企画記事
150人のゲーム業界著名人が2015年を振り返り,2016年へのメッセージを語る。恒例の年末企画をお届け
スクウェア・エニックス
チーフプランナー
安覀 崇
代表作:「ドラゴンクエストX オンライン」タイトル名:「Splatoon(スプラトゥーン)」
さわってすぐにシューティングゲームをここまで遊びやすくしたか! と素直に驚きました。細部まで丁寧に作りこまれていて、作り手の愛を感じます。
わかりやすくて、みんなでわいわい楽しめるとっても素敵なゲームで、世界でも日本でも受け入れられた、素晴らしい成功例だと思います。
<質問2>2015年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
「マッドマックス 怒りのデス・ロード」
すがすがしい最高のバカ映画です。(ほめてます)
STEINS;GATE
再放送をみてました。最終回からゲームへの展開はお見事です。あたらしい。
<質問3>2015年に、個人的に注目した(している)人物
J・J・エイブラムス
この原稿を書いてる時は、まだ封切られていませんので、、
「スター・ウォーズ」がみたいです……
<質問4>2016年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2016年はドラゴンクエスト30周年! さまざまな企画がありますので楽しみにしてください。もちろんドラゴンクエストXも全力でがんばります!!
個人的には、趣味の人狼を積極的に頑張りたいと思ってます。まずは業界最強を目指しますよw
スクウェア・エニックス
プロデューサー
小山田将
代表作:「聖剣伝説 -ファイナルファンタジー外伝-」「聖剣伝説 RISE of MANA」タイトル名:「幻影異聞録♯FE」
ファイアーエムブレムはシリーズ通して遊ばせて頂いているので、アトラスさんとのまさかのコラボで大変驚きました。
シリーズとしても今までにない取り組みで新しいことにチャレンジされているため、ユーザーとしてもプロデューサーとしてもとても気になっています。
<質問2>2015年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
「ゴールデンカムイ」
笑いもシリアスも独特の空気感を持っていて、今までにない感覚すぎて目が離せません。
特に料理が気になりすぎて。オソマ!
<質問3>2015年に、個人的に注目した(している)人物
お仕事の関係上、まだ言えません。
2015年初めてお会いさせて頂いてから、とても近くで爆発的に売れていく様を見て、ただただ憧れます。
<質問4>2016年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2016年は遂に聖剣伝説シリーズ25周年の記念の年になります。
まずはTGSの発表からお待たせしているシリーズの原点「聖剣伝説 -ファイナルファンタジー外伝-」を間もなく配信予定ですので、色々とご期待してお待ちください!
スクウェア・エニックス
プロデューサー/マネージャー
門井信樹
代表作:「ガンスリンガー ストラトス」シリーズなどタイトル名:「Splatoon(スプラトゥーン)」「スーパーマリオメーカー」
たぶん多くの方が名前をあげるでしょう(笑)
エンタメ界にいるものとしては、それはそれで恥ずかしいですが(笑)
スプラトゥーンはガンストと同じくTPSの4人vs4人のゲームなわけですが、塗った面積が勝敗につながるなんていう発想はなるほどそう来たか!と思いましたね。
ガンストの筐体でできないの?なんていう声もぽろぽろいただきました。
マリオメーカーは時代を象徴したようなタイトルじゃないかなと。
「作る人」がいて、それを「遊ぶ人」がいる。そして「実況する人」がいて、それを「観る人」がいる。
昔は「遊ぶ人」だけでしたからね。いろいろとチャンスが増えた気がします。
<質問2>2015年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
映画のIMAX 4D
映画だと「シンデレラ」「ジュラシック・ワールド」
※スター・ウォーズはこれを書いている時点でまだ上映してないので……
去年までは普通に席が取れたのですが、今年は全くといってもいいほど席の予約ができませんでした。
TOHOシネマズ新宿ができたのと、ジュラシックワールド効果でしょうか(笑)
ハリウッドは引き続き、リメイクまたは大作の続編傾向ですね。
映画業界も「懐かしい」が売上につながる時代がきたのかなと思います。
<質問3>2015年に、個人的に注目した(している)人物
任天堂の君島新社長
いつもは政治経済から挙げていましたが、今回はゲーム業界から挙げさせていただきました。
