シヴィライゼーションIII コンクエスト Text by Iwahama
サイバーフロントが4月2日に発売予定の「シヴィライゼーションIII コンクエスト 【完全日本語版】」(以下,Conquests)のβ版が,forGamer編集部に届いた。 ■やはり気になる「戦国時代」コンクエストについて
シヴィライゼーションIIIの拡張パック第2弾であるConquestsの最大の魅力は,タイトルにもなっているコンクエストモードだ。 このコンクエストでの目的は,「制覇による勝利」か「征服による勝利」,もしくは「外交による勝利」。戦国時代らしい目的である。 また大名自身も"将軍ユニット"として登場するのだが,このユニットが倒されたら,即ゲームオーバーだ。しかしこの将軍は,そこそこ強い。なんと10段階でアップグレードでき,最初から"攻撃:2 防御:2 移動:2"という能力があり,最終的には"攻撃:11 防御:11 移動:2"となる。この将軍を,いかに殺されないように活躍させるかが,重要になってくるだろう。 時代は,"戦国時代以前" "戦国時代前期" "戦国時代後期" "戦国時代以後"の四つに分かれている。最初の戦国時代以前のテクノロジーツリーには,「陶器」や「アルファベット」など,比較的見慣れた技術が並んでいる。しかし前期に入ると,「弓術」や「剣術」「居合術」など,"術"のつく,いかにも和風な技術が並ぶ。 後期になると,なんとわずか四つの技術しかない。しかも一本道で,もはやテクノロジー"ツリー"とはいえない状態だ。ちなみにこの四つとは,「商い」「ポルトガル国との接触」「火薬」「砲術」。ここに来てようやく戦国武将たちが銃器の扱いを覚え,合戦は激化し,淘汰のスピードが劇的に速まるわけだ。 そして最後の戦国時代以後のテクノロジーツリーを見ると……なんとそこに辿り着くまでは,巨大なクエスチョンマークが一つ見えるだけ。いったい何が待っているのだろうか?(まあ英語版プレイヤーにとっては"今更"な秘密なんだろうけど,一応伏せておこう) ユニットや都市改善も,当然日本の戦国時代に合わせたものに置き換えられている。とても全部は紹介できないが,まぁ忍者や山伏,浪人といったユニットが登場するわけだ。 大七不思議はちゃんと(?)七つで,万里の長城のように使える「浮城」,国際連合のように使える(つまり外交による勝利に必要な)「幕府」などが存在する。「孫子の兵法」だけは,オリジナルと同じだ。 小七不思議は,「出雲大社」「古事記」「士官学校」「忍びの里」「戦場医療」の五つだ。その効果は,まぁある程度想像付くだろう。 リーダーユニットに相当するのは,"侍大将"。この侍大将ごとの名前,あと都市の名前なども,すべて戦国時代に関連するものに置き換えられているのはいうまでもないだろう。 ■日本人ならば「戦国時代」コンクエストを遊ぶべし
まだ筆者は軽く触れただけ(1クリア)だし,触ったのはβ版なので最終的な評価は控えるが,ここまで何もかも変更されていて面白いのか? と聞かれると,「面白い」という答えになるだろう。 (c) 2003,2004 Atari Interactive, Inc. All Rights Reserved. Manufactured and marketed by Atari, Inc., New York, NY. All other trademarks are the property of their respective owners. Sid Meier's Civilization, Civ and Civilization are U.S. registered trademarks. Firaxis Games is a trademark of Firaxis Games, Inc. |