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隠されていたエミリアのあんな部分やこんな部分が顕わに! 「グラナド・エスパダ プラス」大型アップデート「暗黒のエミリア」先行レポート
20年前に何が起きた? 含みのある言葉に謎が深まる「暗黒エミリア」編入ミッション
グルトルデ一行の突入と前後して,何やら異変が発生しているようだ |
大胆かつ失礼な発言をする暗黒エミリアに,グルトルデも困惑気味 |
そんなエミリアの異変に気づいたのが,“迷”探偵グルトルデ。暗黒エミリアは,普段の彼女からは想像もつかないような妖艶な姿と言葉遣いでグルトルデを亡き者にしようと迫ってくる。なお暗黒エミリアは,オリジナルのエミリアや賢者エミリア同様のウィザードタイプだが,新スタンス「マッドネス」を擁しており,ウォーロック並みの強大な火力を誇っている。とんでもない強敵だが,見事,返り討ちにして本来のエミリアの姿に戻せば,強力なキャストとして家門に編入できるようになるので,ぜひ頑張っていただきたい。なお,一連のクエスト/ミッションは,あらかじめ星座格闘スタンス「マーシャルアーツ」取得クエストを終了させた状態で,グルトルデをリーダーにしていないとスタートしないのでご注意を。
戦闘開始直後に,いきなり暗黒エミリアから範囲攻撃の洗礼が。体力の減りが痛い |
サラッと書かれている“20年ぶり”という言葉にも何か意味がありそうだ |
今回の経緯に加え,これまで影ながらエミリアをサポートしてきたことを告白するグルトルデ |
グルトルデに対して素直に感謝できないエミリア。ツンデレなのか? 相手がオヤジだからキモいのか? |
さて,本作のサービス開始当初からしばしばスポットライトを浴びるエミリアだが,そんな彼女の扱いに対して「なぜ彼女ばかり……」「もっと(オレのお気に入りの)ほかのキャストにも日の目を当てろ」と考える人もいるかとは思う。
しかし,ここで確認しておきたいのが,上記の通り,エミリアがロレンジョ博士の娘という事実だ。物語が遠大かつキャストごとに枝分かれしているため忘れてしまいがちだが,博士はメインストーリーのキーとなる人物である。したがって失踪中の博士を探すエミリアの登場には,何気に物語全体に関わる重要な意味が含まれている可能性が高いわけで,必然的にほかのキャストとは扱いが異なるのだ。
とはいえ今回のエピソードは,エミリアの隠れた部分を(視覚的・聴覚的な面も含めて)描写することが一つの大きな目的となっており,さすがの筆者も彼女のファンに向けた側面が強いと認めざるを得ない……。
完全攻略にはワールド単位の協力が必須! 「死者の国」で待ち受けるレイドボス「シウル」
新レイドボスの“魔王”「シウル」は,本作史上,最強の存在となる。一般的なMMORPGの場合,新たに追加されるボスモンスターは,一部の例外を除き,基本的にそういった位置付けになるわけだが,今回は,最終討伐目的のシウルに到達するための手順にも大きく変更が加えられ,攻略難度の上昇に拍車をかけている。
シウルが棲息しているのは,新ダンジョン「死者の国」の最深部だ。このダンジョンは,毎週日曜日の21:00〜23:00の間だけ封印が解除され,プレイヤーの進入が許可されるというもの。なお,この制限はあくまでも入場に関するもので,23:00までにシウル討伐を完了しなければならないという意味ではない。
プレイヤー達を最初に出迎えるのは,既存ボスの強化版「デスディアブロ」だ。若干手強くなっているとはいえ,ここまで到達しているプレイヤーにとっては,それほど強敵には感じられないかもしれない。デスディアブロを倒し,「封印された召喚の塔」を破壊すれば次のフェイズに進める。
最初に出会う「デスディアブロ」。これに苦戦するようだと,この先はかなりつらい |
「封印された召喚の塔」。1ヒット1ダメージ固定なので,皆で力を合わせて破壊しよう |
次に登場するのは,三つの「シウルハート」だ。シウルハート自体は攻撃手段を持たず,それぞれがディアブロによって守護されている。しかし,ディアブロ自体を攻撃しなければ,プレイヤーが攻撃されることはない。つまりディアブロに当たらないよう,シウルハートだけを攻撃すればいいのだ……が,話はそう簡単ではない。
というのも,三つあるシウルハートのどれか一つの破壊に成功したら,そのあと20秒以内に残り二つを破壊しないと,ミッション失敗となってしまうからだ。すなわち,プレイヤーは三手に分かれて三つのシウルハートを攻撃し,ほぼ同時に破壊できるよう互いにタイミングを調整しなければならないというわけである。なお誤ってディアブロを動かしてしまった場合,それを討伐するとミッション失敗となる意地悪な仕掛けも存在する。
