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[GC 2007#042]ちょっとオツムの弱い金髪女性が主人公のコミカルアドベンチャー「So Blonde」
開発を手がけるのは,古参ゲームファンの間でも知る人ぞ知る「Broken Sword」シリーズに,リードデザイナーとして携わった,Steve Ince(スティーブ・インシ)氏がフランスで立ち上げたWizardBoxだ。
「金髪女は天然ボケ」という世の偏見(?)をゲームに活用し,ゲームのストーリーや会話文はもちろん,パズルやミニゲームにまでブラックユーモアがちりばめられた,ある意味ヨーロッパらしい作品だ。島に着いたばかりのときは「化粧してないと人と話せない」とばかりにメーキャップ道具を探し回るなど,奇想天外なパズルの数々に,首をかしげながらもニヤけてしまう。ミニゲームには古(いにしえ)のゲームウォッチ風のものが用意されていたりと,とにかくハチャメチャなノリがSo Blondeの魅力である。
ある程度島内を自由に散策できるノンリニア風の作りで,Broken Swordの第1作よりは2作めのノリに近い。プレイ時間は最初から最後までで20時間程度とのことだが,マルチエンディングで複数の結末が用意されているという。
発売は2007年11月の予定で,当初はドイツ語圏および英語圏(ヨーロッパ)へと投入される。グラフィックスもなかなかのものであり,バカバカしさに飽きが来ない程度にうまくまとめていれば,多くのファンを獲得することも不可能ではないだろう。(ライター:奥谷海人)
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So Blonde
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