［TGS 2008＃019］PS3ユーザー待望の大作RPG「白騎士物語」，オンラインでの協力プレイが楽しめる「ライブパート」が初公開

　ソニー・コンピュータエンタテインメント（以下，SCE）ブースで行われた，PLAYSTATION 3（以下，PS3）用RPG「白騎士物語 -古の鼓動-」のステージイベントで，開発元であるレベルファイブの日野晃博氏から，本作の新要素が明かされた。

ゲストとして招かれたエンターブレインの浜村弘一氏（中央）と，レベルファイブの日野晃博氏（右）

　本作は，12月25日の発売が予定されている，PS3ユーザー待望の大作RPG。本作では，バランドール王国に眠る古代のオーパーツ，“騎士”の力を手中に収めようと襲撃してきた謎の軍団ウィザードと，偶然「白騎士」の力を手に入れた主人公レナード達との戦いが描かれる。
　日野氏いわく，「ファンタジー世界でヒーローものをやったら面白いんじゃないか」というアイデアから生まれた作品で，レナードは「変身」のかけ声と共に身長7メートルの白騎士に変身するというのが特徴だ。


　本イベントで日野氏は，本作について「たっぷり遊べる大作RPG」に仕上げたと前置きしつつ，壮大なスケールで描かれるストーリーを追う，シングルプレイの「ストーリーパート」とは別に，オンライン上でのマルチプレイが楽しめるMO要素，「ライブパート」の存在を明らかにし，イベントでは実際に4人でのマルチプレイが披露された。

　ライブパートでは，主人公のレナードとは別に自分の分身となるキャラクターを作成し，オンライン上のプレイヤーと協力してクエストに挑める。キャラクター作成では，髪型や体型はもちろん，唇の色や耳の角度にいたるまで，かなり細かなカスタマイズができるという。またレベルアップ時に入手できるポイントを使って，さまざまなスキルを身につけ，自由にセットアップできる。


　デモプレイでは巨大なトロルとの戦闘シーンが紹介されたのだが，特徴的なのは，攻撃のターゲットにする部位を頭，右足，左足といった具合に個別に選択できることだ。例えば，巨大な敵の頭部を魔法で直接狙ったり，剣が届かない胴体部分ならば，まず足を攻撃し，敵が膝を着いたときに攻撃したりといった戦術が求められる。仲間と協力して戦術を練ることで，シングルプレイでは味わえないスリリングな戦いが楽しめそうだ。

　本作は，SCEブースに設置されたごく小規模なクローズドシアターにて，ムービーのみの出展がされている。こちらでは，一般日も筆者が見たものと同一のムービーが上映されるのであれば，中世ヨーロッパのような街並みの中を走る蒸気機関車や，翼をはためかせて飛ぶレトロなデザインの飛空挺，城塞（？）を背負った巨大なカメが地響きを轟かせて移動するさまや，かけ声と共に白騎士に変身したレナードが，ライバルとおぼしき黒い騎士と戦うシーンなどが収められたプロモーションムービーが見られるはず。かなり見応えのある映像となっているので，SCEブースに足を運ぶ予定の人は必見だ。
　また，こちらのクローズドシアターでは，同時に本作のMO要素であるライブパートの紹介ムービーも見られるので，併せてチェックしておこう。