4Gamerの1週間を振り返る「Weekly 4Gamer」，2024年9月16日〜9月22日

　1試合で「50‐50」があっさりと突破されたりした2024年9月16日〜9月22日，4Gamerに掲載された記事は284本でした。先週も同じことを書いた気がしてなりませんが，三連休の最終日，いかがお過ごしでしょうか。毎度おなじみのWeekly 4Gamerです。連休が終わってがっかりしている人に朗報。次の連休は10月14日月曜日（スポーツの日）ですので，今から楽しみにしましょう。

ダークな新作メトロイドヴァニア「AWAKEN: Astral Blade」がTGS 2024にプレイアブル出展へ。10月22日の正式リリース前に先行体験

　さて，9月11日にPlayStation 5シリーズ初の高性能モデル「PlayStation 5 Pro」が発表されて，グローバルかつ全世界的でワールドワイドな注目を集めたPS5ですが，先週もPSシリーズ30周年を記念した「PlayStation 30周年アニバーサリー コレクション」が発表されて，巷の話題を独占しました。「こちら」の記事でもお伝えしたように，SIEは9月26日〜29日に千葉の幕張メッセで開催される「東京ゲームショウ2024」（以下「TGS 2024」）への出展も予定しているとのこと。
　もちろんというか当然というか，先週のアクセスランキングトップ10にもランクインしていますので，詳しくは下のほうで。


　そんな「TGS 2024」ですが，いよいよ始まるということで，出展タイトル情報やブース展示の詳細など，先週もたくさんの関連記事を掲載しました。まだ始まってもいないのに「TGS 2024」タグの付いた記事がすでに110本以上も載っていて，なんだかやり切った感さえ漂っていますが，安心してください，まだ始まっていません。
　4Gamerでも現地に取材チームを送り込み，広い会場を歩き回り，睡眠時間を削りまくって，とれたてぴちぴちの新情報を読者にお届けする予定です。ぜひ同情してください，じゃなくて，お楽しみに。

4Gamer「TGS 2024」掲載記事一覧

「TGS 2024」公式サイト

　てなわけで本日もはりきって，4Gamerと世界のゲーム業界の1週間をざっくり振り返ってみましょう。ざーっくり。

※以下，PlayStationはPS，Nintendo SwitchはSwitch，スマートフォンはスマホなどと略記します。

先週のアクセスランキング

　先週のアクセスランキングトップ10，第1位をゲットしたのは，冒頭にも書いた「PlayStation 30周年アニバーサリー コレクション」の記事でした。PSシリーズ30周年を記念して発売されるもので，初代PSのカラーリングを最新のPS5や周辺機器にあしらった製品とのこと。1万2300台限定で11月21日の発売が予定されています。初代PS発売当時，「ソニーがゲーム機を出すんだ！　へー」と驚いたのが昨日のように思い出される筆者ですが，もう30年も前なんですね。へー。

PlayStation 30周年を懐かしいデザインで祝う特別モデルのPS5が登場！

　また第9位には，そんなアニバーサリー コレクションにググっと近付いて撮影してきたという記事が入っています。中身は同じなのでしょうけど，さすがアニバーサリーコレクション，表面処理が一味違っているようです。「TGS 2024」に参加しようと思っている人は，ぜひ現地で，その目で確認してください。これは欲しいぞ。欲しすぎる。


　さらに「こちら」には，ライターの西川善司氏がPS5 Proのテクニカルプレゼンテーションを元にPS5 Proの実像を考察したというテクニカルな記事を掲載しています。
　PCと異なり，ハードウェアが固定されているのでソフトウェアが作りやすいというあたりがコンシューマ機のメリットの1つであり，それゆえ「ゲーム体験」の劇的な進化は望みづらいわけですが，果たして西川氏はどのような進化を推測したのでしょうか。例によって長めの記事ですが，今が旬，当たるも八卦，気になる人はチェックしましょう。


　第2位に入ったのは，2024年1月にリリースされてヒットを記録した「龍が如く８」（PC / PS5 / Xbox Series X|S / PS4 / Xbox One）のスピンオフタイトル，「龍が如く８外伝 Pirates in Hawaii」（PC / PS5 / Xbox Series X|S / PS4 / Xbox One）が2025年2月28日にリリースされるというニュースでした。


