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インディーズゲームの小部屋:Room#280「Reus」
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印刷2013/05/22 10:00

連載

インディーズゲームの小部屋:Room#280「Reus」



 軽い気持ちでイベントボスの様子を見に行ったら,虎の子の第1艦隊が軒並み中大破させられて口から魂が抜け出しそうになった筆者がお届けする「インディーズゲームの小部屋」の第280回は,Abbey Gamesの「Reus」を紹介する。本作は,巨人達に指示を出して惑星の表面を開拓し,人々が住みやすい環境を整えていくというゴッドゲームだ。イベント海域はあきらめて,可愛い駆逐艦ちゃん達を育成しよう……。

画像集#001のサムネイル/インディーズゲームの小部屋:Room#280「Reus」

 それはさておき,本作の主人公は,舞台となる“星”それ自体と言ってもいいだろう。長いことまどろんでいた星が目覚めてみると,大地はすっかり乾き,荒れ果てていた。しかし,すべての生命が滅びてしまったわけではない。プレイヤーの使命は,もう一度,この星を生命に満ち溢れた地にするために,星の意思の代行者ともいえる巨人達に指示を出して環境を整え,人々を繁栄に導くことだ。

画像集#002のサムネイル/インディーズゲームの小部屋:Room#280「Reus」

 ゲームには,海の巨人森の巨人岩の巨人沼の巨人という,4体の巨人が登場する。それぞれの巨人は,異なる環境や生物を司っており,それらをコントロールする力を持っている。例えば,森の巨人であれば荒れ地に森を作り出し,岩の巨人であれば山や砂漠を作り出せるといった具合だ。しかし,この星はカラカラに干からびており,そこにいきなり森を生み出せるわけではない。

画像集#003のサムネイル/インディーズゲームの小部屋:Room#280「Reus」

 では,どうするのかと言えば,まずは海の巨人で海を作り出し,乾いた大地を潤してやるのだ。海を作ると,その周囲の大地に水が染み渡り,そこに森や沼などを作れるようになる。そして,巨人の力を使って,さらにそこへ食料となる動植物などを配置することで,どこからともなく人がやって来て,集落を作る。ゲームとしては,ここからがいよいよ本番だ。

画像集#004のサムネイル/インディーズゲームの小部屋:Room#280「Reus」

 集落を作って定住した人々は,周囲にある動植物や鉱物などから資源を集めて勝手に生活を営んでいく。しかし,ただ放っておくだけでは,やがて成長が頭打ちになってしまう。そこで次に利用したいのが,生物や環境の共生関係だ。これは例えば,ブルーベリーの茂みの隣にタンポポや苺を植えることで,それぞれを単独で植えるより多くの食料が得られるといったもので,単位面積当たりの収穫を増やすことができる。土地の広さには限りがあるので,共生関係をうまく利用して収穫量を上げていこう。

画像集#005のサムネイル/インディーズゲームの小部屋:Room#280「Reus」

 また,ある程度時間が経つと,人々は“プロジェクト”と称して,これまた勝手に食料庫や風車など,さまざまな建物を作り始める。これを支援するのも,プレイヤーの分身たる巨人達の仕事だ。どのプロジェクトにも完成までのタイムリミットが設定されており,限られた時間内に一定量の資源を集める必要がある。資源を集めきれないとプロジェクトは失敗に終わってしまうので,この時も上述した共生関係をうまく使うことが重要だ。


 無事,プロジェクトを完遂すると村が大きく発展し,さらに村人の中から特使が現れ,特使を巨人の上に乗せることで新しい能力がアンロックされていく。ただし,あまりに速いペースで人々の暮らしが発展していくと,住人達が強欲になり,ほかの村を襲うようになったりするので要注意。あまりに増長して手が付けられなくなった場合は,巨人に命じて村を壊滅させることもできる。うわははは,天誅でござる! ということで,やっぱりこれこそがゴッドゲームの醍醐味だなあと思うのだが,何も間違ってないよね?

画像集#006のサムネイル/インディーズゲームの小部屋:Room#280「Reus」

 輪切りにした星を真横から見たような世界に,雲よりも高い巨人がそびえ立ち,その足元で人々が暮らしているという独特なビジュアルも魅力的で,ちょこまかと動き回る人々を見ているだけで楽しくなってくる本作。ポピュラスやブラック&ホワイトなどのゴッドゲームが好きな人には間違いなくお勧めの一本なので,興味を持った人はぜひどうぞ。そんな本作は,SteamやGOG.com,GamersGate,Desuraなどで9.99ドルにて発売中だ。

■「Reus」公式サイト
http://reusgame.com/

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