1000体以上のキャラが入り乱れるMMORPG「MONARCH」，αテストが韓国で6月1日から3日まで実施

　「G-Star 2011」の取材記事などでもお伝えしていた，大規模な部隊戦争を特徴とするMMOPRG「MONARCH」のαテストが，韓国で2012年6月1日から3日まで実施される。今回のテストはゲームバランスおよびシステムの安定性を検証するもので，1週間のテスター募集期間では計3万人のプレイヤーが集まったという。

　CJ E＆M Netmarbleが運営を担当する本作は，開発元のMAIUS GAMESが自社開発したエンジンによって，同時に1000体以上のキャラクターが入り乱れるという大規模な戦闘環境が実現される。

　本作は中世ヨーロッパ風の地域を舞台としたファンタジーの世界設定を持つ作品。プレイヤーは，英雄キャラクターを中心に傭兵を雇って部隊を編成，その部隊によって通常の戦闘や攻城戦などを楽しめる（つまり，先ほどの“1000人以上”にはCPU操作の傭兵も含まれており，すべてがプレイヤーというわけではない）。



　プレイヤーは，ゲーム開始時に雇用する傭兵の兵科を選択することになる。今回のαテストでは，「剣兵」「槍兵」「弓兵」の3種の兵科のみが提供される予定で，今後はその種類が追加されていくことになっている。別の兵科の傭兵を追加で雇用するには，キャラクターの“身分”を向上させる必要があるという仕組みである。


　つまりこれは，プレイヤーキャラクターが成長することではじめて，部隊を成長させられるということだ。プレイヤーの身分が低ければ新たな兵科の傭兵を雇用ができず，つまりは部隊が強化されない。雇用したい兵科に必要な身分をあらかじめ確認して，うまくプレイヤーキャラクターを成長させていく必要があるのだ。

　またこうして編成された部隊は，箱庭ゲームのユニットのように常に食糧を消費する。高級食糧の消費によって士気が高まり，部隊の戦闘力が高まるという要素もある。食料は，点在する村の商人から購入するか，敵を倒すことで「リンゴ」という形で得られる仕組みだ。


　なお現在，本作の公式サイトで「アイテム製作所」のメニューが準備されていることが話題となっている。プレイヤーは，本αテスト中にキャラクターの持つアイテムを強化することが可能で，そのアイテムは今後実施されるβテストでも使えるのだという。

「MONARCH」公式サイト（韓国）