約50種類ものお化け達を操って,人々を恐がらせようという異色の3Dホラー(?)ゲーム「Ghost Master」。E3 2002でその姿を披露し,forGamerスタッフの心をグッとつかんだ本作品のデモがついにリリースされた。先週チェコ語のデモがリリースされたばかりだが,大方の予想通り英語版デモも間もなくの登場となった。 各ステージの館に暮らす住人を,ゴースト達の特殊能力を駆使して怖がらせ,人間達を思うように動かすのが本作の目的。ゴーストにはさまざまな種類があり,部屋の物を宙に浮かせる能力を持ったもの,絨毯に取り憑くもの,風を起こすだけのものまで能力はバラバラ。館の構成や住人の苦手とする現象などに合わせて,数体のゴーストを選択してステージに挑む。 ゴーストの姿は人間達には見えないので,ただ召還しただけでは誰も恐がらない。そこで彼らの特殊能力の出番となる。だが能力を使用するにはパワーが必要で(画面右上にバーで表示される),最初はごく少量しか与えられていない。 このパワーは,人間達を恐がらせることで徐々に蓄えられていく。最初は小さな霊現象で少しずつ恐がらせてパワーを稼ぎ,最後は強力な特殊能力を使用して家中をメチャクチャにし,住人達を恐怖のドン底に陥れてやるのだ。 デモ版では"101"ステージが遊べる。最初にボイスと連動した親切丁寧なチュートリアルが始まるが,ウザイと思ったらメニューから"Option"→"Game"でチュートリアルのボックスからチェックを外そう。これで自由にゲームが楽しめる。 101は,7人の女性を追い出すのが目的。就寝前の時間帯らしく,バスタオル姿だったりパジャマだったりと,なかなかキワドい格好を披露してくれる。優れたAIで活動する彼女達の挙動は,まさに見どころの一つだ。 6種類のゴーストが与えられ,4体までを選択可能。最初のゴースト選択画面で"Recommend"ボタンを押せば,お勧めのゴースト達が自動で選ばれる。残り2体はかなり特殊なので,最初は素直にお勧めゴーストで挑めば問題ない。 まずは彼女達の行動パターンを観察し,どのあたりにゴーストを配置するのが効果的か計画を練ろう。基本的に彼女達は恐がりなので,さほど頭をヒネる必要はなさそうだ。 1階のバスルームの前に,捕らわれている幽霊"Weatherwitch"がいる。彼女をなんとか解放すれば,新たな仲間として使用可能になる。ヒントはすぐ近くにあるラジカセ。これに電子機器に取り憑くゴーストをセットして,ある特殊能力を使用すると……。 ゲーム内容も見た目も,非常に楽しい本作品。一度クリアしたあとも,いろいろなゴーストの特殊能力を試しつつ何度も遊んでみよう。(Kawamura)
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