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Razer，大型ドライバー採用の新型ヘッドセット「Kraken Pro V2」「Kraken 7.1 V2」を海外市場で発表

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2016/09/30 12:48

ニュース

Razer，大型ドライバー採用の新型ヘッドセット「Kraken Pro V2」「Kraken 7.1 V2」を海外市場で発表

編集部：小西利明

　北米時間2016年9月29日，Razerは，ゲーマー向けヘッドセットKrakenシリーズの新製品として，アナログ接続型の「Razer Kraken Pro V2」と，バーチャルサラウンド機能を備えたUSB接続型の「Razer Kraken 7.1 V2」を発表した。
　50mm径のスピーカードライバーと，一体成形のアルミ製アーム，そして長時間のゲームプレイでも疲れにくいよう改良したというヘッドバンドとイヤーパッドの採用が特徴で，これらを根拠にRazerは，新型Krakenをe-Sportsプレイヤーおよびコアゲーマー向けと位置づけている。
　両製品とも世界市場での発売は2016年10月の予定であるが，Kraken Pro V2のみ，北米市場向けの予約受け付けが始まっている。直販価格は順に79.99ドル，99.99ドル（税別）だ。

Kraken Pro V2

Kraken 7.1 V2

　従来のKrakenでは40mm径のスピーカードライバーを採用していたので，一般論に従えば，新世代Krakenのダイナミックレンジはより広がることになるだろう。
　外観上の大きな変更点ともなる一体成形のアルミ製アームは，当然のことながら，従来よりも耐久性と柔軟性に優れることとなる。Razerによれば，曲げたり荷重をかけたり，汗で濡れたりしても簡単に壊れることがなくなったという。
　また，ヘッドバンドは頭を締め付ける力を弱めているほか，イヤーパッドも柔軟で遮音性にも優れた素材に変更しているそうだ。標準の円形イヤーパッドだけでなく，別売りオプションとして楕円形（Oval shaped）のイヤーパッドも用意するそうなので，これはおそらく，Razer Storeで販売されることになるはずだ。

ヘッドバンドはアルミ合金を採用し，頑丈かつ柔軟な壊れにくいものになったという。イヤーパッドも，従来モデルより肉厚なものに変わっている

Kraken 7.1 V2の左側面。Razerのシンボルマークは，Chroma機能により発光色や発光パターンをカスタマイズできる

　USB接続タイプのKraken 7.1 V2は，マイク部分にアクティブノイズキャンセリング機能を搭載したのもポイントだ。ただ，ノイズキャンセリング機能を利用できるのは，PCと接続し，統合ソフトウェア「Razer Synapse」から設定したときのみとなる。Kraken 7.1 V2はPCのほか，MacとPlayStation 4にも対応するので，この点は押さえておきたいところだ。

　Razerの主力ヘッドセットといえるKrakenシリーズを一新する製品ということで，，国内販売が始まれば，ゲーマーの注目を集めることになるだろう。続報に期待したい。

●Kraken Pro V2の主なスペック