イベント
「TERA」の11番目の新クラス「ファイター」が発表! 国内サービス4周年を記念するオフラインイベントが都内で開催
今回のイベントは事前応募/抽選制で,3倍近くの倍率をくぐりぬけて会場に訪れたTERAファンは約200名。会場内は立食パーティー形式になっており,参加者は入場時にキャラクターネームが記入された“名刺”をそれぞれ受け取っている。サーバーごとに分けられたテーブルで名刺交換を行うなど,親睦を深めやすい環境となっており,そこかしこでTERA談義に花が咲く様子は,さながら“公式オフ会”といった雰囲気だ。
また,TERAの開発作業を行っているBlueholeのスタッフが,今回のイベントのために来日。今後のアップデート内容や開発エピソードが明らかになるなど,会場を訪れたTERAファンにとって楽しい一日となっていたようだ。
2015年内に実装予定のアップデートについて発表
各テーブルでの来場客同士のやりとりが一段落したころに,TERAのニコニコ公式生放送「テラライブ! Vol.11」がスタート。放送では日本運営プロデューサーを務める中川氏により,2015年内に実装を予定しているアップデートについての紹介などが行われた。順番に見ていこう。
【新クラス「ファイター」】
「ファイター」は,TERAで11番目に登場する新たなクラスだ。魔力が込められたガントレットのような武具を装着し,主にパンチやキックなどといった立ち技で戦う格闘家タイプである。一見するとアタッカー系のように思えるが,実は右クリックが操作次第でガードにも対応でき,その気になればタンクとしても活躍できるのが大きな特徴とのことだ。
そして何故か,ミットを両手に構えた中川氏が,RENA選手にファイター用のスキルを実演してもらうという流れに。中川氏は果敢に立ち向かったものの,ローキックをガードし損ねてしまい悶絶……。涙目ながらに「今度の新クラスはめちゃくちゃ強い! そして綺麗!」と叫んでいた。
【新ダンジョン「ケリーヴァンの突撃船」】
続いて紹介する「ケリーヴァンの突撃船」は,船を舞台にした新しいインスタンスダンジョンだ。難度に関しては,最初にダンジョンが導入されるときに“下級”“中級”が,そして後日“上級”があらためて実装される。これは当初,10人レイド用としてのダンジョンとして開発されていたのだが,ファイターの開発を受けて,通常パーティ向けに軌道修正を行っているとのことだ。
【新ダンジョン「(呪われた)バーンスタインの幽霊島」】
「(呪われた)バーンスタインの幽霊島」は,現時点における最高難度として開発中の新ダンジョンだ。幽霊島らしく内部は薄暗く不気味な景観で,多数のゴーストが待ち受けている。難度について,Blueholeの開発スタッフは「最初は挑戦することすら難しい」とコメントしており,もしかすると入場時に特別な条件が必要になるのかもしれない。
【新規チュートリアル用エリア「ティアラニア」】
従来だとキャラクターを作成すると,チュートリアル用のエリア「黎明の島」に降り立つことになるが,今後は「ティアラニア」と呼ばれる別エリアも選べるようになる。詳細の経緯は不明だが,ティアラニアでキャラクターレベル11まで育成すると,首都のヴェリカへ移動できるそうだ。ちなみにファイター専用というわけではなく,全クラス/種族のキャラクターがこのエリアを選べる。
声優の若本規夫さんが演じる人気NPC“サマエル・クランウッド”も,このティアラニアで再登場するそうだ。新たなボイスもすでに収録しているとのことで,どのようなストーリー展開となるのか気になるところ。
【システム改善&利便性の上昇】
ゲーム内で“名品化”(アイテム強化)を行う際,封印/解印といった作業を繰り返すことになるが,この際,従来のようにウィンドウを閉じずとも続けて行えるようになる。
また,敵からターゲットされたキャラクターの足元に表示されるサークルが見やすくなると共に,ボスモンスターが繰り出す範囲攻撃に関しても,その範囲が分かりやすく示される。ちょっとした変更点だが,プレイヤーにとっては遊びやすくなりそうだ。
