［韓国ゲーム事情＃475］「テイルズランナー」30人競走モードが人気 日本独自マップにも注目

Kimの韓国最新PCゲーム事情＃475

「テイルズランナー」30人競走モードが人気 日本独自マップにも注目（2006/1/31）

Text by Kim Dong Wook特派員

　日本では明日2月1日にクローズドβテスター募集が締め切りとなる「テイルズランナー」だが，すでに韓国では，「Kart Rider」と並んでオンラインレースゲームジャンルの中で大きな人気を集め，話題になっている。

　デベロッパRHAON EntertainmentおよびパブリッシャNOWCOMによると，テイルズランナーの同時接続者数は，すでに2万5000人を突破しているという。オンラインレースゲームでは珍しい「人が直接走る」という特徴が，低年齢層を含むライトゲーマー達に受けているようだ。
　また，同作のゲームモードとしては，「30人競争モード」がとくに好評とのこと。30人競争モードでは，画面奥から追いかけてくるモンスターを背に，画面手前方向へ走ることになるので，コースの先が確認しづらく，緊張感のあるレースが楽しめる。
　本作は，「走る」ことがメインアクションとなるシンプルな作品なので，飽きがくるのも早いのではないか？　と考える人もいるだろう。しかし実際には，テンポのいいレース展開や，多人数レースがもたらす興奮が病みつきとなり，テイルズランナーのトリコになるプレイヤーが続出しているのである。

　なお本作には，童話コンセプトのマップが収録されているが，日本のクローズドβテストからは，日本の有名な民話である「雪女」をテーマとしたマップが用意される。雪女マップでは，スキーを利用してのレースが楽しめるそうなので，一風変わったゲーム性が期待できそうだ。
　テイルズランナー日本展開のプロジェクトマネージャーであるPark, Se Jin氏によれば，「雪女マップのほかにも，雪女マップ2を2月末頃に実装予定です。また上半期中（正式サービス時期）には，日本で最も親しまれている童話をテーマとした，スケールの大きいマップを公開/実装する予定です」とのこと。
　さらに，日本でのパブリッシャであるネッツジャパン社は，東京ミュージック＆メディアアーツ尚美と提携し，同作のオリジナルサウンドトラックを製作中だと明らかにしている。

　韓国だけでなく，日本でも幸先のいいスタートダッシュが決められそうな同作。クローズドβテスター募集の締め切りは，明日2月1日16時と目前に迫っているが，この記事を読んでいるのが「まだ間に合う」タイミングなら，4Gamer枠から応募してみてはいかがだろうか。