ニュース
「F1 23」や「Aliens: Dark Descent」に対応した「GeForce 536.23 Driver」リリース
NVIDIAによると,F1 23はGeForce RTXシリーズで利用できる超解像技術「DLSS 2」と内部遅延低減技術「NVIDIA Reflex」に対応。さらに,発売後のアップデートによって,GeForce RTX 40シリーズで利用できる最新の超解像技術「DLSS 3」にも対応するそうだ。
F1 23において,レイトレーシングによるシャドウやアンビエントオクルージョンを有効化すると,フレームレートは低下するが,GeForce RTXユーザーなら超解像技術によって,高いフレームレートで快適にプレイできると,NVIDIAは主張している。
一方のAliens: Dark Descentでは,GeForceシリーズによる明らかなメリットは謳われていない。NVIDIAが動作を確認したドライバソフトという理解でいいだろう。
そのほかにもGeForce 536.23 Driverでは,「G-SYNC Compatible Displays」に8製品が追加されたほか,「GeForce Experience」の最適化に7タイトルが加わった。ちなみに,G-SYNC Compatible Displaysにはパナソニック製のテレビ2製品が新たに追加されているものの,どちらも日本国内で販売されている型番ではない。日本のパナソニック製テレビユーザーに恩恵があるかどうかは不明だ。
ドライバのアップデートが自己責任となる点は理解してもらったうえで,すぐにでも入手したい人は,以下に示したリンクかGeForce Experienceを利用してほしい。
→Windows 11・64bit版Windows 10用GeForce 536.23 Driver(653.37 MB)
https://www.nvidia.co.jp/download/driverResults.aspx/205471/jp
→ノートPC向けのWindows 11・64bit版Windows 10用GeForce 536.23 Driver(653.37 MB)
https://www.nvidia.co.jp/download/driverResults.aspx/205503/jp
●GeForce 536.23 Driverの対応製品
- デスクトップPC向けGeForce RTX 40シリーズ
- デスクトップPC向けGeForce RTX 30シリーズ
- デスクトップPC向けGeForce RTX 20シリーズ
- デスクトップPC向けGeForce GTX 16シリーズ
- デスクトップPC向けGeForce GTX 10シリーズ
- NVIDIA TITAN RTX
- NVIDIA TITAN V
- NVIDIA TITAN Xp
- NVIDIA TITAN Xシリーズ
- デスクトップPC向けGeForce GTX 10シリーズ
- デスクトップPC向けGeForce GTX TITAN X
- デスクトップPC向けGeForce GTX 900〜700シリーズ
- ノートPC向けGeForce RTX 40シリーズ
- ノートPC向けGeForce RTX 30シリーズ
- ノートPC向けGeForce RTX 20シリーズ
- ノートPC向けGeForce GTX 16シリーズ
- ノートPC向けGeForce GTX 10シリーズ
- ノートPC向けGeForce 900M〜800Mシリーズ
- ノートPC向けGeForce MX 500シリーズ
- ノートPC向けGeForce MX 400シリーズ
- ノートPC向けGeForce MX 300シリーズ
- ノートPC向けGeForce MX 200〜110シリーズ
●GeForce 536.23 Driverが統合するソフト
- GeForce Experience:3.27.0.112
- HD Audio Driver:1.3.40.14
- PhysX System Software:9.21.0713
- NVIDIA RTX Desktop Manager:記載なし
- CUDA:12.2
- NVIDIA Control Panel(DCH):8.1.964.0
●GeForce 536.23 Driverの新要素
- 「F1 23」「Aliens: Dark Descent」に対応
- G-SYNC Compatible Displaysにディスプレイ8製品を追加(※G-SYNC Compatible Displaysの詳細ついては公式Webページを参照)
- GeForce Experienceの最適化に7タイトルを追加
●GeForce 536.23 Driverで解決した問題
- GeForce 531.41 Driver(※以降?)にアップデート後,「Microsoft Flight Simulator」をDirectX 12モードで実行すると,ゲームがランダムにクラッシュすることのあった問題
- 「Red Dead Redemption」が,ランダムに不安定となることのあった問題(※Red Dead RedemptionにPC版は存在しないので,「Read Dead Redemption 2」のことと思われる)
- NVIDIAコントロールパネルで垂直同期を「高速」(Fast Sync)に設定したにも関わらず,ディスプレイの最大リフレッシュレートにゲームのフレームレートが制限されることのあった問題
- GeForceシリーズを搭載するMicrosoft製「Surface Book」および「Surface Studio」において,バッテリー駆動時に(※GPUの?)クロックが最小に固定されることのあった問題
- GeForce 535.98 Driverにアップデート後,マルチディスプレイ構成でAdaptive Sync対応ディスプレイを使用している環境でG-SYNCを有効にすると,一部のディスプレイがランダムに点滅することのあった問題
- 写真編集アプリ「ON1 Photo RAW」がクラッシュすることのあった問題
●GeForce 535.98 Driverにおける既知の不具合
- Windows用システム遅延計測ツール「LatencyMon」で,「DPC Latency」が増加しているように見えることがある。DPCとは,「Deferred Procedure Call」の略で,Windowsにおけるタスクと割り込み処理の優先度を調整する仕組みのひとつ。DPCの遅延が大きくなると,リアルタイム処理に支障をきたして,たとえば音が途切れたり,フレームがカクついたりという問題が起きる
- GeForce Experienceで「Freestyle」フィルタを適用すると,ゲームがクラッシュすることがある
- 関連タイトル:
GeForce Driver
- この記事のURL:
Copyright(C)2011 NVIDIA Corporation