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  • 発表日:2003/10/23
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9500 GT&9800 GTをサポートする公式β版「GeForce Driver 177.79」公開
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印刷2008/07/30 11:19

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9500 GT&9800 GTをサポートする公式β版「GeForce Driver 177.79」公開

 「GeForce 9500 GT」の発表,そして「GeForce 9800 GT」搭載グラフィックスカードのリリースに合わせて,NVIDIAは両GPUをはじめとしたGeForce 8以降のデスクトップPC向けGPUおよびグラフィックス機能統合型チップセットをサポートする公式β版グラフィックスドライバ「GeForce Driver 177.79 Beta」を公開した。対応OSはWindows XPおよび32/64bit版Windows Vista。すぐに入手したい人は,下に示したリンクを利用してほしい。

Windows XP用GeForce Driver 177.79 Beta(70.3MB)
32bit版Windows Vista用GeForce Driver 177.79 Beta(61.3MB)
64bit版Windows Vista用GeForce Driver 177.79 Beta(78.0MB)

 「GeForce 8以降のGPUをサポート」と聞くと,日本時間2008年6月26日に公開されたバージョンにおけるGeForce PhysX対応が,ついに公約どおり,GeForce 8〜GeForce GTX 200までに広がったのかと思いがちだが,NVIDIAいわく「(GeForce PhysXは)サポートしていない」。実際,ドライバダウンロードページのリリースハイライトにも,PhysXに関するコメントはない。GeForce 9500 GTやGeForce 9800 GTをサポートする“ついで”に,GeForce 8世代以降のユーザーに向けたバグフィックスを提供した,といったくらいに理解しておくのが正しそうである。

 さて,そんなバグフィックスは以下のとおり。それほど多くないため,リリースノートに掲載されていた全項目の和訳を試みたので,興味のある人は参考にしてほしい。

●GeForce Driver 177.79 Betaで解決した問題(Windows XP)
  • GeForce GTX 280/260搭載環境で,「Call of Duty 4」および「Counter-Strike」(※Counter Strike: Source」ではないかと思われるが詳細は不明)でゲームが引っかかるような挙動を示す問題

●GeForce Driver 177.79 Betaで解決した問題(32bit版Windows Vista)
  • GeForce GTX 280/260搭載環境で,「Call of Duty 4」および「Counter-Strike」(※Counter Strike: Source」ではないかと思われるが詳細は不明)でゲームが引っかかるような挙動を示す問題
  • GeForce 9800 GX2搭載環境で,高解像度(※詳細は不明)に設定され,かつアンチエイリアシングが有効になっていると,「Sid Meier's Civilization IV」で,マップをズームアウトした後に画面が白くちらつく問題
  • GeForce 9800 GX2およびGeForce 8800 GTX搭載のマルチディスプレイ環境で,シングルディスプレイモードからマルチディスプレイモードに切り替えた後,保存されたプロファイルを読み出そうとすると,NVIDIAコントロールパネルがクラッシュする問題
  • GeForce 9600 GT搭載環境で,解像度を1600×1200ドット,アンチエイリアシングを8x AAに設定すると,DirectX 10版「PT Boats: Knights of the Sea」でテクスチャの表示がおかしくなる問題
  • GeForce 9600 GTおよびGeForce 8600 GTSのSLI構成時に,SLIモードを有効にした状態で「Crysis」をプレイしているときに解像度設定を変更すると,空の表示がおかしくなる問題(※NVIDIAは,いったんゲームを終了してから解像度設定を変更することを推奨している)
  • GeForce 9600 GTおよびGeForce 6600のSLI構成時に,可視化する設定を行っても,「Prey」でSLIロードバランサのバーが表示されない問題

●GeForce Driver 177.79 Betaで解決した問題(64bit版Windows Vista)
  • GeForce 9800 GX2搭載環境で,高解像度(※詳細は不明)に設定され,かつアンチエイリアシングが有効になっていると,「Sid Meier's Civilization IV」で,マップをズームアウトした後に画面が白くちらつく問題
  • GeForce GTX 280/260のSLI構成時に,DirectX 10版デモ「Medusa」で,キャラクターが石に変わり始めるとき,輝くエフェクト(glow effect)が適用される間に,画面がちらつく問題
  • GeForce 9800 GX2のQuad SLI構成時に,Quad SLIを有効化すると,「Painkiller: Overdose」でゲームが定期的に遅くなる問題
  • GeForce 9800 GX2のQuad SLI構成時に,SLIの有効/無効を繰り返すと,デスクトップの表示がおかしくなる問題
  • GeForce 9600 GTおよびGeForce 8600 GTSのSLI構成時に,SLIモードを有効にした状態で「Crysis」をプレイしているときに解像度設定を変更すると,空の表示がおかしくなる問題(※NVIDIAは,いったんゲームを終了してから解像度設定を変更することを推奨している)
  • GeForce 9600 GTおよびGeForce 6600のSLI構成時に,可視化する設定を行っても,「Prey」でSLIロードバランサのバーが表示されない問題

 というわけで,全体としては小粒なアップデートだ。基本的には,上に示した問題に悩んでいた人や,GeForce 9500 GT/9800 GTカードを購入した人向けといっていいだろう。いま利用中のGeForce Driverでとくに不満がないのなら,見送ってもそう大きな問題にはならないように思われる。
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