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次期大型アップデート“ペットシステム”の登場も明らかに。「ドラゴンネスト」のオフラインイベント「Battle Tournament 2011 in Osaka」が開催
「ドラゴンネスト」のオフラインイベントが大阪で開催
ドラゴンネストの大阪でのオフラインイベント開催は今回が初となる。今回のイベントはゲーム大会がメインだったが,9月中に実装予定されている次期大型アップデートの新情報も発表された。
大会の概要は,参加プレイヤーがレベル50のキャラクターを使って指定されたダンジョンに1人で挑み,クリアタイムを競うというもの。経験値やポイントではなく,タイムというところがミソで,“早く攻略する”という遊び方は,これまでのドラゴンネストではそれほど意識されていなかった部分。1秒でも短い時間でダンジョンを攻略するためのテクニックを競うというのは,出場選手・来場客ともに新鮮だったようだ。
第1試合(予選用)として選ばれたダンジョンは「離れ島 -中央-」のノーマルモード。このダンジョンだけは,事前に公開されていたこともあり,練習を重ねてきたトッププレイヤー達の間では秒単位を競う激戦となった。
実際にタイムアタックを行ううえで,一体どういったノウハウが必要なのか。会場でその最初の見どころとなったのは,クラス選択である。ドラゴンネストでは,基本職4種に極端な能力差はない。しかし今回はダッシュが役に立つためか,ウォーリアー系に人気が集中していたようだ。詳しいクラス内訳は以下のとおり。
・ウォーリアー系
グラディエーター:6,ムーンロード:9,バーバリアン:3,デストロイヤー:5
・クレリック系
ガーディアン:2,クルセイダー:4,セイント:4 ,インジクター:2
・アーチャー系
スナイパー:2,アーティラリー:0,テンペスト:3,ウィンドウォーカー:4
・ソーサレス系
セレアナ:3,エレストラ:1,,スマッシャー:1 ,マジェスティー:11
さらにワンランク上を目指すとなると,スキル発動後のモーションを,エモートコマンドをただちに使うことで短縮できるテクニックが必要になってくる(いわゆるモーションキャンセル技)。1回1回は短い時間だが,積み重ねることで10秒以上の違いが出てくるのだそうだ。
ウォーリアー系が有利と思いきや思わぬ落とし穴
激戦を制して優勝したのは
実際プレイした人の話によれば,見知ったエリアなはずが,普段と違った姿に変貌していたように見えたようだ。クリアタイムは大体4〜7分となり,予選を潜り抜けたような上級者にとっても苦労させられたようである。気になったプレイヤーは,これらの記録を参考にしつつ,試しにタイムアタックに挑戦してみるのも面白いだろう。
序盤ではウォーリアー系の3名が,強力なスキルを連発して飛ばす展開となった。しかしケルベロスネストは,これまでとは違ってダンジョン内がとても長く,ウォーリアーにとってはMPの厳しい展開が待ち受けていた。途中まではデストロイヤーが首位を独走していたが,ラスボスであるケルベロスとの戦闘中に,MPが完全に枯渇。そんななか,テンペストが急激に追い上げを見せ,最後まで結果が分からない接戦となった。ついには逆転劇が起こるかと思われたが,最終的にはデストロイヤーが“10:00”というスコアで逃げ切り優勝を果たした。
9月に行われるアップデートの追加情報も発表
タイムアタックの終了後に,ドラゴンネストで9月に実装が予定されている次期大型アップデートについて,新情報が山縣氏から2つ発表された。
1つめは9月のアップデート時に,“ペットシステム”が新たに導入されるという件。詳しくは画像を見てもらいたいが,9月のアップデートでは白色と茶色の2種類が登場し,見た目以外はどちらも一緒とのこと。
このペットにおける見どころは2つあって,1つはドロップアイテムを自動的に拾ってくれること。ペットのインベントリはマイキャラと一緒なので,冒険が大分楽になりそうだ。もう1つは,ペットを呼び出している間に限り,マイキャラにバフがかかり能力が若干上昇すること。なお,ペットは共に冒険することで経験値を獲得し,レベルアップもしていくのだそうだ。
そしてプレイヤーが気になるであろう入手方法だが,課金アイテムで実装される。ガチャではなく単品購入できるタイプなので一安心といったところか。
続いての新情報発表は,キャラクタースロット枠について。先日に品川で行われた“ファン感謝祭”を振り返り,山縣氏が「お約束どおりキャラスロを4枠→6枠に無料で拡張したのですが……」と意味ありげに言葉を一旦切る。ここでネガティブな発表を予想したのか,すかさず来場客から「え〜」「やっぱりな〜」と残念がる声が挙がった。しかし,この日の発表は追加枠を取りやめるといった話ではなく,「8枠」に追加されることが急遽決定したとのことであった。会場内はこの日一番の盛り上がりを見せた。
後ほど山縣氏に尋ねてみたが,もともとドラゴンネストのクラスはたくさんありすぎて,4枠では全然足りない。9月には新たにアカデミックが実装されるが,せっかくのタイミングなので,この機会にいろいろなクラスを遊んでもらいたい,という気持ちが運営側にあったようだ。それにしても無条件で8枠に拡張とは,なかなかの太っ腹。
会場では,小学生が保護者同伴で来ていたり,友達に連れられてやってきた一見さんのプレイヤーが,スタッフに操作方法をレクチャーされながら挑戦していたりといった光景も見られた。決勝戦まで駒を進めるプレイヤーの中に,キーボード&マウスばかりではなく,ゲームパッドを使っている人もいた。
それともう一つ,山縣氏をはじめとした各スタッフの,来場客に対する丁寧な対応も心に残ったイベントであった。
今回のイベントはタイムアタックであったが,ドラゴンネストというタイトル自体は,その気になればPvEやPvP,そして今後はGvGでの大会も可能だと思われる。年内はアップデート予定がぎっしり詰まっているが,その合間を縫ってオフラインイベントを行いたいとのことなので,そのあたりも含め期待しよう。
「ドラゴンネスト」公式サイト
- 関連タイトル:
ドラゴンネストR
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