急逝された前岩田社長に代わり、新社長になったことでこれからの任天堂が少しずつ変わるのかなと。
ゲーム業界人としては任天堂がどう変わっていくのか楽しみです。
<質問4>2016年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2016年は仕込みの時期なので、また一生懸命作っていきたいと思います。
そして2017年頃には、なるほど!こうきたか…と言われるような作品になればいいかなと思います。
スクウェア・エニックス
プロデューサー
小林秀一
代表作:「スターオーシャン5 -Integrity and Faithlessness-」タイトル名:「ウィッチャー3 ワイルドハント」
オープンワールド、ファンタジーRPGとして、洋ゲーでありながらも、ものすごい「馴染む」感じがしました。
ボリュームも物凄いので、寄り道し続ければきりがなく……作るの(というかチェック)大変だろうな、と他人事として考えれば最高に楽しめた一本です。
J-RPG的なテイストでこんなゲームを遊びたいものです。
<質問2>2015年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
コミック「ダンジョン飯」
とってもゲーム的、というか前職にて「ダンジョンマスター」の宣伝に絡んだことのある自分にとっては非常に懐かしいものでした。
若い方には新鮮に映ったのならば、昔も今もゲームはやはり独創的であるべきだなと思いました。
<質問3>2015年に、個人的に注目した(している)人物
ぶっちゃけ、フィギュアスケートには全く興味はありませんが、羽生結弦選手はいうことなすこと、そして結果と、キャラクターとして完璧なので注目しています。最近では珍しい、完全に主人公タイプですよね。
一般的に受ける主人公像としてのサンプルとして……失礼。
ネタ的にいうならば、最近では漫画家の宮下あきら先生です。
時事ネタ(人物)をタイムリーに使用するのはよいのですが、扱いが雑すぎて逆にユーザーから反感を買わないあのスタイル。真似したくてもできません。ただ、そのライブ感とバズりっぷりはおもしろいと思います。
<質問4>2016年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2016年は、まずは何といっても「スターオーシャン5」をキッチリとつくり、お届けすることが第一目標です。
自分でも何度もテストプレイをしているのですが、そのたび面白いと思えるので、きっと楽しんでもらえる出来になると思いますし、満足いただけるものに仕上げるようラストスパートをかけていきます。
また、スターオーシャンシリーズ20周年ですので、何かしらやりたいと思っています。
色々と仕込みもしてますので、ご期待ください。
スクウェア・エニックス
ディレクター
齋藤 力
代表作:「ドラゴンクエストX オンライン」タイトル名:「龍が如く0 誓いの場所」
メインのゲーム部分もそうですが、地上げシステムやポケサーなども含めて本当に良く作ってあるなと。
アラクエクエストのネタなど世代的にもギュンギュンしましたし、ゲーム内のゲーセンにいって、アウトランやスペースハリアーで高得点取ると美人のお姉さんと仲良くなれたりするんですがレトロゲーマーとしても燃えました。(笑)
<質問2>2015年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
「マッドマックス 怒りのデス・ロード」
御年70歳を超えたジョージ・ミラー監督が生み出したとは思えないほど、エネルギッシュでパワーに溢れた作品でした。
<質問3>2015年に、個人的に注目した(している)人物
CCCの増田宗昭さん。僕は今はディレクターをしていますが、プランナー出身なので。業界は違いますが「企画屋」としていろいろと刺激を受けさせてもらってます。
<質問4>2016年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
ドラゴンクエストXは現在も約2か月に一度の大型バージョンアップを行い、遊びやすさと新しい物語、新しい遊びの要素を繰り返し追加していってます。
オンラインゲームだからと敬遠されている方も無料で遊べるキッズタイムがありますのでぜひ一度は遊んでみて下さい。
スクウェア・エニックス
エグゼクティブ・プロデューサー
齊藤陽介
代表作:「ニーア ゲシュタルト/レプリカント」「ドラゴンクエストX オンライン」タイトル名:「Hearthstone: Heroes of Warcraft」(日本語版)
正直、英語版からやってればと後悔しました……。WoWをやっていたせいか、ゲーム全体の雰囲気、BGM、SEだけでも十分満喫できます。MTG以来、久しぶりにTCGを遊びましたが、TCG好きな方にはオススメです!
