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「GeForce 368.22 Driver」公開。Release 367世代初の公式最新版は「Overwatch」と「World of Tanks」「War Thunder」最適化済み
GeForce.comの当該記事と英文リリースノートによると,Release 387世代初の公開版にして新しいWHQL(Windows Hardware Quality Labs,ウィクル)通過版となる今回のドライバを導入することで,GeForce ExperienceからOverwatchに向けたグラフィックス設定の自動最適化が可能になるという。
また,「World of Tanks」と「War Thunder」向けとなるGeForce Experience側の最適化も進んでいるとのことだ。
すぐに入手したい人は,GeForce Experienceか,下に示したリンクを利用してほしい。なお,今回のRelease 367世代をもって,デスクトップPC向けドライバにおけるWindows Vistaサポートは終了したようで,その名前が対応OSの一覧から消えている。
→64bit版Windows 10用GeForce 368.22 Driver(351MB)
→32bit版Windows 10用GeForce 368.22 Driver(276MB)
→64bit版Windows 8.x・7用GeForce 368.22 Driver(349MB)
→32bit版Windows 8.x・7用GeForce 368.22 Driver(275MB)
→ノートPC向けの64bit版Windows 10用GeForce 368.22 Driver(351MB)
→ノートPC向けの32bit版Windows 10用GeForce 368.22 Driver(276MB)
→ノートPC向けの64bit版Windows 8.x・7用GeForce 368.22 Driver(349MB)
→ノートPC向けの32bit版Windows 8.x・7用GeForce 368.22 Driver(275MB)
→4Gamerの最新ドライバリンクページ
少し興味深いのは,今回の368.22ドライバが「GeForce GTX 1080」をサポートしていないところである。
GeForce Driverは基本的に「より新しいリリースは古いリリースのアップデート内容を含む」という仕様になっている。そして,レビュワー向けドライバである「GeForce 368.13 Driver」でGeForce GTX 1080のサポートは実現されているため,368.22ドライバは本GPUをサポートしているのが自然なのだが,そうなっていないのだ。わざわざサポートを落としたということは,5月27日22:00予定となっている販売解禁に合わせて,「GeForce GTX 1080最適化版ドライバ」を出すということなのだろう。
話を戻すと,OverwatchおよびWorld of Tanks,War Thunderに向けた最適化を除き,386.22ドライバにおけるアップデート内容は極めて小粒なものとなっている。公式最新版である以上,3タイトルのプレイヤーか否かを問わず,自己責任での導入を検討すべきで,とくにOverwatchのプレイヤーには強くお勧めしたいが,一方Overwatchをプレイする予定がないなら,27日22:00までひとまず様子見というのも悪くないように思われる。
## 以下,GeForce.comの関連記事および英文リリースノートまとめ ##
●GeForce 368.22 Driverの対応製品
- デスクトップPC向けGeForce GTX TITANシリーズ
- デスクトップPC向けGeForce GTX 900シリーズ
- デスクトップPC向けGeForce GTX 700〜400シリーズ
- ノートPC向けGeForce 900M〜400Mシリーズ
●GeForce 368.22 Driverが統合するソフトウェアモジュール
(※比較対象はGeForce 365.19 Driver)
- GeForce Experience:2.11.3.5
- HD Audio Driver:1.3.34.4
- PhysX System Software:9.16.0318(←9.15.0428)
- Vulkan RT:記載なし(←1.0.11.1)
- CUDA:8.0
- nView:147.00
●GeForce 368.22 Driverにおける最適化
- 「Overwatch」および「World of Tanks」「War Thunder」最適化済み
●GeForce 368.22 Driverの新要素
・VR対応ヘッドマウントディスプレイに対するサポートポリシー変更
- Intel製CPUの統合型グラフィックス機能などといったNVIDIA製以外のGPUがNVIDIA製GPUと共存する環境において,Oculus VRの第3世代試作機「Crescent Bay」およびOpen Source Virtual Realityの「OSVR Hacker Development Kit」ではVRWorksのDirect Modeが動作しないよう仕様変更(※NVIDIAは,このようなシステムにおいてDirect Modeを利用したい場合,マザーボードのUEFI/BIOSから統合型グラフィックス機能を無効化するよう呼びかけている)
●GeForce 368.22 Driverで解決した問題(Windows 10)
- 「GeForce 364.72 Driver」でSLIを有効化して「Tom Clancy's The Division」を実行すると,プレイ開始後20〜30分してスタッター(stutter,カク付き)が発生する問題(※この項目は365.19にあったものと同じ。なぜ残っているのかは分からないが,前回のバグフィックスでは修正しきれなかったということなのかもしれない)
●GeForce 368.22 Driverで解決した問題(Windows 8.x・7)
- リリースノートに記載なし
- 関連タイトル:
GeForce Driver
- 関連タイトル:
オーバーウォッチ
- 関連タイトル:
World of Tanks
- 関連タイトル:
War Thunder
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