　「龍が如く」シリーズ最新作の制作が発表されたのは今年5月のこと。ただしそれは，ゲームに出演する「ミナト区系女子」を選ぶオーディションを開催するという形での発表で（関連記事），どんな感じになるのかは長らく謎のままで，さまざまな予想が飛び交いました。そんな中，セガは9月20日に龍が如くスタジオが手がけるタイトルの情報を公開するイベント「RGG SUMMIT 2024」を開催し，そこで発表されたのが本作「龍が如く８外伝 Pirates in Hawaii」だった，という流れです。


　これこそが噂のシリーズ最新作……ということですよね？　疑っているわけではありませんが，なにしろ，ぶっ飛び方がハンパなくて。主人公は春日一番ではなく，シリーズでおなじみの武闘派極道，真島吾朗で，人気の高い彼が「ゴロー海賊団」の海賊船「ゴロー丸」で大海原を駆け巡り，伝説の財宝を求めて冒険するアクションアドベンチャーだそうです。マジですか。さすがにこのノリを予想した人はいなかったのではないでしょうか。多くの海外メディアもビックリしているようです。
　なお，「RGG SUMMIT 2024」の模様は「こちら」の記事でも詳しく紹介しています。実写ドラマ「龍が如く〜Beyond the Game〜」の最新情報なども発表されていますので，合わせてチェックしてみてください。


　そして第3位にランクインしたのは，コンパイルハートの新作ローグライクRPG「Death end re;Quest Code Z」（PS5 / PS4 / Switch）が9月19日にリリースされたというお知らせでした。
　2018年にPS4版がリリースされた「Death end re;Quest」に始まる「デスリク」シリーズの最新作で，初のCEROレーティングZ（18歳以上対象）指定タイトルです。そのため，シリーズの人気要素である「デスエンド」ではさらに絶望的な描写が行われ，骨が折れたり肉が裂けたりなど，ゴア表現も大きくパワーアップしたとのことです。ひえー。よい子は大人になるのを待ちましょう。

【先週のアクセスランキング詳細】

【第1位】 PSシリーズ30周年記念の限定デザイン版「PlayStation 5」，1万2300台限定で11月21日発売へ。9月30日10：00に予約受付スタート	【第2位】 「龍が如く８外伝 Pirates in Hawaii」2025年2月28日発売決定。還暦の真島吾朗がハワイの海を舞台に伝説の海賊になる！
【第3位】 シリーズ初のCERO Z指定タイトル「Death end re;Quest Code Z」，本日発売。カウントダウン動画や声優陣からのコメントも掲載	【第4位】 「モンスターハンター」，ニトリとコラボ決定。ゲーミングチェアやL字型デスクなど予約受付開始
【第5位】 実写ドラマ版「ウイングマン」，キービジュアルが公開に。大原優乃さんら主人公を取り巻く追加キャストも解禁	【第6位】 「原神」コラボモデルのゲーマー向けマウスをLogitechが発表。神里綾華デザインの「G309」は日本での販売を予定
【第7位】 パリィとデッキ構築ローグライクを融合した新作「Witch the Showdown」，Steamストアページを開設。新たなトレイラーも公開に	【第8位】 荒波に揉まれる展開の韓国ゲーム業界。昨今のキーワードは「終了」と「訴訟」
【第9位】 SIEがアナウンスしたばかりの「PlayStation 30周年アニバーサリー コレクション」，表面処理はやっぱり何かが違う	【第10位】 「首都高バトル」，収録車種紹介ムービー第1弾「NISSAN SKYLINE GT-R V・specII（BNR34）」を公開

先週のタイトルランキング

　先週，最も読者の注目を集めたタイトルは，龍が如くスタジオの新作「龍が如く８外伝 Pirates in Hawaii」でした。ですよねー。すでに予約受付も始まっているとのことで，発売は来年ですが，TGS 2024ではプレイアブルバージョンの出展が予定されています。


　兎田ぺこらさんとマクドナルドの「月見バーガー」がコラボしたりした「ホロライブ」が第2位にランクインです。先週も，オープンワールドのクライムアクション「グランド・セフト・オートV」とコラボした「ホロライブGTA」が本日まで開催されるなど，話題豊富でした。
　なお，ホロライブEnglishのVTuber，ワトソン・アメリアさんの配信活動が10月1日に終了することも，「こちら」の記事でお伝えしています。タレントとしては，引き続き所属するとのことですよ。