<質問2>2015年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
今年唯一映画館に観に行った映画「マッドマックス 怒りのデス・ロード」です。
(出張の飛行機でそれなりな本数観てはいるんですが、やはりでかいスクリーンには勝てないですね……)
良くも悪くも「マッドマックス」な世界観が変わること無く、今に蘇っていたのが嬉しかったですねぇ。心残りは4DXで観れなかったことかな。
<質問3>2015年に、個人的に注目した(している)人物
「ヨコオタロウ」です!
久しぶりに「NieR Automata」で一緒に仕事をしてますが、やっぱり彼は面白いですね。
「NieR Automata」の発売まではもう少し時間が必要なので、ヨコオタロウ原作・森山大輔作画の「君死ニタマフ事ナカレ」もヨコオワールド全開なので、是非読んでみてください!面白いですよ!
<質問4>2016年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
「ドラゴンクエストX」「NieR Automata」「ドラゴンクエストXI」の3プロジェクトが同時に走っています。「殺す気か!?」という思いも正直ありますが、忙しいうちが華と思って、全部丸っと全力で頑張ります! 応援よろしくお願いします。
スクウェア/エニックス
第2ビジネスディビジョン ディビジョン・エグゼクティブ
田畑 端
代表作:「FINAL FANTASY XV」「FINAL FANTASY 零式 HD」「ウィッチャー3 ワイルドハント」です。初のオープンワールドRPGを、あの水準で実現させた開発チームのレベルの高さに感心しました。開発だけでなく売り方でもHDゲームの今世代を完全に取り入れていたし、発売後に予算配分などを公表してすぐ次の動きを仕掛けるなど、プロダクション全体のレベルの高さを見せつけられました。
<質問2>2015年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
フィギュアスケート羽生選手の無双ぶりが、圧倒的に印象に残ってます。
<質問3>2015年に、個人的に注目した(している)人物
任天堂です。ここからどういう勝負をするのか注目してます。
<質問4>2016年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2016年はFFXVを発売する年です。最先端のコンソールゲームでしか味わえないユーザー体験を作り上げます。目の肥えた4Gamer読者の皆さんにも満足してもらえるようベストを尽くしますので、どうかご期待ください。
スクウェア・エニックス
プロデューサー
丹沢悠一
代表作:「LORD of VERMILION III」「LORD of VERMILION Re:3」タイトル名:「Downwell」
2015年も多くの新しいゲームが発売されましたが、衝撃を受けたという意味では、やはりこのタイトルを外せないです。赤、黒、白3色だけのシンプルなデザインの世界で、重力に引かれるままにひたすら穴を下っていくという分かりやすさ、破壊のカタルシスと、癖になる中毒性。そうそう、ゲームってこういうのでいいんだよねっていう、一周回った新しさに衝撃を受けました。ぜひ4Gamerの読者の皆さんにも遊んでいただきたいです。
作者のもっぴんさんは、ゲーム開発をはじめて2ヶ月でこれを作ったというのだから、そのセンスに嫉妬。こんな若者が出てくるんだから、我々おっさんゲームクリエイターも負けてられんな、と拳を握りしめております。
さらに、ビジネス面から見ても、発売3日で開発費を全額回収したというのだから、インディーズゲームの世界に与えた夢の大きさは測り知れないと思います。ゲームに夢を託す若者が増えることへの期待も含めて、2015年で一番心に残ったゲームとなりました。
<質問2>2015年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
「マッドマックス 怒りのデス・ロード」
3回観に行きました。自分でもなんでそんなに観に行ったかよくわかりませんが、とにかく立川シネマシティの極上爆音上映は最高でした。V8!V8!
<質問3>2015年に、個人的に注目した(している)人物
シャーリーズ・セロン(フュリオサ大隊長)
<質問4>2016年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2015年はアーケード向けにたくさんの新作タイトルが投入されましたが、2016年も引き続きゲーセンが熱い1年にしたいと思います。4Gamerの読者の皆さんの中にはゲーセンに行き慣れていない方もいらっしゃるかと思いますが、年末年始は各タイトル色々キャンペーンなどやっておりますので、ぜひぜひ、足をお運びいただけましたら幸いです!私も休日はだいたいゲーセンにいますが、ナチュラルに開発者と一緒に遊べるのもアーケードならではの楽しさかもしれません。
大好評稼働中の「LORD of VERMILION Re:3」どうぞよろしくおねがいします!
