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[G-Star 2010]ちゃんと“魔界村”している! Seed9ブースでの「魔界村オンライン」プレイレポートをムービー3本と共に掲載
出展されていたプレイアブルバージョンでは,以前「こちら」に掲載したムービーにも登場していた「剣士」「弓士」のキャラクターで,3つのダンジョンをプレイできた。主なゲーム展開は,プレイヤー達の拠点となるMMOのエリアからMOのインスタンスダンジョンを攻略するという,このタイプのオンラインゲームとしては定番のものだ。
ゲームシステムは横スクロールアクション。左右の移動はカーソルキーで行い,Q/W/E/R及びZ/X/C/Vの8キーが,さまざまなアクションに対応している。たとえば剣士の場合,ジャンプ,通常攻撃,強攻撃,ダッシュ斬り,ジャンプ斬りといった具合に,多彩な攻撃を繰り出せる。各ボタンを適当に連打していても簡単にコンボが繋がるという,ライト層でも気軽に楽しめそうな作りだ。実際に周りを見渡すと,子供達が楽しそうにプレイしている姿が目立っていた。
こんな格好だが,ブースのスタッフだ |
苺パンツ=マイキャラ下着デザイン……のマウスパッド |
プレイして印象に残ったのは,オリジナルの魔界村の世界観を,とても丁寧に描いているところだ。とくにグラフィックスやキャラクターデザイン,そしてモンスターのアルゴリズムあたりに,それが顕著に感じられる。
グラフィックスについていえば,画面は見てのとおり全体的に色彩が独特というか,アクが強い。もちろんこれは悪い意味ではなく,“魔界村ならばこうでなくては”という意味での“強いアク”である。
敵味方のキャラクターデザインに関しても,リアルであり,それでいてひょうきんな一面が垣間見えるのはいかにも“魔界村”だ。こういった横スクロールタイプのオンラインRPGではキャラクターがコミカルに描かれがちだが,魔界村のグラフィックスはシリアスタッチな部分もキチンと強調されていて,非常にバランスがよく,そしてやっぱり“魔界村”らしい。
モンスターの挙動も凝っていて,対ボス戦は完全な“覚えゲー”だったりする。オールドゲーマーにとっては,若かりし頃の“連コイン”を思い出させる作りである。
G-Star 2010では,本作のほかにも「ロックマンオンライン」や「パズルボブルオンライン」など,日本オリジナルIPとなる作品のオンラインゲーム版が登場している。ライセンスタイトル=作りが適当,というのは完全に過去の話で,古くからのファンと新規プレイヤーの両方にアプローチできないとダメだという理解が,メーカーにも浸透してきているように感じる。ただクオリティが高まるのは嬉しい反面,魔界村オンラインなどの開発メーカーが日本の企業ではないというのが少々複雑な気分でもある。
「魔界村オンライン」は,まずは韓国で2011年にリリース予定。ちなみにSeed9はCJ Internet傘下のメーカーだ。最近では「SDガンダム カプセルファイター オンライン」が好調なCJインターネットが,本作をどのように日本展開してくれるのか(そもそもしてくれないのか),今から密やかに期待しておきたい。
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