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NVIDIA,GeForce Driver「Release 260」世代を予告〜インストーラ刷新に性能向上,3D Vision&Blu-ray周りの機能追加がトピック
それによると,Release 260世代では,以下のような改善が図られているという。
- ドライバインストーラ刷新
- GeForce GTX 400シリーズに向けたパフォーマンス最適化
- 3D Blu-ray新規対応およびBlu-ray再生時のサウンド周りの強化
- 3D Visionおよび3画面出力周りの強化
●GeForce Driver Release 260の新要素
・インストーラおよびドライバのアップデート
- 「Express」および「Custom」のインストールオプション追加
〜Expressはワンクリックインストール。Customは,セットアップされている既存のドライバをいったんアンインストールするクリーンインストール機能と,PhysXや3D Visionといった追加ドライバをインストールするかどうかを選べる機能を利用できる - マルチGPU構成のPCにおけるドライバインストール速度の向上
- 「PhysX System Software」が9.10.0513に
- Windows 7環境におけるDirectX 7&9ゲームタイトルとの互換性向上
〜例としては「Falcon 4.0: Allied Force」「Gothic」「Gothic II」「Independence War 2: Edge of Chaos」「Microsoft Links 2003」「X2:Wolverine's Revenge」が挙げられているが,具体的に何が改善されているかは明らかになっていない - NVIDIAコントロールパネルの「Set up multiple displays」ページに,ドラッグアンドドロップ式の調整機能を追加
- SLIシステムに向けた3画面表示機能「NVIDIA Surround」のセットアップウィザードをアップデート
- 「3D Vision Surround」の対応ゲームリストを更新
- 「Firefox 4」および「Google Chrome」における3D Visionストリーミングの新規対応
- BenQ製ディスプレイ「X2410」およびNEC製ディスプレイ「F23W2A」における3D Visionの新規対応
- ソニーの「3Dスイープパノラマ」フォーマット対応
〜「3D Photo Viewer」で対応 - 「Drakensang: The Dark Eye」「Mafia II」「StarCraft II: Wings of Liberty」「Supreme Commander」「Trine」に向けた3D Visionプロファイルのアップデート
- HDMI 1.4接続で3D立体視対応テレビと接続する必要あり
- Cyberlink,ArcSoft,Sonic Solutions(Roxio),Corel製の対応プレイヤーソフト必須
- GeForce GTX 460&GTS 450搭載環境で,Blu-ray再生時のDTS HD Master AudioおよびDolby TrueHD形式のビットストリーム出力新規対応
- GeForce 400シリーズおよびGeForce GT 240&220,GeForce 210搭載環境で,24bit/96kHzもしくは24bit/192kHz設定でのマルチチャネルサラウンド出力新規対応
●GeForce Driver Release 260におけるパフォーマンス向上
(※比較対象はRelease 256世代,スコア向上率はGeForce GTX 460シリーズのもの)
- 「3DMark Vantage」の「Performance」プリセットでSLI構成時に最大9%(※ただしレビュワーズガイドでは「3DMark Vantageで5%」という曖昧な表記になっている)
- 「Aliens vs. Predator」でシングルカード構成時に最大9%,SLI構成時は同7%
- 「Battlefield: Bad Company 2」でSLI構成時に最大15%
- 「Colin McRae: DiRT 2」でシングルカード構成時に最大11%
- 「Crysis Warhead」で,SLI構成時に最大12%
- 「Far Cry 2」でシングルカード構成時に最大13%
- 「Metro 2033」でシングルカード構成時に最大7%
- 「S.T.A.L.K.E.R.: Call of Pripyat」でシングルカード構成時に最大12%,SLI構成時に最大11%(※ただしレビュワーズガイドでは「S.T.A.L.K.E.R.: Call of Pripyatで14%」という曖昧な表記になっている)
- 「StarCraft II: Wings of Liberty」でSLI構成時に最大19%(※ただしレビュワーズガイドでは「StarCraft IIで10%」という曖昧な表記になっている)
- 「The Chronicles of Riddick: Assault on Dark Athena」でシングルカード構成時に最大22%,SLI構成時に最大29%
- 「Tom Clancy's H.A.W.X」でSLI構成時に最大12%
原稿執筆時点で,NVIDIAのドライバダウンロードページには上がっていないが,GeForce GTS 450が発表された以上,ドライバも程なく入手可能になるはず。興味を持った人は,NVIDIAの公式Webサイトをマメにチェックしておくといいかもしれない。
→NVIDIA日本語公式Webサイトのドライバダウンロードページ
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