クローズドβテストのテスター募集では応募総数6万人を記録するなど,プレイヤーの注目度が非常に高いMMORPG「テイルズウィーバー」だが,本日(2004年2月25日)よりオープンβテストが開始された。
テイルズウィーバーとは,韓国のゲームメーカーの雄SOFTMAXが開発を手がけるMMORPG。馴染みやすい2Dベースのグラフィックスに加え,テンポの良い戦闘システムが特徴的な作品だ。またMMORPGとしては,アクション性が重視されているところも大きなポイントで,突き飛ばし,気絶,目つぶしといった,さまざまなスキルを組み合わせられる"コンボシステム"を搭載。戦闘が単調になりがちなMMORPGにおいて,このような多様なスタイルで戦闘を楽しめるというのは,注目すべき要素だといえるだろう。
とはいえ,本作の最大の特徴は,なんといってもシングルプレイRPGのようなストーリーが用意されているという点だ。プレイヤーは,8人の主人公の中から一人を選び,それぞれのキャラクターに用意された物語を追っていく形でゲームが進行していく。つまり,従来のMMORPGとは異なり,ただひたすらレベルを上げるのではなく,大枠のストーリー(イベント)を楽しんでいけるワケだ。序盤はいわゆる"お使い"的なイベントをこなしていかなければならないが,物語が進むにつれて,プレイヤーをテイルズウィーバーの世界に引き込む壮大な展開が用意されているという。
オープンβテストがスタートした2004年2月25日の時点では,物語の始めにあたるチャプター1しか実装されていないものの,運営元であるネクソンジャパンによれば,4月にはチャプター2,そしてその後は隔月を目処にチャプターが追加されていく予定。本作の"ストーリー部分"に興味を惹かれているプレイヤーも少なくないことと思うが,どんな展開が用意されているのか,今から楽しみというモノだろう。
描き込まれたグラフィックスに,芸の細かいキャラクターのアニメーション,そしてよく考えられたインタフェースなどなど,とにかく"丁寧な"作りが好印象なテイルズウィーバー。非常に高いポテンシャルを感じさせる希有な作品の一つなので,MMORPGに興味があるというプレイヤーは,ぜひ一度遊んでみるといい。公式サイト上の「こちら」には,序盤のコツがまとめられた「初心者プレイガイド」も掲載されているので,初めてテイルズウィーバーを遊ぶのであれば,それを読みながらゲームをプレイするとよいだろう。気になるオープンβテストの期限だが,ネクソンジャパン曰く「プレイヤーが納得するクオリティになるまで」とのことだ。
本作をプレイするには,ネクソンジャパンが提供する"NEXON ID"が必要。とはいっても,NEXON IDは無料で取得することができるので,βテストに参加してみようというプレイヤーは,これを機に登録しておくとよいだろう。
運営元のネクソンジャパン,そして開発元のSOFTMAX共々,プレイヤーの意見は積極的に採り入れていくとしており,テイルズウィーバーの展開にはかなり本腰を入れる様子。βテストに参加した人は,こまめにレポートを出してみるいいかもしれない。(TAITAI)
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