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ASUS,Ryzen 2000の発売に合わせてAMD X470チップセット搭載のゲーマー向けマザーボード4製品を披露
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印刷2018/04/19 22:00

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ASUS,Ryzen 2000の発売に合わせてAMD X470チップセット搭載のゲーマー向けマザーボード4製品を披露

AMD X470チップセットを搭載するASUS製マザーボードの一部
画像集 No.002のサムネイル画像 / ASUS,Ryzen 2000の発売に合わせてAMD X470チップセット搭載のゲーマー向けマザーボード4製品を披露
 ASUSTeK Computerの日本法人であるASUS JAPANは,4月13日に発表した「AMD X470」チップセット搭載のゲーマー向けマザーボード4製品を,製品の発売に先んじて報道関係者向けに披露した。いずれもAMDの新型CPUであるRyzen Desktop 2000(以下,Ryzen 2000)シリーズに対応しており,CPUと同時に国内販売が始まったものもある。

 新型マザーボードのラインナップと税別のメーカー想定売価,および発売時期は表1のとおりだ。

表1 ASUSのAMD X470搭載ゲーマー向けマザーボード新製品ラインナップ
製品名 シリーズ フォーム
ファクタ
メーカー想定売価
(税別)
発売予定時期
ROG CROSSHAIR VII HERO ROG ATX 3万5800円 4月27日
ROG STRIX
X470-F GAMING
ROG STRIX ATX 2万6800円 4月19日
ROG STRIX
X470-I GAMING
Mini-ITX 2万4800円 5月中
TUF X470-PLUS
GAMING
TUF GAMING ATX 1万9800円 4月27日

 Ryzen 2000シリーズのCPUは,既存のSocket AM4対応チップセットである「AMD X370」や「AMD B350」とも互換性があるため,AMD X470でなければ利用できないという目覚ましい機能はあまりないのが正直なところだ。
 ただ,AMDによると,型番の末尾に「X」が付いた「Ryzen 7 2700X」と「Ryzen 5 2600X」が備える新しいオーバークロック機能「XFR2 Enhanced」と「Precision Boost Overdrive」を利用できるのは,AMD X470と「AMD B450」チップセットだけとなっている。つまり,新しいオーバークロック機能を試してみたいという場合は,これらの新チップセットが必要となるわけだ。

 以上のような前提を踏まえたうえで,マザーボード新製品を簡単に紹介していこう。


ROG CROSSHAIR VI HERO


 ゲーマーとオーバークロッカー向けシリーズとなる「ROG」からは,「ROG CROSSHAIR VII HERO」が登場した。
 AMD X370チップセットを採用した先代に当たる「ROG CROSSHAIR VI HERO」と比べると,ROG CROSSHAIR VII HEROは,M.2スロット用SSDに取り付けるヒートシンクや,背面I/Oインタフェースを覆う作り付けのパネル「プリマウントI/Oシールド」が標準搭載となったのが,目につく違いとなっている。

ROG CROSSHAIR VII HERO
画像集 No.003のサムネイル画像 / ASUS,Ryzen 2000の発売に合わせてAMD X470チップセット搭載のゲーマー向けマザーボード4製品を披露

CPUソケットのすぐ下にあるM.2スロットに,M.2 SSD用のヒートシンクが取り付けられていた(左)。M.2スロットは,チップセットの下にも1つある。背面I/Oインタフェース部にはカバーパネルが付いた(右)
画像集 No.004のサムネイル画像 / ASUS,Ryzen 2000の発売に合わせてAMD X470チップセット搭載のゲーマー向けマザーボード4製品を披露 画像集 No.005のサムネイル画像 / ASUS,Ryzen 2000の発売に合わせてAMD X470チップセット搭載のゲーマー向けマザーボード4製品を披露

 また,対応するメインメモリが,先代はPC4-25600 DDR4 SDRAM(DDR4-3200)までだったのに対して,ROG CROSSHAIR VII HEROではPC4-27700 DDR4 SDRAM(DDR4-3466)までとなったり,電源部のVRMを冷却するヒートシンクの表面に溝のような加工を施して冷却能力を高めたりといった具合に,オーバークロック用途に重点を置いているのも見どころであるという。

 ちなみに,新商品の説明会場には,国内向けには未発表の「ROG CROSSHAIR VII HERO WIFI」という製品も置かれていた。名前から想像が付くとおり,ROG CROSSHAIR VII HEROに無線LAN機能を標準搭載したバリエーションモデルである。
 国内で販売するかどうかは決まっていないとのことだったが,前向きに検討しているようなので。デスクトップPCにも無線LAN機能を求める人は,続報に期待しよう。

