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  • 発表日:2006/07/27
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印刷2007/01/17 15:54

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Intel,次世代クアッドコアCPU「Penryn」の年内登場を予告

 Intelの日本法人であるインテルは,毎年1月に行っている年頭発表会を2007年も開催,その場で次世代クアッドコアCPU「Penryn」(ペンリン,開発コードネーム)を2007年内に出荷すると予告した。

吉田和正氏(インテル 代表取締役共同社長)。45nmプロセスは米オレゴンのプロセス開発ファブ「D1D」が研究を順調に進めており,米アリゾナの「Fab32」で量産開始予定という。2008年にはイスラエルの「Fab28」でも45nmが立ち上がるとした。ちなみに,氏が手に持っているのはCore 2 Quad
 年頭の挨拶を行ったインテルの吉田和正代表取締役共同社長は,Core 2 Duoが発売からわずか3か月で600万個販売され,Intelの歴史上,最も速いスピードで普及したことを指摘。クアッドコアCPU「Core 2 Extreme QX6700/2.66GHz」や「Core 2 Quad Q6600/2.40GHz」も登場したことで,CPUがマルチコア化したことによるメリットは,まさに2007年からエンドユーザーに届くようになるのではないかという見通しを示した。

 そしてPenrynだ。Core 2 Duoの製造プロセスが65nmなのに対して,Intelは現在45nmにフォーカスしているとし,45nmプロセスの量産体制が整ったタイミング,2007年後半に,同プロセスを採用したPenrynを投入するとした。現在はサンプルが出来上がって,これから「バリデーション」と呼ばれる,互換性などの検証作業に入るところ。そのため,具体的な時期は明かされなかったが,長期的な視野でPCの買い換えを検討している人は,Penrynという名前を頭の片隅に置いておくといいのではないだろうか。

 なお吉田氏は,2007年も引き続きWiMAXやモバイルWiMAXの推進にインテルが国内でリーダーシップを取っていく姿勢を確認してみせた。WiMAXに対するインテルの取り組みについては4Gamerでも何度かお伝えしているが,「日本が真のブロードバンド立国となり,人々の利便性が増すには,ワイヤレスが絶対的に重要。インテルはここに技術面で協力していきたい」(同氏)という。
 現在,ゲームにおけるワイヤレスネットワークの利用という観点では,ポータブルゲーム機や携帯電話が先行しているが,都市レベルをカバーするワイヤレスネットワークであるモバイルWiMAXが実用化されれば,「ノートPCでインターネットに接続し,通学通勤時にオンラインゲームをプレイする」というのが夢物語ではなくなる。その意味で,モバイルWiMAXやインテルの動きには,ゲーマーとして今後も注目していきたい。(佐々山薫郁)

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