連載
インディーズゲームの小部屋:Room#117「電装天使ヴァルフォース」
ということで,筆者が独断と偏見と自腹(ときどき,いただきもの)でオススメのインディーズゲームを紹介する「インディーズゲームの小部屋」の第117回では,夢ソフトの「電装天使ヴァルフォース」を取り上げる。本作は,“ヴァルキリー”と呼ばれる特殊な兵器を身にまとった美少女達が1対1で戦う,バーチャロンスタイルの対戦アクションシューティングだ。
またこれらの武器は,歩き中,ダッシュ中,ジャンプ中などの状態によって,それぞれ異なる性質の攻撃が行える。使用するキャラクターを決めたら,一通りの操作と機体ごとのクセを確認しておこう。このあたりは,バーチャロンプレイヤーにとっては基本中の基本だが,少し練習すればバーチャロンを遊んだことがない人でも十分楽しめるので,その点は安心してほしい。
初心者向けのキャラクターとしては,性能のバランスがいい万能型の「神凪アイ」,高機動力,高火力(ただし防御力は低め)の「黒羽ナガレ」あたりがオススメだが,個人的に操作していて楽しいのは「六堂マリア」だ。背中のフィンをファンネルのように飛ばせるのが素敵すぎる。どのキャラクターを選んでも,極端な有利・不利はないので,純粋に見た目の好みで選んでしまうのもアリだろう。
ARCADE MODEでは,勝利(または敗北)後のメッセージこそ表示されるもののストーリー性はなく,全8ステージのCPU戦を淡々と戦っていく……のだが,本作の本領が発揮されるのは,何といってもNETWORK MODEだ。
本作のNETWORK MODEは非常に優秀で,一つの公開サーバーをゲームセンターに見立てて複数の対戦台が設置でき,すでに誰かが遊んでいる台で順番待ちをすることはもちろん,ほかのプレイヤー同士の対戦を観戦したり,リプレイを保存したりも可能。いろいろな人と気軽に対戦したり,観戦で自分では思いつかなかった戦術を目の当たりにしたりと,楽しみ方はさまざまだ。
さらに,公式サイトで公開されている体験版でもネットワーク対戦が可能なので,興味を持った人はさっそくダウンロードしてみよう。体験版では,3キャラクター,3ステージのみがプレイ可能なので,その点はご注意を。3キャラクターでは物足りなくなってきた人には,製品版が2100円(税込)にて発売中だ。
キャラクター間の性能バランスや操作感も良好で,この手のゲームが好きな人には文句なしにオススメできる本作だが,夢ソフトでは今後もプレイヤーの意見を参考に,ゲームバランスの調整と新機能の追加を行っていきたいとのこと。プレイしての意見や感想などを,公式サイトのメールフォームからドシドシ送ってほしい。
■夢ソフト公式サイト
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