連載
男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ / 第2回:「カードゲイムはDSに限る」
著者近影
ワイはゲイや! プロレスラーゲイや!
はーいやってまいりました「ゲイムヒヒョー ゼロ」の第2回。この連載は,早く強く高く飛び雲を裂き嵐を呼んで夢を勝ち取るゲイレスラー,人呼んで
……なんだけれども,この「自由に」っていうのがまた難しいのよね。何が難しいって,自由には責任がついて回るじゃない? だから,自分の好きなジャンルのゲイムだけプレイするというのは,何となく読者の皆様方に対する責任を果たしてない気がするのよ。人間は好きなことだけやって生きていけるわけではないの。かの前田慶次朗利益も「好きなことをして生きていく自由は,野垂れ死ぬ自由と隣り合わせ」とおっしゃっておられるわけで。
で,何が言いたいかというと,「Wiiの『プロゴルファー猿』が某雑誌のレビューで歴史的な得点を叩き出した」という後輩からのタレコミ情報を聞いて,私の中のジャーナリズム根性が疼いてしまっている,ということなの。私としてはあまり興味のないタイトルだったんだけども,そんな評価だったら逆にどれくらい面白くないのか自ら購入しプレイして伝える必要があるんじゃないのか,と。そう思うわけであります。火中の栗を拾うか否か……ま,発売までもう数日あることだし,この問題はちょっと考えて報告するわ。
ところで,先週ってゲイムショウやってたのよね。ここんとこ毎年行ってたんだけど,今年は地方に出稼ぎに行ってたんでゲイムショウには行けなかったの。なので「過去最高の入場者数」とか言われても正直あまりピンと来てない自分がいるわね。
4Gamerを含むゲイムメディアはまあ当然ゲイムショウについて報道して盛り上がるわけだけれども,なんだか蚊帳の外にいる感じ。地方在住の幕張まで来れないゲイムファンは毎年こんな気分なのかと思うと,せめて私はとくにゲイムショウを意識せず淡々と先週プレイしたゲイムについて書こうかと思うわ。べ,別に悔しいわけじゃないんだからねッ!
で,今週は「カルドセプトDS」。やはりというか何というか,やっぱカードゲイムにニンテンドーDSというハードはよく合うわ。だってカードゲイムって文字どおりカードを扱うゲイムなわけじゃない? でも,据え置き機でカードゲイムって,なんだかちょっと違和感があるのよ。テレビ画面を見て,コントローラーで操るのって,ちっともカードを扱ってる感じがしないじゃない。
その点,DSだとそもそも本体自体がちょっとしたカードくらいのサイズなわけだし,手元でちょこちょこ扱ってる感じが非常にカードゲイムっぽくていい。「カードゲイムはDSに限る」これ私の格言。覚えといて。
で,内容的にはシリーズの新作でありつつ原点回帰って感じで面白くないわけがない。ロード時間が短いのもいいわ。しかーし! それでもカルドセプトDSというかカルドセプトに対し,非常にどうでもいいことで不満があるわ。……もう一度言っとくけど,非常にどうでもいいことよ。
それはだな! 話は10年前までさかのぼらねばなるまいて――そもそもこのカルドセプトシリーズって,10年前のサターン版から始まったのね。当時サターン派だった……正確に言うと世の中の流れを読み間違えた私にとって,このカルドセプトはサターン派が「セガサターンを購入して良かった!」と思えるタイトルの一つだったわけよ。それが,プレイステーションでも「カルドセプト エキスパンション」として発売され,途中は端折るけども時代が進んで最近ではXbox 360でも「カルドセプト サーガ」が発売され,そして今回はDS……。
なんてこった! あのサターン派だけの特権だったカルドセプトが,こんなに奔放だったなんて! 結局セガ,ソニー・コンピュータエンタテインメント,マイクロソフト,そして任天堂と,ほぼ全てのハードメーカーの身体を通り過ぎていってるわけじゃない! 凄く好きだったアイドルがジャ●ーズと熱愛! みたいなこの口惜しさったらないわ。カルドセプトだけはトイレに行かないと思ってたのに。
……ほら,だからどうでもいいって言ったでしょ。まあ,売れるためにいろいろな会社に身体を許してはいるけれども,内容的には凄くいい子だからぜひみんな応援してね! プレイしたことはないけどカードゲイムはけっこう好きなんて人はぜひ。
さ,今週はこんな感じなんだけども,果たして来週のワイはプロゴルファー猿を購入しているのか? それとも? 次週衝撃のケツ末が! お楽しみに!
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