4Gamerの1週間を振り返る「Weekly 4Gamer」，2024年7月15日〜7月21日

　日本各地で梅雨明けが宣言されたりした2024年7月15日〜7月21日，4Gamerに掲載された記事は310本でした。梅雨が明けたら今度は猛暑がやってくるとのことで，たまらんなあ。なお，Windows向けのセキュリティソフトが原因で全世界的なシステム障害が発生し，金融や医療，交通網などに多くの支障が出たそうです。知らんうちにコンピュータなしではやっていけない社会になっていて，NECのTK-80でアセンブラを書いて「数当てゲーム」を作っているときには，こんなことになるなんて想像もしていませんでした。どうでもいいですね。

ローソン×「艦これ」コラボ，7月23日に開始。描き下ろしのクリアファイルや缶バッジ付きのお菓子，その他オリジナルグッズなどが手に入る

　7月19日〜21日，国内最大級のインディーゲームの祭典「BitSummit」が京都のみやこめっせで開催されました。「BitSummit」には最近，開催年などではなく，“X-Roads”とか“Let’s Go!!”とかのサブタイトルが付くようになりましたが，今回は“Drift”とのこと。よってもって，イベントの正式名称は「BitSummit Drift」なんですね。なるほど。
　年々歳々，開催規模が大きくなり，今年は100を超える個人開発者や独立系スタジオによる作品が一堂に集結。インディーゲームを支えるレーベルやパブリッシャも出展を行うほか，ゲーム実況やインフルエンサーによるライブ配信，「BtoBミーティングブース」の設置など，インディーゲームの枠を超えたイベントして開催されました。
　どっからどこまでがインディーゲームなのか，筆者はすでに分からなくなっていますが，出展されたタイトルはどれも魅力的で，思わず遊んでみたくなります。インディーゲームファンは，以下のリンクをクリックして面白そうな記事を探してみましょう。

BitSummit Drift公式サイト

4GamerのBitSummit Drift記事一覧

　さらに日本時間7月20日，ラスベガスのコンペンションセンターでは世界最大級の格闘ゲームの祭典「EVO 2024」が開幕。「ストリートファイター6」や「鉄拳8」「GUILTY GEAR ‐STRIVE‐」など8つのタイトルで最高峰のバトルが3日間にわたって繰り広げられました。
　4Gamerでも，いくつもの記事を掲載していますので，無理にとは言いませんが，ぜひチェックしてください。イベントが多くて夏っぽいなあ。

「EVO 2024」公式サイト

4Gamer「EVO 2024」掲載記事一覧

　といったところで，今回も空元気を出して，4Gamerと世界のゲーム業界の1週間をさっそくふりかえってみます。応援してください。

※以下，PlayStationはPS，Nintendo SwitchはSwitch，スマートフォンはスマホなどと略記します。

先週のアクセスランキング

　先週のアクセスランキングトップ10，栄光の第1位をゲットしたのは，スクウェア・エニックスの新入社員研修の模様をお伝えするという異色の記事でした。土曜日に掲載してたちまち第1位に駆け上がってくるあたり，読者の関心の高さがひしひしと感じられます。やっぱり，メーカーでゲームを作ってみたいという読者は少なくないんでしょうか。


　スクウェア・エニックスは，ゲーム開発部門に配属される新入社員を対象としたゲーム開発研修として，「GameDev Boot Camp」を実施しており，これは，所定の期間でゲームを開発し，先輩方が試遊や評価を行うという研修で，なんだかゲームジャムみたい。気合の入り具合が窺えるのは，試遊および審査を行うのが，代表取締役社長をはじめ取締役や執行役員，各部門のトップなど，立派なメンバーであること。おなじみの吉田直樹氏もオンラインで参加しています。忙しいはずなのに，新入社員の作ったゲームをわざわざプレイしてみるんですね。
　今回は，参加者全員が1つのチームを作り，役割を分担しながら「おじまいブルーミング」という作品を作ったとのこと。記事の後半には，「GameDev Boot Camp」の役割について，人事部のジェネラルマネージャーに話を聞いたというインタビューの模様も掲載しています。
　おそらく，大手ゲームメーカー各社が同じような研修を行っていると思われますが，その様子をメディアに公開するというのが珍しいかもしれません。未読の人はあわてて読みましょう。