無線LAN機能を備えたROG CROSSHAIR VII HERO WIFI。背面I/Oインタフェース部分に,無線LANアンテナを接続する金色の端子が2つある
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ROG STRIX X470-F GAMING


 ROGシリーズでも価格対性能比を重視するシリーズとなる「ROG STRIX」からは,ATXフォームファクタの「ROG STRIX X470-F GAMING」(以下,X470-F GAMING)と,Mini-ITXフォームファクタの「ROG STRIX X470-I GAMING」(以下,X470-I GAMING)の2製品が登場する。
 X470-F GAMINGは,Ryzen 2000シリーズと同時発売の予定だが,X470-I GAMINGは発売時期が5月中の予定とのことで,まだ日本にはモノがないそうだ。

X470-F GAMING
画像集 No.006のサムネイル画像 / ASUS,Ryzen 2000の発売に合わせてAMD X470チップセット搭載のゲーマー向けマザーボード4製品を披露

X470-I GAMING
画像集 No.015のサムネイル画像 / ASUS,Ryzen 2000の発売に合わせてAMD X470チップセット搭載のゲーマー向けマザーボード4製品を披露

 2018年4月3日に国内発表となったIntel 300シリーズチップセット採用のROG STRIXシリーズマザーボードは,基板の表と裏にROGのキャッチフレーズをさまざまな書体で書いたデザインを採用していたのが目を惹いた。AMD X470搭載のROG STRIXシリーズも同様のデザインを採用しているのだが,チップセットヒートシンクにもキャッチフレーズが書かれていたのが,目新しいところだ。
 スペック面では,M.2 SSD用ヒートシンクの標準搭載や,PC4-27700 DDR4 SDRAM対応,プリマウントI/Oシールドの標準搭載などが目新しいポイントとなっている。

X470-F GAMINGのチップセットヒートシンクには,虹色に見えるフォントでキャッチフレーズが書かれていた(左)。背面I/Oインタフェース部にプリマウントI/Oシールドを備えるのは,ROGシリーズと同様だ(右)
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TUF X470-PLUS GAMING


 「TUF X470-PLUS GAMING」は,比較的低価格でありながら耐久性が高い部品を採用したTUF GAMINGシリーズの新製品だ。
 金属の枠で補強したPCI Express(以下,PCIe) x16スロット「Safeslot」が1スロットのみで,イルミネーション同期機能「Aura Sync」対応のカラーLEDを備えているのが基板の右端やI/Oインタフェース部のカバー程度と,ゲーマー向けとしてはシンプルな製品ではある。ただ,税別のメーカー想定売価が2万円弱ということもあり,必要なスペックの製品を安価に入手したい人には歓迎されそうだ。

TUF X470-PLUS GAMING
画像集 No.009のサムネイル画像 / ASUS,Ryzen 2000の発売に合わせてAMD X470チップセット搭載のゲーマー向けマザーボード4製品を披露

TUF GAMINGのシンボルマークが描かれたチップセットヒートシンクが目立つ(左)。PCIe x16スロットは2基,M.2スロットも2基備えている。背面のI/Oインタフェース部分もシンプルだ(右)。TUF GAMINGシリーズには,プリマウントI/Oシールドがないので,どことなくスカスカした印象を受ける
画像集 No.010のサムネイル画像 / ASUS,Ryzen 2000の発売に合わせてAMD X470チップセット搭載のゲーマー向けマザーボード4製品を披露 画像集 No.011のサムネイル画像 / ASUS,Ryzen 2000の発売に合わせてAMD X470チップセット搭載のゲーマー向けマザーボード4製品を披露

 新製品の主な仕様を表2にまとめておいたので,参考にしてほしい。

表2 新製品の主な仕様
製品名 PCIeスロット M.2
スロット
Serial ATA
6Gbpsポート
USB 3.1
(Gen.2)
ポート
LAN
ROG CROSSHAIR
VII HERO
PCIe 3.0 x16 ×2
PCIe 2.0 x16 ×1
PCIe 2.0 x1 ×2
2 6 Type-A×1
Type-C×1
1000BASE-T×1
ROG STRIX X470-F GAMING PCIe 3.0 x16 ×2
PCIe 2.0 x16 ×1
PCIe 2.0 x1 ×3
2 6 Type-A×2 1000BASE-T×1
ROG STRIX X470-I GAMING PCIe 3.0 x16 ×1 2 4 Type-A×2 1000BASE-T×1
IEEE 802.11ac
TUF X470-PLUS
GAMING
PCIe 3.0 x16 ×2
PCIe 2.0 x16 ×1
PCIe 2.0 x1 ×3
2 6 Type-A×2 1000BASE-T×1

ASUSTeK Computerのマザーボード製品情報ページ

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