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「ドラゴンズドグマ 2」対応の「AMD Software 24.3.1」リリース
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印刷2024/03/22 18:55

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「ドラゴンズドグマ 2」対応の「AMD Software 24.3.1」リリース

 米国時間2024年3月20日,AMDは,Radeon GPUおよびAPU向けのドライバソフト「AMD Software Adrenalin Edition 24.3.1」(以下,Adrenalin 24.3.1)をリリースした。WHQL(Windows Hardware Quality Labs,ウィクル)通過版となるAdrenalin 24.3.1は,新作への対応や,多数の不具合を修正したドライバだ。
 なお,Polaris/Vega世代向けのドライバソフトも同時にリリースされているが,そちらは不具合修正のみとなっている。

画像集 No.001のサムネイル画像 / 「ドラゴンズドグマ 2」対応の「AMD Software 24.3.1」リリース
 Adrenalin 24.3.1で対応を謳っているのは,カプコンのアクションRPG「ドラゴンズドグマ 2」,PlayStation 5/4向けアクションRPGのPC版「Horizon Forbidden West Complete Edition」,そして3月27日リリース予定の新作タワーディフェンス型FPS「Outpost: Infinity Siege」の3作品だ。いずれもとくにパフォーマンス向上は謳われていない。

 また,Adrenalin 24.3.1ではワンクリック最適化機能「HYPR-RX」対応タイトルに4タイトルが追加されたほか,「World of Warcraft」や「Starcraft II」などで生じていた不具合が修正されている。
 Polaris/Vega世代向けのAdrenalin 24.3.1においては,重大性が高かったAPU製品における「Microsoft Teams」の不具合修正が行われた。Polaris/Vega世代の統合GPUを搭載したAPU製品を,現役として利用しているユーザーは多いので,同問題に悩まされていた人には朗報だろう。

 なお,Microsoftが3月11日にDirectX 12の新機能である「Work Graph」を含むソフトウェア開発キット「Agility SDK 1.613」をリリースしたのに合わせ,AMDは対応ドライバ「AMD Software Adrenalin Edition 23.40.14.01」(以下,Adrenalin 23.40.14.01)をリリースした。
 今回のAdrenalin 24.3.1は,Agility SDK 1.613には対応していないので,新機能を試したい開発者は,Adrenalin 23.40.14.01のほうを利用してほしい。なお,Adrenalin 23.40.14.01はRDNA世代以降に対応するドライバソフトだが,Work Graphには「RDNA 3世代の単体GPU」が必要である。

 Work Graphの詳細は,GDCの記事を参照してほしいが,提唱したのがAMDということもあり,対応には力が入っているようだ。AMDが主催するオープンプロジェクト「GPUOpen」に丁寧なチュートリアルが掲載されているので,より詳しく知りたい人は参照するといいだろう。

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 米国時間2024年3月18日に行われたGDC 2024の技術セッションにおいて,AMDとMicrosoftは共同で,DirectX 12の新機能「Work Graph」を発表した。本稿では,Work Graphとは何で,どのような利点をもたらすのかを解説したい。

[2024/03/20 15:10]

### 以下,英文リリースノート(現行世代GPU向けPolaris/Vega世代GPU向け)まとめ ###

●Adrenalin 24.3.1の対応GPU
  • Radeon RX 7000シリーズ
  • Radeon RX 6000シリーズ
  • Radeon RX 5000シリーズ
  • Radeon VII
  • Radeon RX Vegaシリーズ
  • Radeon RX 600・500・400シリーズ
  • Radeon Pro Duo
  • Radeon RX 7000M/7000Sシリーズ
  • Radeon RX 6000Mシリーズ
  • Radeon RX 5000Mシリーズ
  • Radeon 600シリーズ(OEM向け)
  • ※Radeon VII以下の製品ではドライバソフトが異なる

●Adrenalin 24.3.1の対応APU
  • Ryzen 7000シリーズ
  • Ryzen 6000シリーズ
  • Ryzen 5000Gシリーズ,Ryzen PRO 5000シリーズ
  • Ryzen 4000Gシリーズ,Ryzen PRO 4000シリーズ
  • Ryzen 3000シリーズ,Ryzen PRO 3000シリーズ
  • Ryzen 2000シリーズ,Ryzen PRO 2000シリーズ
  • Athlon PRO 200GEシリーズ
  • Ryzen Mobile Processors with Radeon Graphics
  • Athlon Mobile Processors with Radeon Graphics
  • Ryzen PRO Mobile Processors with Radeon Graphics
  • Athlon PRO Mobile Processors with Radeon Graphics
  • Radeon 600シリーズ(Ryzen 6000 APU)
  • ※Ryzen Mobile Processors with Radeon Graphics以下の製品ではドライバソフトが異なる