　第2位と第3位には，「龍が如く」シリーズ最新作に登場する「ミナト区系女子」を選ぶオーディションの記事が入りました。第3位が合格者の速報，第2位がイベントレポートというアンバイで，人気のコスプレイヤーやレースクイーンなどが選ばれたというのが注目を集めたポイントなのでしょうか。135万円のネックレスというのもインパクトありまくり。
　「キャバ嬢オーディション」でおなじみの「龍が如く」シリーズですが，「ミナト区系女子」というのは初耳でした。港区といえば東京タワーと竹芝桟橋，サラリーマン天国の新橋駅などが思い浮かんでしまう筆者ですが，ミナト区系女子とは，六本木や麻布，赤坂などを行動範囲に華やかな生活を送る女性のことらしいです。知らんかった。
　「龍が如く」シリーズ最新作の詳細は現時点で明らかになっていませんが，歌舞伎町っぽい神室町や道頓堀っぽい蒼天堀に加えて，港区っぽい舞台が出てくるのでしょう。たぶん。


　さて，1984年7月に全国のゲームセンターで稼働が始まったアーケードゲーム「ドルアーガの塔」が，このたび40周年を迎えました。それを記念した記事が第4位にランクインしています。
　内容はインタビューなのですが，お相手がナムコなどの開発側ではなく，当時，理不尽としか思えない宝箱探しに青春を捧げたゲームライター氏であるところに，なかなかのツイストが感じられます。
　インターネットもなく，雑誌でしか情報を得られなかった40年前のゲーマーたちの熱気みたいなものがよく分かるお話になっていますので，まだの人はどうぞ。ちなみに40年前，筆者は立派な成人男子でした。てへっ！

【先週のアクセスランキング詳細】

【第1位】 スクウェア・エニックスのゲーム開発研修の実態。新入社員の作ったゲームを，社長と著名クリエイター陣が直々に，忖度なく講評する場にお邪魔してきた	【第2位】 「龍が如く」最新作 ミナト区系女子オーディション，合格者5名のコメントをお届け。135万円のネックレスでミナト区系女子にコスプレしてみた？
【第3位】 「龍が如く」最新作 ミナト区系女子オーディションの合格者は，えなこさん，霧島聖子さん，澁谷果歩さん，本郷 愛さん，みそしるさんの5名に決定	【第4位】 ［インタビュー］理不尽だらけの「ドルアーガの塔」の攻略とは，どんな世界だったのか？40年前の若者が“この世の真理”を追い求め，燃え尽きるまで
【第5位】 スマホゲームのセルラン分析（2024年7月4日〜7月10日）。今週の1位は「ゼンレスゾーンゼロ」。4月〜6月のグローバル収益ランキングも紹介	【第6位】 メタスラシリーズ新作「Metal Slug: Awakening」が本日リリース。定番の横スクロールシューティングを多彩なモードで楽しめる
【第7位】 「スプラトゥーン3」仕様のシオカラーズ，テンタクルズのamiiboが登場。9月5日発売予定，現在予約受付中	【第8位】 ローンチから8年となる「No Man's Sky」，最新アップデート「World Part I」でゲーム世界は大きく変わる
【第9位】 「Mecha BREAK」は，アーマーパージや変形など，ロマン溢れるメカ達が戦場で暴れ回る対戦アクション［BW2024］	【第10位】 「崩壊：スターレイル」，星5新キャラ「霊砂（レイサ）」（CV：前田佳織里）の情報を公開。仙舟「羅浮」の医士で，属性は炎，運命は豊穣

先週の注目タイトルランキング

　先週，もっとも読まれたタイトルは，「ミナト区系女子オーディション」の記事がアクセスランキングに2本も入った「龍が如く」シリーズの最新作でした。1月にリリースされたナンバリング最新作「龍が如く8」（PC / PS5 / Xbox Series X|S / PS4 / Xbox One）がシリーズ最速で全世界累計販売本数100万本を突破するなど（関連記事），絶好調ですので，新作にも否応なく期待がかかりまくります。

「龍が如く8」より

　第2位は，HoYoverseのスペースファンタジーRPG「崩壊：スターレイル」（PC / PS5 / iOS / Android）でした。「こちら」の記事でお伝えしたように，最新アップデートとなるVer.2.4「風起雲湧、相見える鋒鋩」が7月31日にリリースされる予定で，新キャラクターとなる「雲璃」と「椒丘」が登場します。また，テレビアニメ「Fate/stay night［Unlimited Blade Works］」とのコラボイベントを2025年夏頃に実施することも発表されました。続報を待て！　来年だけど。


　7月18日にiOS版とAndroid版がリリースされたばかりの「Metal Slug: Awakening」が，第7位に。TencentとHaoPlayが，SNKの「メタルスラッグ」シリーズを題材に制作した横スクロールシューティングの新作で，1人用のステージクリア型シューティングなど，さまざまなモードが用意されているとのこと。PC版は，Steamで近日中に配信開始予定となってま〜す。

