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[GC 2006#82]演出面でのこだわりを感じるアクションRPG「Legend:Hand of God」
ゲームのスタイルは,アクションRPGとしては王道といえるハック&スラッシュタイプで,基本動作はマウスのみで可能。キャラクターの成長方向は,プレイヤーの進め方によって変化するタイプで,とった行動に関連するパラメータがアップしていく。
本作の一番の特徴は,戦う敵の大きさに合わせてアニメーションが変化する「シネマティックコンバットシステム」だ。こういったタイプのゲームでは,敵の大小に関係なくプレイヤーキャラクターは同じ動きをすることが多く,不自然なことも多かった。
デモプレイでは,主人公の倍近い大きさのトロールと戦っていたが,剣を下から上になぎ払うなど,きちんと相手のサイズに合わせた動きをしていた。さらにフィニッシュムーブもあるようで,敵のHPがゼロになったときにランダムで発動し,鮮やかな最後の一撃を加えて敵にトドメを刺す。
トロールの場合は,頭を飛び越えるような形で背中に飛び乗り,剣を垂直に突き刺すという動きをしていた。巨大な相手の膝ばかりを攻撃するなんていうことがなくなり,視角的にもで戦闘を楽しめるようになりそうだ。ハック&スラッシュタイプの場合,戦闘が作業的になってしまうことが多いので,このような工夫は嬉しいところだろう。
グラフィックスは,見てのとおり綺麗で,物理エンジンも採用されているので,キャラクターの動きに合わせて草がなびくなどといった細かな演出もあるとのこと。
本作はまだまだ開発初期段階ではあるが,グラフィックスなど基本部分はかなり良くできているように思える。ストーリーやゲームバランス次第ではかなり面白くなりそうだ。(noguchi)
- 関連タイトル:
Legend: Hand of God
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