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主人公だけでなく敵までもプレイヤーが操る。人形劇の舞台で戦うターン制パズル「The Lamb Chop Show」
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印刷2026/11/03 12:00

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主人公だけでなく敵までもプレイヤーが操る。人形劇の舞台で戦うターン制パズル「The Lamb Chop Show」

 「The Lamb Chop Show」は,サンフランシスコを拠点とするAbyssal Born Studioが開発中のターン制パズルゲームだ。gamescom asia x Thailand Game Show 2026の会場で,同スタジオの3DアーティストであるIan Leung氏に,ゲームの仕組みや開発チームの成り立ちを聞いた。

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 物語は,優しい父親の声が読み聞かせる寝物語として始まる。魔法の鏡の中で冒険に出た幼い王女を主人公に,プレイヤーは語り手の声に沿ってパズルを解いていく。

 Leung氏は本作におけるプレイヤーの立場を,人形使い,あるいは劇場の主だと説明する。ショーを続けるには舞台全体を仕切る必要があり,主人公の王女だけでなく,彼女の敵まで自分で動かすことになるのだ。

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 戦闘には,Leung氏が「独自のトークンシステム」と呼ぶ仕組みが採用されている。トークン(コイン)を使って攻撃や防御を選択し,戦闘とパズルを進めていく。

 舞台の上部には,剣や盾の絵が描かれた枠が並んでいる。王女と敵の行動は,この枠にコインをドラッグして決める仕組みで,チュートリアルもその操作を教えるところから始まる。

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 ビジュアル面では,手作りの質感を残した素朴なアートスタイルを目指しているという。ゲーム作りへの情熱を,作品の見た目からも伝えたいという思いがあるそうだ。

 物語は表向き,幼い王女の冒険として描かれる。しかし,その裏にはもう一段深い物語が隠されており,プレイヤーが舞台全体を操る理由という,ゲームの根幹に関わる仕組みにも結び付いていくという。

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 Leung氏によれば,物語にはミステリーやホラーの要素も少し盛り込まれる可能性があるそうだ。開発チームは,そうした物語を戦闘を通じて描きたいと考えているという。

 ゲームは基本的に,物語と戦闘を交互に繰り返す構成となる。メインストーリーとは別にサイドクエストも用意する予定で,両者を並行して進められるようするとのこと。

 体験版には第1幕がまるごと収録されている。ゲームの仕組みを段階的に学べるチュートリアルが用意されており,最後にはボス戦が待ち受ける。

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 ブースにはPCだけでなくタブレットの試遊機も用意されており,タッチ操作だけで遊ぶこともできた。会場にはローカライズを手がける業者も訪れており,試遊してもらったあとに話をする予定だとLeung氏は語っていた。

 開発メンバーは,サンフランシスコの美術大学で出会ったという。本作はもともと,ディレクターを務めるAria Batdorff氏の卒業制作として生まれた作品だ。卒業後,メンバーはサンフランシスコに小さなスタジオを立ち上げた。

 Batdorff氏は台湾出身で,現在はアメリカで暮らしている。プログラミングを担当する2人も台湾出身だが,Leung氏は香港出身で,卒業後に地元へ戻ったという。

 Leung氏は2.5D表現の実装やステージの仕上げを担当している。一方,Batdorff氏はディレクターに加え,ゲームデザイン,プログラミング,アート,アニメーションまで幅広く手がけているそうだ。

 香港,台湾,アメリカと,開発チームは国際色豊かだ。10月初めにはマレーシアのクアラルンプールでも本作を出展しており,今回のバンコクでの展示はそれに続くものとなった。

 発売に向けた現在の課題は,開発資金を提供してくれるパブリッシャを見つけることだという。東南アジアのイベントを巡っているのも,そうしたパートナーを探すためだそうだ。

Ian Leung氏
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