スクウェア・エニックス
プロデューサー
松井聡彦
代表作:「FFIV」「FFV」「FFXI」「FFXIV」「ロマンシング サ・ガ2」「サガ フロンティア」「クロノトリガー」「聖剣伝説 LEGEND OF MANA」「恋はバランス」タイトル名:「Splatoon(スプラトゥーン)」
発表の時点でもかなりの衝撃を受けましたが、リリースされてその衝撃はさらに大きくなりました。最高にイカしたビジュアルコンセプトをはじめ、ユニットのバリエーションも戦い方に変化が出て工夫のしがいがあるし、PvPコンテンツに重要な戦闘バランスもいい。また、運営もすごく工夫されている。オリジナリティとクオリティに妥協をゆるさない、任天堂の底力を見せつけられました。
<質問2>2015年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
「バケモノの子」
いわゆるいいお話過ぎたら嫌だなと、食わず嫌い気味に観るのを先延ばししていました。渋谷ヒカリエでやっていた展示会の方にいったら、原画とか、コンテとか、背景美術とかに圧倒されて、翌日映画館へ。細田監督スミマセン、大満足でした。そろそろBDも出るようなので、まだの方はぜひご覧ください。主人公の少年九太の成長のドラマではあるけれど、私は子育て子離れの話として見てしまいます。
<質問3>2015年に、個人的に注目した(している)人物
水島努(アニメーション監督)
今年前半、「SHIROBAKO」にはまりました。ゲーム業界とアニメ業界、似ている部分もあれば、そうでない部分もあり、仕事の進め方などを中心に考えさせられることが多かったです。冷静に見ると結構しんどい内容もあるけれど、登場人物の魅力とストーリーの良さで救われますね。主人公を制作進行にしたのは素晴らしい。そして今年の後半、ついに、「ガールズ&パンツァー劇場版」公開。ここまで期待されて、さらにその期待のはるか上を行く、素晴らし過ぎる出来栄えでした。
<質問4>2016年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
「ファイナルファンタジーXI」は、4月以降、Windows版のみの運営となりますが、毎月バージョンアップを行う予定です。現役の冒険者の皆様にとっても、しばらくお休みしていた冒険者の皆様にとっても、ヴァナ・ディールが魅力的なものになるよう、開発・運営ともども全力を尽くします。2016年もよろしくお願いします。
スクウェア・エニックス
プロデューサー兼ディレクター
吉田直樹
代表作:「ファイナルファンタジーXIV」タイトル名:「Splatoon(スプラトゥーン)」
FPSという「フォトリアル」に傾倒しがちなゲームジャンルに対して、単にそれを全年齢対象にするグラフィックスの方向性変化だけでなく、「塗る」「潜る」「家庭用品」などのキーワードをゲームデザイン化することで、完成度の高い作品に仕上げたことが驚異的でした。プレイしている子供も大人も、熱中度合いが半端じゃない(笑) 会話や必要コミュニケーションが最低限となっており、年齢、性別、世代を超えて遊べるタイトルだと感じます。気が付いたら時間を忘れて、顔を真っ赤にしてプレイしている自分が恥ずかしい……。
<質問2>2015年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
毎年書いていますが、今年もまずは「牙狼」シリーズ。第一弾のTV放送スタートから10周年を迎え、さらに様々な挑戦をしつつ、コンテンツを広げていく努力は、他の作品以上に「関係各位の執念」のようなものを感じます。今後も「驚き」と「挑戦」を体現していく作品であってほしいと思っています。そして、このアンケートを書いている今はまだ「公開」されていないのですが、やはりスター・ウォーズ。1年以上前から公開日が告知され、世界中で焦らされ続けた日々がもうすぐ終わります。今のエンタメ市場は飽和時代なため、PRはリリース直前になって、一気に広告投下する方が効果的かと考えていますが、この作品だけは、何年経とうが色褪せないんだと思い知らされました。新たな伝説の始まりに期待しています!
