連載
男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第512回「男色ゲイム大賞2018」
今年はいつになく年末の実感がわかない男色ディーノでございます。おそらくだけど,プロレスができない身体になってしまっているからでしょうね。土日祝は確実に試合があった生活から一転,ケガをして試合をケツ場している今は,ちゃんと週末をお休みにあてられているがゆえの感覚でしょうな。
今年,「ボーッと生きてんじゃねーよ!」って言葉が話題になって,まるで良いことを言ってる的な風潮だけれども,私はどうもピンと来ないのよね。ボーッと生きて何が悪いんだろう? って思っちゃう。私に言わせれば「ボーッと生きてみろよ!」とすらも。
いや,ボーッと生きていない人を否定するわけじゃないわよ。勝負の世界なんかだと,ボーッとしていたら生き残れないのは事実。でも,ボーッとしないことを否定はしないけれど,ボーッと生きることの何が悪いのかもよく分からない。生きてりゃいいじゃねえか。生きているなかで,自分が好きなように時間を使えばいい。ボーッとしようがしてなかろうが,自分で有意義だと思えるならばそれでいいんじゃん? 少なくとも,他人が決めることじゃない。
まあ,「ボーッと生きてんじゃねえ」と言われて,ボーッと生きてちゃだめだなと思うのであれば,それはそれであらためればいいんだけども。ボーッと生きてちゃダメなわけでもない。好きなように生きたほうがいい,そう思う。じゃないと私,正気を保てないんだもん。なぜなら私,今,ボーッと生きてるから。別にいいじゃねえかボーッと生きても。
というわけで,今回のこの連載も2018年最後となります。なので,今年もヤっちゃいましょう。「男色ゲイム大賞2018」を。あくまで私がそう思ったってだけの賞ですので,苦情などは受け付けません。
一番多くの時間プレイしたゲイム賞2018
これは「ウイニングイレブン カードコレクション」(iOS / Android)でしょうな。一応はサッカーゲイムなんだけど,試合中に操作をするでもなく,選手カードを集めて編成するだけのカードコレクションゲイムね。これ,何となく続けちゃっているわ。なぜかは自分でも分からない。
タイトルどおり,コレクション要素を楽しんではいるの。ただ,操作できない,試合中に指示も出せないサッカーゲイムの何が面白いのか,プレイしている私も実はよく分かっていないのよね。けど,結果的に毎日それなりにプレイしている。サービスが始まって以来,1年以上,毎日欠かさず。結局はこれが答えなんだと思う。
語弊はあるかもしれないけども,面白さよりも続けさせることを目的としたゲイム。これはこれでエンターテイメントのあり方の一つとして,勉強にはなっているわね。
一番好きなゲイム賞2018
文字どおり,プレイして私が好きだなと思ったゲイムを選んでいきましょう。
私,基本的に努力が報われるゲイムが好きなの。いかにもゲイム的だからね。現実は厳しいけど,ゲイムでは報われたいじゃない。だから,RPGは好き。戦えば戦うほど強くなるじゃん? そして,RPGって結局は自分を中心に世界が回るじゃん。それがいい。
そういう意味で今年一番好きだったゲイムは「二ノ国II レヴァナントキングダム」(PC / PlayStation 4)ね。ファンタジーの世界ではあるんだけど,キャラクターと国の両方を育てていくのが純粋に楽しかった。
ほかにも,テンポが良く,それでいて戦車の改造という自分のこだわりがゲイムに反映できる「METAL MAX Xeno」(PlayStation 4 / PlayStation Vita),いわゆるRPGをプレイした感をこれでもかと味わえる「OCTOPATH TRAVELER」もそれぞれ好きだったけどね。
それでも,RPG要素だけでなく人を集めて国を大きくしていくシミュレーション要素が加わった二ノ国IIが,私の中で抜きんでた感じかしら。
こう考えると,私が好きなRPGがたくさん出た年だったのかもしれないわね今年って。
良い時間を過ごせたゲイム賞2018
今年一番ゲイムで爽快感があったのは,「Marvel’s Spider-Man」かしらね。元々,私的にはノーマークだったんだけどヤッてみたらやたら面白かったっていう,イメージと実際のギャップがいい意味であったのも良かった。
オープンワールドのゲイムが多くなってきた昨今,ともすれば退屈になりがちな移動そのものが爽快で面白いっていう,新しい感覚を体験できたのも良かった。移動が面白いから,必然的に面白いと感じる時間は多くなるわよね。
オープンワールドゲイムとして「アサシン クリード オデッセイ」(PC / PlayStation 4 / Xbox One / Nintendo Switch)も面白かったし私がつらい時期に精神的に救われはしたけども(関連記事),移動の爽快さという唯一無二の武器がある分,Spider-Manはプレイしていて「良い時間を過ごせた」って思った延べ時間が多かったわね。このタイトルを機に今後,移動もエンターテイメントになっているゲイムが増えてくれることを切に願うわ。
男色ゲイム大賞2018
そして,お待たせしました今年の「男色ゲイム大賞2018」は。「Detroit: Become Human」でございます。これは,おそらくいろんな人と意見が同じだとは思うんだけど,逆張り傾向にある私でも推さざるを得ないわよね。それくらい考えさせられて,感動したゲイムよ。
これだけハッキリとメッセージ性があるのに,決してこのゲイムからプレイヤーに押し付けることはしないの。余韻,プレイ中の盛り上がり,自分が運命を選択している感。どれもがゲイムでしか味わえない,それでいてプレイしてて納得のできるアドベンチャーゲイムに仕上がってるわ。
もしPlayStation 4を持っていてまだプレイしたことがない人がいるならば,ぜひプレイすることを強くオススメするわ。これは,ゲイム好きでいることを誇らしく思えるゲイムよ。ゲイムでしか味わえない気持ちの動きがこのゲイムには詰まっている。私的には文句なく2018年ベスト。
とまあ,こんな感じで今年の私のゲイムライフを振り返ってまいりました。毎年思うんだけど,今年も豊作だった気がするわ。そして,ゲイムの方向性自体が自由度にシフトしつつあるのも感じるわね。ハイクオリティのオープンワールドのゲイムが増えてきた。そして,今後もある程度この流れは続く気がする。
あと,これは私の予想だけど,2019年はゲイム業界的に新しい波がヤッてくるんじゃないかと見ているわ。ハード的に。もう一段階上のモノの動きがあるんじゃないか。そう見ている。次のハードは何に焦点を当てるのか。eスポーツ化? ゲイム実況への強力なサポート? VR? シンプルにスペック? 家電としての力? ネットワーク? それとも別の何か? 興味は尽きないわ。
でも,そんな小難しいことは抜きにして。ゲイムがプレイする人に,良い人生のひとときを与えてくれればいいな,そう願う次第です。ボーッとでも,ボーッでなくとも。楽しく生きていけりゃいい。ゲイムを通じて,皆様が2019年も楽しめるよう願いつつ2018年を締めくくりたいと思います。
では,来年も「男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ」,よろしくお願いいたします。良いお年を。
今週のハマりゲイム
PlayStation 4:「ゆらぎ荘の幽奈さん 湯けむり迷宮」
Nintendo Switch:「シドマイヤーズ シヴィライゼーション VI」
iOS:「龍が如く ONLINE」
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