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「パックマン×ボンバーマン」「高橋名人と塊魂」などのコラボゲームも登場。ディーツー コミュニケーションズが6月23日に「ドコデモゲーム」のサービスを開始
ドコデモゲームは,ユーザーがニックネームと性別を入力するだけで,基本無料(一部有料のゲームを含む)で各種のFlashゲームやブラウザゲームなどをプレイできる“ゲームコーナー”だ。
ドコデモゲームの大きなポイントの一つは,往年の人気ゲームタイトルや,人気キャラクターをフィーチャーした「コラボレーションゲーム」を提供するという点。
30代以上のゲーマーと若い世代の双方に訴求する内容を目指しているとのことで,発表会場では,23日から提供されるタイトルとして,ハドソンとバンダイナムコゲームスのコラボによる「パックマン×ボンバーマン」「高橋名人と塊魂」,およびウォルト・ディズニー・ジャパンとのコラボによる「Disney ぬいぐるみキャッチャー」「スティッチ ボンバーマン」(仮題,7月末〜8月提供予定)が紹介された。
会場では,ローソンの「Lチキ」をモチーフにしたゲーム「Lチキ フィーバー」が紹介された。このゲームは流れてくるLチキをタイミングよくバンズに挟んでいくという内容で,高得点を出した先着5万名に,Lチキ各種の30円引きクーポンがプレゼントされるとのこと。
またドコデモゲームは,NTTドコモの公式コンテンツ「iアバター」と連動しており,自分のアバターをランキングに表示させることや,あるいは一部のゲームで自分のキャラクターとして操作することが可能となっている。
発表会場では,ディーツー コミュニケーションズ 取締役副社長の櫻井隆之氏が登壇し,「ドコデモゲームは,人気の高いゲームやキャラクターを前面に打ち出したプレミア性の高いサービスや,クーポン配布などの付加価値により,これまでゲームにあまり親しんでこなかった人にも十分楽しめる内容にしていきたい」との挨拶を述べた。
続いてディーツー コミュニケーションズ ドコモメディア事業本部長の鈴木登志夫氏が,ドコデモゲームのビジョンとサービス概要を説明した。
その中で,先述の「コラボレーションゲーム」「とくするゲーム」のほか,10〜20代に馴染みの深い基本無料のFlashゲームや,育成ゲームのように一人でジックリ遊べるタイトルを取り揃えていくと発表した。
櫻井隆之氏(ディーツー コミュニケーションズ 取締役副社長) |
鈴木 登志夫氏(ディーツー コミュニケーションズ ドコモメディア事業本部長) |
その中で,モバイルゲームの成長率が落ち着いてきた一方,2008年以降,コミュニティ/SNSやゲームの普及に伴い,アイテム課金によるアバターや有料アイテムの販売が高い成長率を見せていると述べた。
今後の展望としては,Flashゲーム/ソーシャルアプリ開発のフットワークの軽さを利用した,世間でその時々に話題になっているキーワードを取り込んだ内容にしていきたいとコメントした。
柴田氏曰く,これまではハドソンの公式サイトにユーザーを誘導する形式を取っていたが,この数年で状況は大きく変わり,従来のようにただコンテンツを並べているだけでは,思うように売上が伸びなくなってきたという。
そこでドコデモゲームにコンテンツを提供して実際に遊んでもらうことで,ハドソンを知ってもらい,あらためて公式サイトに誘導できるようなフィードバックを狙っているとのこと。
また他社とのコラボレーションについては,通常のコンシューマゲームではハードルが高くなってしまうが,Flashゲームなら比較的簡単に実現できるということから,模索を始めたという。
なお「パックマン×ボンバーマン」では,ボンバーマンのプレイ中に特定のアイテムを取得すると,ゲームがパックマンに切り替わるという内容だそうだ。
もう一方の「高橋名人と塊魂」は,高橋名人が“塊”を転がしていく内容。往年の人気キャラと,近年リリースされた人気ゲームを組み合わせることで,幅広い層からの支持を期待しているようだ。
同氏は,ディズニーには「自分たちしかできないことを,さまざまな新しいプラットフォームを介して展開していく」という企業文化が強く存在していることを披露。
mixiアプリが2009年にアプリケーションプラットフォームをオープン化したことに伴う展開や,iPhoneやiPadへのコンテンツ提供と同様,ドコデモゲームにも注力していくと意気込みを見せた。
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