<質問3>2015年に、個人的に注目した(している)人物
日野晃博氏。公私ともにお世話になっていますが、今年の“仕掛け”にも大注目させていただいています。雨宮慶太氏と藤田玲氏。牙狼シリーズ最新作“絶狼”の新作に超期待中。
<質問4>2016年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
スクウェア・エニックスファンの皆様、ファイナルファンタジーファンの皆様、そしてFFXIVプレイヤーの皆様、2015年も本当にお世話になりました。来年も吉田個人としては、FFXIVを通じて新たな挑戦をしつつ、プレイヤーの皆さんに楽しんでいただくことを第一に邁進していきます。また、第5ビジネスディビジョンの新作である「ドラゴンクエストビルダーズ」の発売(1月28日)も、よろしくお願いいたします!
スクウェア・エニックス
プロデューサー
和賀 潤
代表作:「LORD of VERMILION ARENA」タイトル名:「Splatoon(スプラトゥーン)」
コンセプト、コミュニティの盛り上げ方、煽り方、売り方など、イチクリエイターとして、とても勉強になりました。ゲームアワードの受賞もおめでとうございます!イカしてるぜ!
<質問2>2015年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
「ピクセル」(映画)
印象深かったということで、レトロゲームのキャラとBGMと最新3D映画が融合したこの作品を。
深く考えると負けなので頭をからっぽにして、突っ込みながら見る映画です。
ここまでレトロゲームを題材に扱っている映画は初めて見ましたので印象深かったです。
<質問3>2015年に、個人的に注目した(している)人物
BABYMETAL(グループですが)
昨年も挙げたBABYMETAL。昨年YouTubeから海外に火が付き、海外デビューを果たし、今年は本格的に海外で活動開始。日本ならではの特殊なポップカルチャー? が本場のフェスや音楽ファンに熱狂的に受けられている反応を眺めているだけでごはん3杯いけます。
<質問4>2016年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
LoVAでは、2016年1月下旬に、大型のストーリー追加を予定しています。
濃ゆいキャラクター達によるストーリー&遊びが楽しめますので、ぜひ期待していてください。
今年も良いゲームになるよう1歩1歩頑張って参ります。引き続き応援よろしくお願いいたします!
ストーリーテリング
代表 ゲームデザイナー/原作
イシイジロウ
代表作:「UNDER THE DOG」「ブブキ・ブランキ」,3DS版「モンスターストライク」,アニメ「モンスターストライク」「タイムトラベラーズ」「428 〜封鎖された渋谷で〜」タイトル名:「METAL GEAR SOLID V: THE PHANTOM PAIN」
小島監督の最後メタルギアと噂される作品。
MSXの初代メタルギアに繋がるミッシングパーツが埋まるとは……まさに日本の「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」
日本が世界に誇れるフランチャイズを想像してくれた小島秀夫監督に感謝。一家
に一本なタイトルです。
<質問2>2015年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
「マッドマックス 怒りのデス・ロード」
僕の周りだけを見たら日本国民が全員最低2回は観たんじゃないかという熱狂ぶり。今年の紅白はマッドマックスネタで埋め尽くされるんじゃないかと思ってたのは取り越し苦労でした。笑。
現実の興行成績(興行収入ランキング38位)はともかく、心の中のナンバー1ヒットでした。
しかしジョージ・ミラー監督、まさか70歳になって最“狂”傑作を更新されるとは……。
女性がウエディングドレスで逃げるのは「ルパン三世 カルオストロの城」のクラリスを思い出させる名シチュエーション。さすがミラー監督、わかっておられる。
<質問3>2015年に、個人的に注目した(している)人物
Negicco
新潟の農協でネギをプロモーションするために生まれたアイドルグループ!?
