プレイレポート
「クロスファイア」に「ゼノモード」が登場。最強のゴースト「ゼノ」と英雄「コマンダー」の戦いを体験してきた
「ゼノ」のスピードと「コマンダー」による逆転要素がプレイのポイント
ゼノモードは,オンラインFPSのいわゆるゾンビモードの一種である。ゾンビモードは,タイトルによってそれぞれバックストーリーや設定が異なるが,クロスファイアでは,まずラウンド開始時に“鬼”(ゾンビ)にあたる「ゴースト」が,参加プレイヤーの中からランダムで選出される。ゴーストは,ほかのプレイヤー(傭兵)を攻撃して倒すと“感染”させることが可能で,感染したプレイヤーはゴーストになってしまう。ラウンド中,すべての傭兵が感染するとゴースト側の勝利,逆にすべてのゴーストが倒されるか,制限時間終了時に一人でも傭兵が残っていれば傭兵側の勝利となる。
舞台となるのはヒーローモード専用マップ「ダークビレッジ」「マンション」。このほか,従来のパンデミックモードのマップも選択できる |
ダークビレッジではプレイヤーがガレージの屋上に集合した状態からスタートする。モタモタしていると,周囲が続々とゴースト化していく |
ゼノモードの特徴は,ラウンド開始時に選出される宿主ゴースト「ゼノ」が極めて強力な点にある。もともと,従来のゲームモードでも宿主ゴーストは体力が高めに設定されていたが,その中でもゼノは別格だ。電撃を放つ通常攻撃,威力の高い「ビッグショット」という2種類の攻撃手段を持つだけでなく,従来のゴーストよりも移動速度が1.5倍ほど速く,逃げる傭兵を容易に追い詰めたり,加速と防御力増加の効果を持つスキルまで使用できたりと,最強のゴーストの名に恥じない性能になっているのだ。
また,ゼノを含むゴーストは,銃撃によって体力がゼロになっても,復活するという特徴を持っている。近接攻撃でとどめをさせればゴーストはリスポーンできなくなるが,それはすなわち,ゴーストの攻撃の射程内に飛び込まなければならないということなので,ゴーストを全滅させて勝利するのはかなり厳しい。そもそも,移動速度の面で圧倒的にゼノが有利なので,逆に近づかれてあっという間に感染させられかねない。
ゼノでラウンドスタート。HPが高く簡単に倒されることはないので,序盤は非常にプレイしやすい |
高い移動速度を駆使して,逃げまどう傭兵を追い詰めることもできる。逆に傭兵側はゼノに狙われると絶望的だ |
ゼノの通常攻撃。右クリックで強攻撃もできるが,若干発動が遅い |
スキル使用でさらにスピードアップ。あっという間に傭兵との距離を詰めて感染させられる |
一方で,ゼノモードでは傭兵側にも「コマンダー」という逆転要素が加えられている。コマンダーは,傭兵側が残り1人になったときに変身可能となる特殊なキャラクターで,ゴーストの攻撃を受けても感染しない代わりに,体力の回復や復活は行えないという特徴を持つ。
コマンダーの武器は両手に持ったナイフのみ。銃は一切使えず,ゴーストの攻撃範囲内に飛び込んで二刀流でナイフを振り回すという,あまりに男らしいキャラクターとなっている。しかし,その攻撃力は非常に高く,普通のゴーストであれば軽く振っただけでサクサクと斬り倒せてしまうほどだ。うまくやればゼノを撃破することも可能なので,コマンダーになった人は傭兵側の最後の砦として奮戦してみよう。
まとめると,ゴースト側は強力なゼノを操作したり,とどめを刺そうと近寄ってくる傭兵を返り討ちにして次々にゴースト化していったりと,爽快感ある戦闘を楽しめる。一方で傭兵側は,周囲がゴーストだらけになって絶望的な状況にはなるものの,最後まで生き残ればコマンダーに変身できるという希望が与えられているので,逆にゴーストを蹴散らす側に回れるのが面白いところだ。ゼノモードには,一般的なゾンビモードの“鬼ごっこ”的なイメージとは少々異なる,スピーディなゲーム展開と起死回生の逆転要素が盛り込まれているので,実装後はその違いを確認してほしい。
「クロスファイア」公式サイト
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