ミッションの失敗を示唆する警告も! しかしこの内容では,サッパリ分からないような…… |
ディアブロの真後ろに浮かんでいる奇妙な物体が「シウルハート」。このエリアに三つ存在する |
首尾よくシウルハート破壊に成功すると,今度は四つのゲートが開く。それぞれの先にはタイプの異なるボスモンスターが一体ずつ待ち受けており,プレイヤー達は今度は四手に分かれて討伐に挑むことになる。なお,どれか一体を倒したら残り三体を1分以内に倒さなければならないという凶悪な制限が課されており,ここでも討伐タイミングの調整が必要だ。無論,いずれのボスもシウルハートと違って攻撃してくるので,難度は格段に高まっている。
“氷の王”「アリト」。双剣……というか双棍を振り回して攻撃してくる |
“雷の王”「ハデオン」。大砲を叩きつける範囲攻撃に注意 |
“炎の王”「ウェティス」。巨大な戦斧を振りかざす |
“念の王”「メリフ」。両脇のオブジェクトから,さまざまな攻撃が! |
お次は「女王テンピル」と「使徒メテル」が登場。実は,この二体はシウルが分離した状態という設定で,プレイヤーが両方の討伐に成功すると合体して最終形態になる。どこの大人気RPGシリーズ最終決戦だよ,という趣きの展開だが,先立って実装された韓国でも,ここまで攻略したプレイヤーはいないという。なお,お馴染みのグラナド・エスパダ プラス プロデューサー 中尾圭吾氏は,シウルの攻略には,党単位で討伐していた従来のレイドボスと異なり,ワールド(サーバー)単位で協力する必要があると指摘する。また本作のレイドボス攻略に関しては,日本のプレイヤーが世界一上手とのことなので,シウルについても最速攻略を達成してほしいところだ。
「使徒メテル」。あまりの派手な攻撃に,かなりビックリ |
「女王テンピル」。装飾やモーションは女性っぽく優雅だが,スキル自体は凶悪だ |
最後は“魔王”「シウル」。外見はメテルとテンピルの特徴を併せ持つ |
シウルの振りかぶってからの一撃! もはや何が何だかわからない |
対人戦に新たな流れをもたらすか? ウォーロックとスカウトに新スタンス登場
既存クラス/キャスト向けの新スタンスは,ウォーロック用2種類とスカウト用1種類の計3種類が追加される。ウォーロックの新スタンス「マジックオブオカルティズム」は,単発の威力は低いもののクールタイムが短く,連続使用で高い効果を期待するタイプと,詠唱時間/クールタイムは長いが強力なタイプなどを織り交ぜており,全般に対人戦を中心とした活用が見込める。また,もう一つのウォーロック用新スタンス「オカルティズムアシスタンス」は,既存スタンスの攻撃スキルの組み合わせに,強力な攻撃特化バフが2種類加えられている。これらのバフは攻撃に特化する反面,移動速度減少や被ダメージの増加,および体力の減少といったデメリットがあるので使いどころを見極める必要がある。
スカウトの新スタンス「エンハンスタクティクス」は,各種の攻撃を強化するバフスキルが揃っている。従来は,攻撃特化のMCC編成というと攻撃型クラス三体で固めるケースが多かったのだが,このスタンスを使うスカウトを編入すれば,攻撃型クラス二体でもそれに匹敵するほどの火力を出せるとのこと。すなわち,一口に攻撃特化MCCといっても,これまで通り攻撃型で固めるか,それとも同じ火力が見込めるなら手数は減っても回復できるスカウトを加えるかという,戦略的な選択肢が生まれるというわけである。これも,対人戦での活用が期待できるスタンスである。
「プリンシパル」は,MCC全体のステータスを大幅に上昇させる。このほか,ウィザードの「ダークネス」などの状態異常攻撃に対抗する「エスケープアーティスト」もあり,対人戦での活用に期待できる |
「ミリーエンハンスメント」「マジックエンハンスメント」「シューティングエンハンスメント」は,それぞれキャラクター一体の近接/魔法/射撃攻撃力を上昇させる |
最後に,2009年7月に3周年を迎えて以降,プレイヤーの動向がどうなっているのか,プロデューサーの中尾氏に聞いてみた。すると,セミオートプレイが可能なこともあって,ほかのオンラインゲームやコンシューマゲームの動向の影響を受けにくいグラナド・エスパダ プラスだが,ここに来てまたプレイヤー数が増加傾向にあるとのこと。そうした動きに応えて,年明け以降,4周年までにいくつか大きな企画を予定しているという。もちろん,4Gamerでもそうした情報を入手次第,記事にしていくので,楽しみにしてほしい。
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