●Adrenalin 24.3.1における最適化
  • 記載なし

●Adrenalin 24.3.1における新要素
  • 「ドラゴンズドグマ2」「Horizon Forbidden West Complete Edition」「Outpost: Infinity Siege」に対応
  • HYPR-RX対応タイトルに4タイトルを追加

●Adrenalin 24.3.1で解決した問題
  • 一部のゲームで「AMD Fluid Motion Frames」(AFMF)を有効化すると,わずかなカクつき(スタッター)が生じることのあった問題
  • Radeon RX 7900シリーズで「HELLDIVERS 2」をプレイ中に,断続的なドライバのタイムアウトやゲームのクラッシュすることのあった問題を改善(※マルチディスプレイ環境では依然として問題が生じる模様)
  • Radeon RX 7000シリーズで「StarCraft II」をプレイすると,断続的にドライバのタイムアウトやゲームのクラッシュが発生することのあった問題
  • Radeon RX 6800など一部のAMD製GPUにおいて,「World of Warcraft」のグラフィックスAPIに,DirectX 12を選択してプレイすると,起動時のロード時間が長くなることのあった問題
  • 「Radeon Boost」とレイトレーシングを有効化して「Dying Light 2 Stay Human: Reloaded Edition」をプレイすると,紫色の変色が見られることのあった問題
  • 「Cossacks 3」をプレイ中に一部のキャラクタが表示されなかったり,テクスチャが破損することのあった問題
  • 「Space Engineers」をプレイ中に,屋内の照明が点滅することのあった問題
  • Radeon RX 7900 GREにおいて,メモリチューニングの最大値が正しく表示されないことのあった問題
  • アクセント記号付きの文字を含むWindowsユーザー名で,シェーダキャッシュに失敗することのあった問題
  • ゲームが最小化されているとき,オーバーレイ表示のフレームレートの値が正しく表示されないことのあった問題
  • 一部のハイブリッドグラフィックス構成で,「Adobe Premiere Pro」のGPUアクセラレーション設定がグレーアウトするか,表示が間違っていることのあった問題(※Polaris/Vega世代を含む)
  • Topaz Labsの画像修正ソフト「Topaz Labs: AI Image Quality Software」で,Direct MLワークロードを実行しているときに処理速度が低下することのあった問題
  • Ryzen 5 PRO 6650Uなど一部のAMD製APUで,Microsoft Teamsを使用した会議中に断続的にループしたカメラ映像を表示することがある(※Vega世代のみ)

●Adrenalin 24.3.1における既知の問題
  • Radeon RX 7900 XTXなど一部のAMD製GPUを使用したデュアルモニタ環境で,「HELLDIVERS 2」をプレイすると断続的にドライバソフトがタイムアウトしたり,ゲームがクラッシュすることがある
  • Radeon RX 6000シリーズで「Lords of the Fallen」をプレイ中に,特定のエリアに入ると断続的にゲームがクラッシュすることがある(※Adrenalin 24.4.1で解決予定)
  • Radeon RX 6800などのAMD製GPUで,「SnowRunner」をプレイ中に,泥の環境などに入ると画面にゴミ(アーティファクト)が表示されることがある(※Adrenalin 24.4.1で解決予定)
  • ストリーミングゲームプレイアプリ「Parsec」の仮想ディスプレイドライバがインストールされている一部のシステム構成で,AMD SmartAccess Videoが「使用可能」と誤ってリポートされることがある(※Adrenalin 24.5.1で解決予定)
  • AMD Softwareで,AV1コーデックを選択して録画すると,音声と動画が同期しないことがある(※2024年第3四半期を目処に解決予定)
  • アクセント記号付きの文字を含むWindowsユーザー名で,シェーダキャッシュが失敗することがある(※Polaris/Vega世代のみ)

  • 関連タイトル:

    AMD Software

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