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「HITMAN 3」に最適化した「Radeon Software 21.1.1」がリリース
ここ数年のRadeon Softwareは,年末に大型アップデートを実施して,翌年には「Adre
いずれにしも,2021年1月初回のリリースとなったAdrenalin 2020 21.1.1は,WHQL(Windows Hardware Quality Labs,ウィクル)未通過の「Optional」(随意選択)版である。トピックは1月20日に発売となったシリーズ最新作「HITMAN 3」への最適化だ。
AMDによるとAdrenalin 2020 21.1.1は,HITMAN 3を4K解像度,グラフィックス品質設定Ultraでプレイした場合,Radeon
なお,Radeon
そのほかにもAdrenalin 2020 21.1.1では,NVIDIAがGeForce RTXシリーズ向けのデモンストレーションとして配布している名作FPS「Quake II」のリアルタイムレイトレーシング版「Quake II RTX」への対応が行われた。ライバルのデモへの対応は,GeForce Driverの動向をチェックしていなかったRadeonユーザーにとって意外に感じるかもしれない。
4Gamerでは既報だが,Quake II RTXはVersion 1.4.0から業界標準規格のひとつであるVulkan Ray Tracingに対応し,原理的にはGPUに依存せずにプレイできるようになっている。そのため,AMD側もRadeon RX 6000シリーズで動作検証を行って対応したわけである。
AMDはゲーマーに対してOptional版ドライバの導入を推奨しているので,対象のGPUやAPUを使っているのであればAdrenalin
→AMDのドライバダウンロードページ
https://www.amd.com/ja/support
→4Gamerの最新ドライバリンクページ
https://www.4gamer.net/games/999/G999902/FC20110422001/
いつもどおり,英文のリリースノートから,新機能を含めたポイントをまとめておこう。
### 以下,英文リリースノートまとめ ###
●Adrenalin 2020 21.1.1の対応GPU
- Radeon RX 6000シリーズ
- Radeon RX 5000シリーズ
- Radeon VII
- Radeon RX Vegaシリーズ
- Radeon RX 600・500・400シリーズ
- Radeon Pro Duo
- Radeon R9 Furyシリーズ
- Radeon R9 300・200シリーズ
- Radeon R7 300・200シリーズ
- Radeon R5 300・200シリーズ
- Radeon HD 8500以上のRadeon HD 8000シリーズ
- Radeon HD 7700以上のRadeon HD 7000シリーズ
- Radeon RX 5000Mシリーズ
- Radeon R9 M300・M200シリーズ
- Radeon R7 M400・M300・M200シリーズ
- Radeon R5 M300・M200シリーズ
- Radeon HD 8500M以上のRadeon HD 8000Mシリーズ
- Radeon HD 7700M以上のRadeon HD 7000Mシリーズ
●Adrenalin 2020 21.1.1の対応APU
- Ryzen 4000Gシリーズ
- Ryzen 3000Gシリーズ
- Ryzen 2000Gシリーズ,Athlon 200GEシリーズ
- Ryzen PRO 2000Gシリーズ,Athlon PRO 200GEシリーズ
- A-Series APUs with Radeon Graphics
- Pro A-Series APUs with Radeon Graphics
- Ryzen Mobile Processors with Radeon Vega Graphics,
Athlon Mobile Pro ces sors with Radeon Vega Graphics - Ryzen PRO Mobile Processors with Radeon Vega Graphics,
Athlon PRO Mobile Proces sors with Radeon Vega Graphics - ノートPC向けFX-Series APUs with Radeon Graphics,
A-Series APUs with Radeon Graphics - ノートPC向けA-Series PRO APUs with Radeon Graphics
- Sempron Series APUs with Radeon R3 Graphics
- E2-3000シリーズ以降のE-Series APUs with Radeon R2 Graphics
- A4-5000番台のAMD A4-Series APU for Desktop
- A4-5000番台のAMD A4-Series APU for Laptop