　第4位に入った「Palworld / パルワールド」（PC / Xbox Series X|S / Xbox One）は，「こちら」の記事でお伝えしたように，開発と販売を行うポケットペアに対して任天堂がポケモンと共同で訴訟を起こしたことがニュースになっています。PC版の売上本数が1500万本，また総プレイヤー数が2500万人を突破するなど，発売直後から爆発的なヒットを記録した「パルワールド」ですが（関連記事），不思議な生物「パル」のデザインが「ポケモン」シリーズに似ているというのは発売当初から言われていて，会社のほうのポケモンが，対象タイトルを名指しこそしていないものの，使用許諾についてのコメントを出したりしています（関連記事）。

　海外メディアなどでは，訴訟の理由が著作権や商標権ではなく特許権の侵害であることにも注目しているようですが，具体的にどのような特許のことを言っているのかは現段階で明らかになっていません。なお，「パルワールド」は東京ゲームショウ2024でのブース出展を予定しています。

【先週の注目タイトル詳細】

【第1位】 龍が如く８外伝 Pirates in Hawaii	【第2位】 ホロライブ
【第3位】 ゼルダの伝説 知恵のかりもの	【第4位】 Palworld / パルワールド
【第5位】 Death end re;Quest Code Z	【第6位】 モンスターハンターワイルズ
【第7位】 スプラトゥーン3	【第8位】 ウマ娘 プリティーダービー
【第9位】 ストリートファイター6	【第10位】 Witch the Showdown

先週の注目記事

　今日もまた，プレイレポートやインタビュー，イベントレポート，企画モノなどを中心に，先週軽視した記事の中から気になるものをピックアップしてみました。どうですかね？

　Xbox Game Studiosが9月12日，アリゾナ州で開催した「Microsoft Flight Simulator 2024」（PC / Xbox Series X|S）のイベントについて，現地に赴いたライターの奥谷海人氏によるレポート記事を3本も掲載しました。お疲れっス。


　フラシムファンならよくご存じのように，「Microsoft Flight Simulator 2024」は，2020年にリリースされた「Microsoft Flight Simulator」の後継作品です。2020年版は14年ぶりの「Microsoft Flight Simulator」シリーズのリブート作品としてさまざまな技術を盛り込み，「自分のPCで実感できる最新コンピュータサイエンス技術の集大成」といったゲームでした。記事によれば，2024年版はさらにそれを推し進め，普通ならスーパーコンピュータを使って行うCFD（Computational Fluid Dynamics/数値流体力学）まで対応するとのこと。ホントですか？　記事の流れとしては，「こちら」がテクノロジー解説，「こちら」がゲーム概要，そして「こちら」がXbox Game Studiosのエグゼクティブプロデューサー，ヨーグ・ニューマン（Jorg Newmann）氏へのインタビューという感じになっています。
　Microsoftの本気が知りたい人は，読んじゃってください。


　日本で9月21日にリリースされた11 bit studiosの「Frostpunk 2」（PC / PS5 / Xbox Series X|S）は，2018年にリリースされて大きな話題を集めた「Frostpunk」の待望の続編です。
　ポーランドのワルシャワに本拠を置く11 bit studiosといえば，2014年の「This War of Mine」でスマッシュヒットを飛ばしたスタジオで，同作はNHKの教養番組「ゲームゲノム」や「クローズアップ現代」で取り上げられたりしました（関連記事）。
　そんなわけで，「Frostpunk 2」のプレイレポートを執筆したのは，「ゲームゲノム」にも出演したゲームジャーナリストの徳岡正肇氏。前作が世界的に高い評価を集めた作品だけに，続編の制作は難しかったと思いますが，どんな作品になったのでしょうか。ぜひチェックしてください。

■2024年9月16日掲載プレゼント当選者

うたの☆プリンスさまっ♪ソロベストアルバム「Frost Dream」……1名様
北海道　和希 さん

うたの☆プリンスさまっ♪ソロベストアルバム「アンビバレント」……1名様
大阪府　つー さん