……バカにしていました。すみません。 最新曲の「ねぇバーディア」にやられちゃいました。渋谷系世代としてはあまりにも、あまりにも“どストライク”な楽曲。
農協主催の温泉お座敷イベントから日比谷野外大音楽堂へのサクセスストーリーも泣ける。2016年も刮目させていただきます。
<質問4>2016年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2016年は「アニメ モンスターストライク」、3DS版「モンスターストライク」(ストーリー・プロジェクト構成)に続いて、1月からオリジナルTVアニメシリーズ「ブブキ・ブランキ」(シリーズ構成・脚本 北島行徳氏と共同)、春にインディーズアニメ「UNDER THE DOG」(原作)と怒涛の作品リリースになります。
応援いただいている皆さんにやっとお返しできる時期が来ました。全力で走り抜けようと思います。よろしくお願いいたします。
スパイク・チュンソフト
ディレクター,シナリオ
打越鋼太郎
代表作:「極限脱出 9時間9人9の扉」「極限脱出ADV 善人シボウデス」「Ever17」タイトル名:「チェインクロニクル」
(すみません、2013年から配信されておりますが、プレイを始めたのが今年なのでご容赦頂ければと…)スマホのRPGで、ここまでガッツリとシナリオに力を入れた作品というのが、個人的には初めての体験だったので驚きました。とにかく尋常じゃないシナリオの量に圧倒されました。とはいえ1本1本はコンパクトにまとめられているので、非常にテンポよくサクサクと進み、まったく飽きることがありません。しかもシナリオの核となる部分がしっかりしているので「早く先に進みたい!」というモチベーションを強く駆り立てられました。ゲームバランスも絶妙な塩梅で調整されており、単体のゲームとしてもとても楽しむことができました。「スマホでシナリオを魅せるにはどうすればいいのか?」という従来からの難問に対するひとつの答えになっているような気がします。作り手としても、ものすごくためになった1本です。
<質問2>2015年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
映画「マッドマックス 怒りのデス・ロード」
「過去に傷を持った寡黙な男が、若い美女たちを(最初はうとましく思いながらも)結果的には守り抜くことになる」って、ハードボイルドの王道で、男の子だったら絶対に面白くないわけがないんですよね。これだけ価値観が多様化した社会の中で(つまりいろんな方面に気を配ったり、顔色をうかがったりしなければならない世の中において)「善=美」「悪=醜」として描き切ったところも大変好感が持てました。現実的に考えれば「それってどうなのよ(笑)」的な部分がなきにしもあらずですが「うるせーな、俺たちがいいと思ったもんはいいんだよ!」とでも言わんばかりにどストレートな豪速球を投げ込まれた感じは、非常に潔くて、かっこよくて、胸がズキューンとしました。シナリオ的にも雑なところは一切なく、実は至る所に伏線が盛り込まれていたりして、ものすごく丁寧に作り込まれた印象でした。キャラも美術も音楽もよかったしパーフェクトです。未見の方はぜひ!
<質問3>2015年に、個人的に注目した(している)人物
中村文則さん。小説「教団X」がすこぶる面白かったため。自分が一番感じる心の性感帯をピンセットでぐりぐりとつねられたような感じ。
<質問4>2016年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2016年は「ゲーム版パンチライン」と「某作品の続編」が発売予定です。前者のほうはゲーム的な完成度も高く、アニメ版に比べてシナリオもさらに深く、濃密な内容になっています。後者のほうは年明けには情報公開されることになると思いますので、ぜひともご期待下さい!
スパイク・チュンソフト
シナリオライター、ディレクター
小高和剛
代表作:「ダンガンロンパ」シリーズタイトル名:「ホットラインマイアミ」
前から好きだったけど日本で発売されないだろうなーと思っていたら、なんと弊社スパイク・チュンソフトから発売!
グラフィック、サウンド、セリフ、ゲームプレイ共にセンスの塊のような作品で、シビレまくりました。
メチャクチャ難しいけど頑張ってクリアしました。
<質問2>2015年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
「おそ松さん」
大学の同期がアニメーションプロデューサーをやっているので、注目していました。
構想を耳にした時は、化けるかもと思っていましたが、まさかこんなに大爆発するとは予想外です。
作品自体もよくできていて面白いです。
<質問3>2015年に、個人的に注目した(している)人物
アカシックの理姫。
ガールズバンドはほとんど聞かないんだけど、久々にハマりました。
声がいい。そしてなんか可愛い。
<質問4>2016年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
来年はゲーム「ニューダンガンロンパV3」とアニメ「ダンガンロンパ3 -The End of 希望ヶ峰学園-」と、2つの3をやります!
来年はダンガンロンパの年…にしたい!