【先週の注目タイトルランキング詳細】

【第1位】 「龍が如く」シリーズ最新作	【第2位】 崩壊：スターレイル
【第3位】 スプラトゥーン3	【第4位】 アーケードアーカイブス ドルアーガの塔
【第5位】 ストリートファイター6	【第6位】 ドラゴンクエストIII そして伝説へ…（HD-2D版）
【第7位】 Metal Slug: Awakening	【第8位】 頭文字D THE ARCADE
【第9位】 ゼンレスゾーンゼロ	【第10位】 オーバーウォッチ 2

先週の注目記事

　今回も，プレイレポートやインタビュー，イベントレポート，企画モノなどを中心に，先週掲載された気になる記事をピックアップしました。

　7月15日，「こちら」に掲載した「Mecha BREAK」（PC / Xbox Series X|S）の記事がめっちゃ読まれた「BiliBili World 2024」ですが，先週も引き続き記事を掲載しています。会場となった上海のオタクショップめぐりという，サブカルっぽいレポートもありますので，未読の人はぜひどうぞ。ビリビリ〜！

4Gamer「BiliBili World 2024」掲載記事一覧

　7月10日に任天堂が公開したティザー映像で話題になった「笑み男」ですが，その正体がですね，「ファミコン探偵倶楽部 笑み男」であることが判明しました。タイトルから即，昔のゲームであることが分かりますが，なんと，35年ぶりのシリーズ最新作だそうです。懐かしいという人もいるでしょうが，まだ生まれていなかったという読者も少なくなさそう。
　リリースは8月29日が予定されています。公式サイトもオープンしています。コンテンツは今のところ少なめですが，「あらすじ」を読んで筆者が一番びっくりしたのは，「笑み男」が「えみおとこ」ではなく，「えみお」だったことです。きゃー！　そうだったのか，すみません！

プレゼントのコーナー

「うたの☆プリンスさまっ♪ LIVE EMOTION テーマソングCD」ST☆RISH Ver. / QUARTET NIGHT Ver. / HE★VENS Ver.（全3種）
……各1名様（提供 ブロッコリー様）

　今週は，配信中のスマホアプリ「うたの☆プリンスさまっ♪ LIVE EMOTION」（iOS / Android）テーマソングCD全3種を，各1名（計3名）にプレゼントします。「うたの☆プリンスさまっ♪ LIVE EMOTION」は，18人のアイドルたちが活躍するライブ＆リズムゲームです。たくさんの「うた☆プリ」楽曲でリズムゲームが楽しめるだけでなく，ライブMVのある楽曲では，3Dモデルを使用したアイドルたちのパフォーマンス映像が収録されています。そのほか，アイドルのさまざまな姿を描いたストーリーも必見です。


　そんなアプリのテーマソングCDには，ST☆RISH「KIR☆MEKI EMOTION」，QUARTET NIGHT「SONG LETTER」，HE★VENS「GLORIOUS ANGELS」のそれぞれによるグループ曲に加え，各曲のoff vocalが収録されています。パッケージは，各グループ別のジャケットビジュアルが楽しめる「ST☆RISH Ver.」「QUARTET NIGHT Ver.」「HE★VENS Ver.」の3種類を展開。今週のプレゼント応募ページの「4Gamerへひと言」欄に，希望のグループ名を記入して，どしどし応募してください。


　なお，「うたの☆プリンスさまっ♪」は2024年6月24日に14周年を迎えました。コンセプトショップ「SHINING STORE」や，HE★VENSの新たなアルバムCDの発売，3Dライブの開催など今後もさまざまな展開が待っているので，引き続き「うた☆プリ」に注目しましょう。

「うたの☆プリンスさまっ♪ LIVE EMOTION テーマソングCD」特設サイト

「うたの☆プリンスさまっ♪ LIVE EMOTION」公式サイト

「うたの☆プリンスさまっ♪ LIVE EMOTION」ダウンロードページ

「うたの☆プリンスさまっ♪ LIVE EMOTION」ダウンロードページ

　プレゼントに応募するには，下記のリンクから応募フォームへ進み，すべての項目に記入して送信ボタンをクリックしてください。 重複応募は当選を無効とさせていただく場合がございます。締め切りは，2024年7月25日17：00です。
　当選者は，7月29日（予定）に応募フォームで登録した名前（ハンドルネーム可）と都道府県名で発表する予定です。
　プレゼント品は，応募時に入力された送付先に，1〜2週間以内にお送りします。なお，賞品によっては，発送に時間をいただく（約1か月）場合があります。
　発送日の確定や本人確認，当選の結果などについてのお問い合わせには一切お答えできませんので，ご了承ください。

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