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[G★2008#05]「Freestyle」のブランド化を推進! JC Entertainmentが新作発表会を開催
JC Entertainmentがサービス中の「Freestyle」といえば,韓国では確固たる人気を誇るストリートバスケゲームである。JC Globalがサービスする日本版「フリスタ! -Street Basketball-」で遊んだことのある読者も多いのではないだろうか。
今回同社は,この「Freestyle」をシリーズとしてブランド化することを発表すると共に,現在開発中の2タイトルを紹介した。
「Freestyle Football」
なんでも本作は,プレイ時の臨場感やリアリティにかなりのこだわりを持って開発されているという。例えばボールをキックするときに強弱を付けられたり,トラッピング時は体のどこに当たるかによってバウンドが微妙に変わったりするとのこと。
これらのリアリティのベースとなっているのが,キック時にはFPSのような照準で狙いをつけ,アナログっぽい操作感で行わせるというシステムである。パスやシュートの狙いが自動的につけられるタイトルが多い中,本作ではプレイヤースキルがゲーム展開にかなり色濃く反映されることになりそうである。
そのほかにも,観客からの歓声がかなり大きめになっていたり,ゴールを決めたときにはセレモニーが行われたりと,臨場感をアップさせるためのさまざまな演出が盛り込まれている。また,アートワークも韓国の景観が中心になるとのことなので,現地の人にとっては身近に感じられることだろう。
Freestyleでは,アメリカンな街並みにヒップホップが流れていたが,それとは異なる印象のゲームになりそうである。
マルチプレイに関してはリーグ戦だけでなく,さらに長期間にわたってプレイできる“シーズン”単位でのランキング機能が実装される予定。また,各プレイヤーの実力に応じたマッチング機能を充実させることで,最終的には各プレイヤーの勝率が50%に向かうように調整していくそうだ。
韓国では2009年の第1四半期にクローズドβテストが行われる予定とのこと。
「Freestyle Manager」
これは,バスケットボールゲームとしての土台はFreestyleそのままに,チーム管理やマネージメント機能を加えたものという位置付け。
そしてプレイヤーは,3人いるチーム全員を操れるのである。もっとも,全員を同時に操作するというわけではない。3人いる中から,ボールに近い場所のキャラクターへ,自動的に切り替わるというシステムが採用されているのだ。
プレイヤーの操作から外れる2人のキャラクターは,AIによる自動操作となるが,それでも同時に3人のキャラクターを気にしなければならないため,ゲームの難度は若干上昇している様子。だが,ゲームエンジンや操作システムなどの多くはFreestyleからの流用となるため,Freestyleの経験者であれば,さほど戸惑うことなくプレイできるように調整するとのこと。
なお本作では,キャラクターのAIを自分好みにカスタマイズできるそうだ。例えばキャラクターがどのタイミングでブロックやアタックを行うのか,あるいはポジショニングをどうするのか,といった細かい部分まで設定できるという。
ちなみに,3人を操作する“監督モード”のみならず,Freestyleのように一選手に徹するモードや,ソロプレイヤーに嬉しいストーリーモードも用意される。
つまり,Freestyleの魅力はそのままに,マネージメントをはじめとした各種の新機能,新要素を盛り込む形で進化させたタイトルといってよさそうだ。
こちらは,韓国では2009年の第1四半期に,2回のクローズドβテストが行われる予定だ。
「5! Family」&「Catch Louise」
ここから紹介するタイトルは,韓国でも初めて披露された作品だが,実機やムービーどころか,スクリーンショットもほとんど紹介されなかった。あくまでも準備段階であり,今回のような機会に一応紹介してみよう……ぐらいの感じだったのかもしれないが,さらっと触れていこう。
●「5! Family」
タイトルの「5! Family」とは,血縁や結婚,職場,ネット上での友達,そしてそれらをひっくるめた“5番目の家族”を意味しているという。このゲームには,血縁者や配偶者など,自分にとっての大切な人を見つめ直してほしいとのメッセージが込められているようである。かなり手軽に楽しめるような方向性で,メインターゲットは20代の女性らしい。
スクリーンショットなどもほとんどなく,非常に漠然としたイメージしか湧かないかもしれないが,SNSとの連動をコンセプトに掲げたタイトルは,G-Star 2008の会場でいくつか見受けられた。こうした流れが,韓国でのトレンドの一つになりつつあるのかもしれない。
●「Catch Louise」
マリオやソニックといった定番アクションゲームを例に挙げ,ああいった普遍的な面白さをオンラインゲームでも実現することを目指して開発しているという。
マルチプレイに特化しており,競争あるいは協力に重点を置いたデザインになっているそうである。ゲームモードの中には“隠れんぼ”をモチーフとしたものもあるらしい。
会場で紹介されたスライドは,ジャンプなどの基本アクションの説明に多くが割かれており,確かにマリオやソニックを参考している様子。ただ,肝心のゲーム内容があまりイメージできず,なんだか企画会議に紛れ込んでしまったかのような錯覚を覚えてしまった。
しかし韓国では2009年の第2四半期にクローズドβテストを予定しているそうなので,それなりに開発作業は進んでいるようだ。
もう少し時間が経てば,さらに詳しいゲーム内容が明らかになることだろう。
- 関連タイトル:
フリスタ!ソウル -Street Basketball-
- 関連タイトル:
Freestyle Football
- 関連タイトル:
Catch Louise
- 関連タイトル:
5! Family
- 関連タイトル:
Freestyle Manager
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