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「Angry Birds Space」が本日リリース。「スペースインベーダー」とのコラボ企画も発表された記念イベントをレポート
これにあわせて,都内で記念イベントが開催され,開発者自身がAngry Birds Spaceを紹介したほか,シリーズの今後も語ってくれたので,その模様をお伝えする。
「Angry Birds」 |
シンプルながら戦略性が求められるゲーム性が受け,開発元のRovio Entertainmentによれば世界で8億ものダウンロード数を達成したという人気シリーズだ。
Antti Sonninen氏(左)とLauri Konttori氏 |
Angry Birds Spaceは,タイトル通り宇宙が舞台で,鳥たちはある星から,ブタがいる別の星に向けて飛んで行く。宇宙空間ではどこまでもまっすぐに飛べるが,星の重力につかまると軌道が変わり,星の周りを回りながらブタがいる地表に近づいていくという,まるで鳥が宇宙船になったようなシステムが特徴だ。
Konttori氏によると,本作ではこのシステムを実現するためにまったく新しい物理エンジンが使われているとのことである。
2つの星の重力をうまく利用してブタを狙うステージ |
続けて紹介されたのが,シリーズの主役と言える鳥たちだ。Angry Birds Spaceに登場する鳥のキャラクターとして本日紹介されたのは6種類で,Konttori氏によると「新キャラはもちろん登場しますが,これまでのシリーズ作品に登場したキャラも,スーパーヒーローっぽく進化しています」とのこと。
下に各キャラの画像を掲載するので,その進化ぶりを確認してみてほしい。
上の6キャラの中で,Konttori氏イチオシなのが新キャラの「Ice Cube Bird」(写真下段右)だ。このキャラは敵や建物などにぶつかると,それらを凍りつかせるという能力を持っている。最初にこのIce Cube Birdで凍らせたところに,小さな鳥3匹が一度に飛ぶ「Blue Bird」(写真下段左)をぶつけると破壊力十分で,戦略上とても有効とのことだ。
ちなみに,Ice Cube BirdやBlue Birdと言った名前はコードネームで,本当の名前は今のところ秘密だという。今後提供されるコンテンツで本当の名前が明かされる予定だ。
パチンコで鳥のぬいぐるみを打ち出すDon Petti氏 |
まずはNASAとのコラボ企画について。なんと国際宇宙ステーションに滞在中の宇宙飛行士であるDon Petti氏が,無重力状態の中でぬいぐるみや風船を使い「Angry Birdsごっこ」をするというムービーが流された。
Sonninen氏によると,NASAは,難しいイメージがある物理学を楽しく学べる方法としてAngry Birds Spaceを高く評価しており,それがこのムービー制作につながったとのことだ。
「スペースインベーダー」のステージ |
ちなみにタイトーは,同社が運営するアミューズメント施設でAngry Birdグッズをプライズとして提供している。今回のコラボもそのつながりから実現したようだ。
Sonninen氏が紹介した「Angry Birds」シリーズの展開。中には「NATIONAL GEOGRAPHIC」誌とコラボした冊子などもある |
イベントのレポートは以上だ。システムが大きく変わったゲーム内容はもちろん気になるところだが,コラボや派生商品の多さに,さすがモバイル向けゲームの超人気シリーズという感想を覚えた。
これから,街中であの赤い鳥を目にする機会が増えることになりそうである。
「Angry Birds Space」公式サイト
「Angry Birds Space」ダウンロードページ(iTunes)
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Angry Birds Space
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(C)2011 Rovio Entertainment Ltd
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