【“戦場”にガイド機能が追加】
PvPコンテンツ“戦場”において,城門を攻略したり守護石を破壊するなどといった,実際の手順を説明するガイド機能が追加される。これまでは若干説明不足の感が否めなかったそうだが,これらの環境を整備したうえで,PvP未経験者向けにアピールしていく構えだ。
今回明らかになったアップデート情報は以上だ。実装時期が気になるところだが,中川氏によると,まずは「ティアラニア」を9月9日に実装予定。続いて新クラスの「ファイター」と新ダンジョンを同時に,可能な限り早い段階で実装したいとのことだった。
開発スタッフを交えてのQ&Aコーナー
今回のイベントのために,Blueholeで開発作業に携わっているチェ・ヨンウク氏と,イ・ヒス氏が来日。事前にプレイヤーから寄せられた質問・要望を元に,中川氏から両氏へ質問が投げかけられた。主なやりとりを紹介していこう。
質問:
これはプレイヤーからもっとも多かった質問,というより要望なのですが,マッチングの待機中に,現在申請しているクラスなどの内訳が知りたいです。例えば,現在足りていないクラスが確認できれば,プレイヤーによってはキャラチェンジなどで対処できることもあると思います。
Bluehole:
希望人数がかなり多い要望とのことなので,実装できるかどうかこれから開発スタッフと共に検討してみます。
質問:
新しいアバターアイテムの追加に対する要望も多いです。
ちなみに,浴衣や和服などに関しては,実際の開発が難しいとうかがっています。そのため,今回の4周年記念イベントでは,エリーンの浴衣などをイラストで描いてもらっているんですよ。
「TERA」4th Anniversaryページ
Bluehole:
ロングスカートや浴衣などといった長い裾がある衣類は,キャラクターを大きく動かすと一部が突き抜けてしまいます。とくにTERAの場合,キャラクターの動きがダイナミックなので,なかなか難しい問題です。
質問:
昔に実装されたダンジョンなどを,レベルキャップが引き上げられた現在のキャラクター環境に合わせてバランス調整を行ってくれると嬉しいです。
Bluehole:
先日,「暴悪のキルガルの洞窟」を期間限定のイベントで復活させましたが,これは反響がとても良いですね。今後もコンテンツの再利用を検討していこうと考えています。
最後に,新クラスが実装されるたびに「エリーンでも選べるようにしてほしい!」という要望が寄せられるとのことで,これに対して中川氏からのコメントがなされた。
氏によると,TERAではキャララクターのグラフィックスやモーションにとくに拘っていることから,仮に他種族に既存クラスを移植しようとすると,完全新規でクラスを開発するのとほぼ同じくらいの労力/手間が掛かってしまうのだそうだ。それならば,エリーン用の新クラスを開発するほうが,プレイヤーに喜んでもらえるのでは,といった考えのようである。
そのほか会場内では,クイズ大会やビンゴ大会など,来場客同士が一緒に楽しめるアトラクションが行われ,盛り上がりを見せた。今回のイベントは,2014年8月にTERAの運営会社がゲームオンに移管してから初となる大型のオフラインイベントだが,会場へ足を運んだファンは,4年を迎えてもサービスが堅調に続いていることに安心できたかもしれない。
現在TERAでは,4周年を記念するさまざまなイベントがゲーム内外で順次展開中だ。現役プレイヤーはもちろん,新規プレイヤーや復帰プレイヤーも対象となっているので,もし興味を持ったら「こちら」の特設サイトで確認してみよう。
「TERA The Exiled Realm of Arborea」公式サイト
- 関連タイトル:
TERA :The Exiled Realm of Arborea
- この記事のURL:
Copyright (C) KRAFTON Inc. All rights reserved.
Copyright (C) GameOn Co., Ltd. All rights reserved.