スパイク・チュンソフト
ラインプロデューサー
齊藤祐一郎
代表作:「イグジストアーカイヴ -The Other Side of the Sky-」タイトル名:「龍が如く0 誓いの場所」
2以来の数年ぶりにじっくりプレイになりますが、当時からの進歩とコンテンツに対する遊び心が素晴らしかった。
真島ちゃんに大いにしびれました。
<質問2>2015年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
「アンダー・ザ・ドーム」
スティーヴン・キング原作の海外ドラマですが、惜しくもシーズン3で終了。
海外の一つのヒットコンテンツがどう始まり、どう終焉を迎えていくかがまざまざと見れた。
物語づくりというものを考えさせられました。
<質問3>2015年に、個人的に注目した(している)人物
ゴールデンボンバー 歌広場淳
なんだか共通点があるなと注目していたら、一緒にお仕事をする機会ができてしまったという。
旺盛なパフォーマンス精神と機知に富んだ好人物でした。そんなところがやっぱり似ているのかな!
<質問4>2016年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
最新作となる「イグジストアーカイヴ」も、スパイク・チュンソフトとトライエースが手を組むという新たなチャレンジから生まれたタイトルです。
来年も引き続き挑戦の二文字を胸にやらかしていきますので、引き続きご注目のほどをよろしくお願い致します!
スパイク・チュンソフト
ゼネラルプロデューサー
寺澤善徳
代表作:「侍道」シリーズ,「ダンガンロンパ」シリーズタイトル名:「Splatoon(スプラトゥーン)」
発売前には、まさかこれほどの成功を収めるとは思いませんでした。
任天堂さんの本気をまざまざと見せつけられた気がします。
<質問2>2015年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」
今までとは一味違う主人公から目を離せません。
とっても攻めてますよね。この後の展開も楽しみです。
<質問3>2015年に、個人的に注目した(している)人物
岡田麿里さん
オルフェンズも注目ですが、あの花も今年は実写化されましたし、原作物として内容も素晴らしかったです。また泣かされちゃいました。
<質問4>2016年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2016年はダンガンロンパにとっても大きな年になりますので、ご期待くださいませ。
スパイク・チュンソフト
プロデューサー
渡辺一弘
代表作:「喧嘩番長」シリーズタイトル名:「ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城」
プレイ前までは懐疑的な印象を持っていましたが、幼少時にドラクエ因子が植え付けられたまったり世代でも難なく楽しめるアクションに仕上がっており、すべてが杞憂に終わりました。これも“誰もが楽しめるドラクエシリーズ”のひとつの形ですね。
<質問2>2015年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
「ナイトクローラー」(映画)
本来イケメンのはずのジェイク・ギレンホールが、吐き気をもよおすほどのクソ野郎を演じた怪作。
爽快感とはかけ離れた内容だが、そんな主人公の目線で綴られる映像に、次第に自我は蝕まれ、劇中の視聴者と同様に、いつの間にか魅入らされてしまった。これぞまさに、下衆の極み。
<質問3>2015年に、個人的に注目した(している)人物
ラグビー日本代表
過去に自身がプレイした経験のあるスポーツの中で、最もおもしろかったのはラグビー。
ただ、プレイ機会の少なさや、ルールの難解さから、魅力を伝えるのはとても困難で……。
社会人となり自身もプレイから離れ、いつしか観戦からも遠ざかっていたところで目にしたあのW杯南アフリカ戦での逆転を狙った選択には、久々に全身の血がたぎり、トライと同時に号泣。
マイナースポーツの社会的地位を一気に引き上げた世紀の決断に、勝手に拍手を贈りたい。
<質問4>2016年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
11月に発売した「グランキングダム」は、この年末企画がきっかけで生まれたと言っても過言ではありません。
イベント戦争や追加シナリオ配信など発売後も更新は続いており、今後も新しい要素が追加されていきます。
ストーリーや育成重視のオフライン、全国のプレイヤーと共に“推し国”を勝利に導くべく協議・共闘するオンラインと、他に類を見ないシステムが満載のゲームとなっていますので、未体験の方は無料配信中のLITE体験版からでも、ぜひ触れていただければ幸いです。
そして2016年には、まさかの女性向けタイトルとなった「喧嘩番長 乙女」が発売になります。
おそらく世界初となる“メンチを切れる恋愛アドベンチャー”に、ぜひご期待ください(※女性限定)。
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