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男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第566回「『龍が如く7』は過去最高傑作ではないか」
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印刷2020/01/30 16:10

連載

男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第566回「『龍が如く7』は過去最高傑作ではないか」

画像集#001のサムネイル/男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第566回「『龍が如く7』は過去最高傑作ではないか」

著者近影
画像集#002のサムネイル/男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第566回「『龍が如く7』は過去最高傑作ではないか」
 私,一応人前に出させていただく仕事をしておりまして,食レポってやつを何度か経験させていただいております。食レポとは,食べたものをレポートするって意味ね。食べたものの感想を見ている人に伝えるお仕事。
 これって凄く難しいのよ。人がモノを食べた時の一番ストレートな感想って「おいしい」なんだけど,食レポでは「どうおいしいのか」を伝えなければならない。感想を言うだけだったり,褒めるだけではいい食レポとは言えないの。
 なぜかと言えば,見ている人の心をどう動かすかが求められるから。その食べ物がほかの食べ物と比べてどのように優れているのかを伝え,どうやって想像させるのか。どうやって見ている人に「食べてみたい」と思わせるのか。そういう他人の感情を動かすことを求められるから,食レポは難しいのですね。

画像集#003のサムネイル/男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第566回「『龍が如く7』は過去最高傑作ではないか」
 ということを踏まえ。「龍が如く7 光と闇の行方」が面白い。スゲー面白い。何が面白いって,ゲイムとして面白い。できるだけこの面白さを伝えたい。……うん。私,ゲイムレポート略してゲイレポがだいぶ下手だわ。ここまで「面白い」としか言えていない。でも,ここから頑張って伝える努力はしてみる。
 まず,まだプレイしていない人に面白さを伝えるには,なぜプレイしていないのかを分析する必要がありますね。とはいえ,ラーメンに興味がない人にラーメンの食レポをしてもさほどの効果がないように。そもそも「龍が如く」シリーズに興味がない人のことは,今回は存在しないものとして考えていきます。
 そうすると,まだプレイしていない人には,大まかに言うと2種類の人がいると思うの。面白そうだとは思っているけどもう一歩プレイするには決め手がないって人,そしてシリーズファンだけど今作は変わりすぎているから様子見の人。
 まずは決め手がないって人に。大丈夫です。今までのシリーズに詳しくなくても,今回は新しい主人公でなおかつジャンルがアクションアドベンチャーからRPGに変わったの。だからシリーズものだと思わず今作から始めて問題ない。その上,最初から面白い。
 結局,「龍が如く」シリーズの面白さって「ストーリー」とそれを固める「設定」なんですよ。もちろん,そのほかのゲイム部分も手抜きなしで作られているから気付きづらいけど。
 その証拠に「龍が如く」シリーズの一般的な評価って,まんまストーリーが受け入れられたかどうかに比例してる気がするのよね。一般的な,というか厳密には私が直接耳にした評価の範囲内だけども。そういう観点から今作を見てみるならば,やっぱり「面白い」と言うほかない。私的には過去シリーズと比べても今作が最高。ここは好みにもよるけど。
 なので,少しでもこのゲイムに興味があるならばスルーしないほうがいいわ。ストーリーだけじゃなく,それを含めてゲイムとしてもしっかり面白い。シリーズ未経験者を置いてくこともないしね。

画像集#004のサムネイル/男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第566回「『龍が如く7』は過去最高傑作ではないか」 画像集#005のサムネイル/男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第566回「『龍が如く7』は過去最高傑作ではないか」
画像集#007のサムネイル/男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第566回「『龍が如く7』は過去最高傑作ではないか」 画像集#006のサムネイル/男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第566回「『龍が如く7』は過去最高傑作ではないか」

画像集#008のサムネイル/男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第566回「『龍が如く7』は過去最高傑作ではないか」
 そして次に,シリーズ経験者でまだプレイしていない人に向けて。そういう人からすると,気になるのは今までの作品と今作では何が違うんだって部分だと思うの。その点も大丈夫。ちゃんとアンモラルで,体験する人を刺そうとしてくれている。ストーリーしかり,ゲイムシステムしかり。
 強いて言えば,過去シリーズに比べてややコミカルな描写が多いかな。これは主人公の変更によるところが多い気がするわ。桐生一馬に比べて,今作の主人公の春日一番は少し明るい気がするしね。ただ,主人公として愛せる度は桐生に勝るとも劣らないと私は思う。もっとハッキリ言うと,同い年ってこともあって私は春日一番のほうが感情移入できて好き。なので,実際にプレイしてみたところ,主人公変更に対する抵抗感は私にはなかったわね。
 あとはRPGになったことに対する不安感。これも,気にしなくていいと私は思う。むしろ,実はRPGのほうがゲイムとしてプレイしやすいかもしれないくらい。ただ,アクションとしての過去作があって,その上での今回のRPGなので,過去作が間違ってたとも思わないわ。こればっかりは実際に遊んでみないと実感できない気がする。けれども確実に言えるのは,今回のRPGの戦闘は「龍が如く」シリーズの戦闘としてまったく違和感がなかったということ。

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 まとめると,シリーズ経験者は心配せずヤッとけってことね。実際問題,今作は最高傑作じゃないかしら,とシリーズを一通りプレイしてきた経験者として言っておくわ。

 というわけで「龍が如く7」について語ってみましたが。もし機会があれば,横山昌義チーフプロデューサーに聞いてみたいことがいろいろ出てきたのよね。

・RPGのターン制の戦闘を「プロレス的だ」と捉えたのはどのタイミングなのか
・この作品が出来上がるまでに確実にいろんなことを試したんだろうけど,その過程で捨てた要素は何なのか
・ここまでのシリーズで再現している街や団体,歴史が増えている中で,各種の設定をどう管理しているのか
・シンプルにどうやって物語を構成しているのか。
などなど

 いやホント,発売前と発売後でこんなに印象が変わるゲイムって今までになかったんで,本当に聞きたいことが多いわね。そしてあらためて,“伝える”って難しいんだなって思ったわ。感想を言うだけでなく,褒めるだけでなく,ヤってみたいと思わせられるかどうか。
 結局,今回のゲイレポは「面白い」以外,うまく言えなかった気がするわ。でも,多くの人にプレイしてほしい気持ちに偽りはない。こうなったら,私という人間を信用してもらう以外ない。
 なので面白いゲイムを紹介した時に信じてもらえるよう,真摯にゲイムを語らなきゃな……と思った今週でした。ほかのことはさておき,ゲイムに関してだけは嘘をつかないようにします。信じてもらえるように。

今週のハマりゲイム
PlayStation 4:「三國志14」「龍が如く7 光と闇の行方」「ドラゴンボール Z KAKAROT
Nintendo Switch:「欧陸の覇者X
iOS:「龍が如く ONLINE
iOS:「ハンドレッドソウル
iOS:「ウイニングイレブン カードコレクション
iOS:「マリオカート ツアー

■■男色ディーノ(プロレスラー)■■
ディーノ選手が所属するDDTプロレスは,2月1日に東京・板橋グリーンホール大会「バレンタイン・イタバシリーズ2020」を,2日に茨城・霞ヶ浦文化体育館大会「茨城でいかっぺよかっぺ2020」を開催します。ディーノ選手は板橋大会では大和ヒロシ選手とのタッグでコーディ・ホール選手&納谷幸男選手と,茨城大会ではアントーニオ本多選手とのタッグで,大鷲 透選手&平田一喜選手と対戦予定。「誰がパートナーで誰が対戦相手であろうとも,私がヤるのはただ一つ。世界を獲りに行く」とのことでした。
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    龍が如く7 光と闇の行方

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