちろ
んアクション性は皆無で,本やメモを活用したり,いろいろな場所を"触っ
て"マウスカーソルの反応を見たりしながら進めるタイプのシステムだ。
この手のゲームは,システムしかりグラフィックスしかり,正直いってす
でに古典となっているが,奇抜なアイテムや謎解き用ギミックを次々と生み
出すことで,新しい本を読んでいるかのように飽きずに楽しむことができる
。本デモ版に収録されている序盤の1レベル"The Ademika Valley"でも,古
き良きSF映画でマッドサイエンティストがいじくっているような動作原理不
明の機械が数多く登場するので,同ジャンル特有の"心地良いイライラ"を感
じながらプレイできるはずだ。
なお本デモ版は,序盤の触り部分だけをブツ切りで収録しているので,ゲ
ーム内で得られるヒントが冗長で,デモ版での謎解き対象に関係しないもの
も多い。お勧めはしないが,かんしゃくを起こす前にデモ版と共にアーカイ
ブされているウォークスルーを読むといいかも。(Gueed)
(C)2004 DreamCatcher International Inc.
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