- E2-3000シリーズ以降のE-Series APUs with Radeon R2 Graphics
●Adrenalin 2020 21.1.1が統合するコンポーネント(※比較対象はAdrenalin 2020 20.12.1)
- Display Driver Package:20.45.27.02-210118a-363193E
-Rad eon Soft ware Adre nalin 2020 (←20 .45 .01 .28 -201 204a -361 901C -Rad eon Soft ware Adre nalin 2020) - Radeon Settings:2021.0118.2234.40618(←2020.1204.0703.12704)
- 2D Driver:8.1.1.1634
- Direct3D:9.14.10.01471
- OpenGL:26.20.11000.14758(←26.20.11000.14757)
- OpenCL:記載なし
- Mantle:記載なし
- Mantle API:記載なし
- Audio Driver:10.0.1.16
- Vulkan Driver:2.0.168
- Vulkan API:1.2.159
●Adrenalin 2020 21.1.1おける最適化
- HITMAN 3への最適化
●Adrenalin 2020 21.1.1における新要素
- Quake II RTXに対応
●Adrenalin 2020 21.1.1で解決した問題
- 「Radeon ReLive」による録画やストリーミングの実行を知らせるオーバーレイインジケーターの位置が,デフォルトにリセットされることのあった問題
- 「Performance Metric Overlay」のサイズが断続的にリセットされたり,タスク切り替え後にRadeon Softwareで設定した値と一致しなくなったりすることのあった問題
- Radeon Softwareインストール時にバージョンのリリース日時が誤って表示されることのあった問題
- HDRを有効にすると,動画再生中にPerformance Metric Overlayの表示がちらつくことのあった問題
- 「Grand Theft Auto V」のゲーム設定で「Reflection MSAA」を有効にすると,反射が描画されないことのあった問題
- 「PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS」でゲームを終了しても,Radeon
Soft ware上のセッションタイマー(※ゲームの実行時間を計測するタイマー)が続行されてしまうことのあった問題 - 「DOOM Eternal」においてゲーム中にストリーミングのオーバーレイを有効にするとゲームがクラッシュすることのあった問題
- Radeon RX VegaシリーズでRadeon ReLiveを使って録画したコンテンツがトリミングされて表示されたり,不正な解像度で録画されることのあった問題
- Samsung Electronics(以下,Samsung)製液晶ディスプレイ「Odyssey G9 C49G95T」で解像度を5120×1440ドット,リフレッシュレート240Hzに設定すると,表示が破綻することのあった問題
- RDNAアーキテクチャのGPUで,Radeon Softwareにおける異方性フィルタリングの設定がDirectX 9対応アプリケーションで有効にならないことのあった問題
- Radeon RX 6000シリーズをScepter製「C」シリーズやSamsung製Odyssey G9シリーズなど一部のディスプレイに接続すると,断続的に黒い画面が表示されることのあった問題
- PolarisアーキテクチャのGPUやRadeon Vegaシリーズで「Oculus Link」を使用すると,クラッシュすることのあった問題
●Adrenalin 2020 21.1.1における既知の問題
- Radeon FreeSyncを有効化して,ゲームをボーダーレスフルスクリーンで実行すると,一部のゲームタイトルやアプリケーションでチラツキが発生することがある
- Radeon RX Vegaシリーズに2台のディスプレイを接続し,少なくとも1台のディスプレイを高リフレッシュレートに設定すると表示のチラツキや破綻が生じることがある
- 「Metro Exodus」でDirectX Raytracingを有効にすると,ゲームがクラッシュすることがある
- Radeon HD 7800シリーズでRadeon ReLiveの録画やストリーミング機能が有効にできないことがある
- オーバークロックツール「MSI Afterburner」使用時に画面がちらつくことがある
- 一部のゲームやシステム構成で「Enhanced Sync」を有効にすると,画面が黒くなることがある。Enhanced Syncを無効にすれば,この問題を一時的に回避できる
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AMD Software
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