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FPS「Alliance of Valiant Arms」,日韓最強クランの対決が実現! 「AVAれ祭2010〜秋葉原の陣〜」レポート
解説を務めたBRZRK氏。FPS歴は13年とのこと |
同じく解説のAVA プロデューサー 井上洋一郎氏 |
ASTRICKは,韓国でプロゲーマーを目指す人達で構成されたクランだ。韓国のAVAでは最強の爆破クランで,ここ最近の勝率は10割,つまり負け知らずだという。
会場では,最初に来場者が5人1チームとなってASTRICKに挑戦するチャレンジマッチが行われた。挑戦者としてエントリーしたのは4チームで,中には名前が読み上げられただけで会場がどよめく有名プレイヤーや,大会などにはあまり登場していないものの,高い実力を備えたクランのメンバーもいた。
チャレンジマッチは,5ラウンド3本先取した方が勝ち。加えて,挑戦者チームがASTRICKから1ラウンドでも取れば,クランチャンネル全体の獲得経験値と獲得補給値が30%アップ,2ラウンド以上取った場合はそれぞれ50%アップするという特典もついた。1試合目は1対3,2試合目は2対3と,挑戦者チームは勝てないながらも健闘し,見事特典を獲得。しかし,このあたりでASTRICKも緊張がほぐれたのか,残りの試合はスピードのある動きと,的確な囲い込みで圧倒的な強さを見せ,ストレート勝ちを決めた。
またQ&Aコーナーでは,日々の練習などに関してASTRICKのメンバーに質問が投げかけられ,ASTRICKが15人前後のクランで,大会メンバーは今回来日した5人に固定していること,さらにそのうち4人が共同生活を送っていることなどが明らかにされた。また,クランメンバーの選定には,プレイヤースキルよりも,コミュニケーションを取れるかどうかを重視しているという。そうやって普段からお互いに信頼を高め合うことが,ゲーム内でのチームワークにも繋がっていると,メンバー達は繰り返し主張していた。
使用機材に関しては,各自好みがあるようでバラバラだったが,サウンドボードはAVAに最適化されている「Sound Blaster X-Fi」シリーズで一致。さらにスナイパーはいつも決まった位置にいるのではなく,常に動きながらポイントを探すべきというアドバイスも紹介。実際,ASTRICKのメインスナイパーは,思いもよらないような隙間から狙撃のチャンスを狙う一方で,ハンドガンを手にした大胆な立ち回りを頻繁に見せ,会場を沸かせていた。
エキシビションマッチ終了後,解説のBRZRKさんは「完成度が高く,粗がない動き」とASTRICKを絶賛。またAVAのプロデューサーを務める井上洋一郎氏は,ASTRICKがチャレンジマッチなどで事前にウォーミングアップできたのに対し,ReGuLuSが試合直前まで調整に追われ緊張をほぐす暇がなかったことに触れ,「ASTRICKをアウェイにするつもりが,逆にReGuLuSの足を引っ張ってしまった」とコメントしていた。とはいえReGuLuSを始めとする来場者達が,ASTRICKのプレイから学んだものは決して少なくないはず。実力が高いクランのプレイを生で見られたというだけでも,価値のあったイベントといえるだろう。
エキシビションマッチを行ったReGuLuSとASTRICK |
会場には,実に多くのAVAプレイヤーが集まった |
「Alliance of Valiant Arms」公式サイト
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