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薫が単独で挑む別視点からの追加シナリオ登場。「流行り神3」,8月26日にダウンロードコンテンツを配信
配信されるダウンロードコンテンツは,本編シナリオからのスピンオフとなる「追加シナリオ 薫編」で,8月28日に無料で配信される予定だ。なお,必要容量は3MB以上となっている。このシナリオをプレイするためには,本編ディスクとコンテンツのダウンロードが必要になるのはもちろんだが,本編シナリオの進行具合などといった縛りはないので,序章を終えていればすぐにプレイできる。
薫編は,本編シナリオ第2話「赤いちゃんちゃんこ」と同じタイミングで発生した,「トイレの花子さん」にまつわる事件に,羽黒薫が単独で挑むことになるという。
事件現場の「女子トイレ」,謎の「血だまり」という奇妙な符号。この二つの事件にはどのような関連があるのだろうか。また,プレイヤーの視点となることで分かるであろう,羽黒薫という人物像とはどのようなものなのか。
無料でプレイできる追加コンテンツなので,配信が開始されたらぜひ入手しよう。
“羽黒薫”、超メジャー怪談“トイレの花子さん”に挑む!
彼の名前は、“羽黒薫”
こう見えて警視庁に6年以上勤めている警察官です。愛想がよく、社交性に富んだ性格から周囲に可愛がられ、一種マスコットのように扱われることもあるほどの好青年(?)です。『3』の本編シナリオ中で新キャラクターとして登場し、編纂室の一員となります。本編シナリオをプレイされた方は、彼が持つ独自の『毒』に気がつくことでしょう。なんせ、彼が目を輝かせて話す内容は、オカルトネタや怪しげな噂や、とんでも話……まさに怪異事件を扱う編纂室にふさわしい逸材なのです。
『薫編』は、そんな“羽黒薫”が、編纂室のメンバーとは別行動をとり、
とある怪異事件に立ち向かう姿が描かれます。
薫編のバックボーン
そもそも“羽黒薫” は、何者なのか?
“羽黒薫”には大小さまざまな謎があります。
誰とでも快活に話す好青年という印象にまぎれがちですが、その実、彼が『自分』について語ることは驚くほど少ないからです。
具体的に彼について知れる情報は、『オカルト好きであること』『好奇心が旺盛であること』『その好奇心を満たすために、時には周囲に迷惑をかけることも辞さないこと』そして『(若く見えるにも関わらず)警視庁に6年以上勤めているという経歴』といったところでしょう。
もしかしたら、目の肥えたユーザーは本編シナリオ中での“羽黒薫”の言動から上記以上のモノを見出せるかもしれないですが――
ともかく、彼の一人称で語られる『薫編』を通して、
漠然としていた“羽黒薫”の一端を垣間見られることでしょう。
また、彼にまつわる最大の謎である、 “もう1人の羽黒薫”との
関連についても、ぜひご注目ください。
薫編の時間軸は、本編の第二話とほぼ同じです。風海をはじめとした編纂室メンバーが『赤いちゃんちゃんこ』事件の解決に奔走する中、羽黒は『トイレの花子さん』にまつわる事件に遭遇します。オカルトな臭いがぷんぷんする『トイレの花子さん』事件に興味を持った羽黒は、編纂室には報告を行わないまま、単独で事件を追うことにしますが――
本編 第二話
『赤いちゃんちゃんこ』
進学校として有名な私立小学校の女子トイレでおびただしい量の血液が発見された。
人間の血液であれば、明らかに死にいたる出血量の血だまりに関係者は騒然。学園の関係者に、死者や怪我人が出ていないかの確認に奔走することになる。
調査を進める一同は、事件現場の女子トイレに『赤いちゃんちゃんこ』というオバケが出るという噂を耳にすることになるのだが――
薫編
『トイレの花子さん』
『赤いちゃんちゃんこ』事件が発生している小学校に程近い公園――
捜査の合間に公園に足を運んだ羽黒は、おびえた様子の少女に出会う。
『公衆トイレの中に女性が血を流して倒れている』という少女の言葉に、羽黒がトイレを調べてみると、人影は無く多量の血痕だけが残されていた。
誰のものともわからない血液、トイレの個室のドアに書かれた「花子さんのトイレ」という言葉、そして、『赤いちゃんちゃんこ事件』との奇妙な符号――羽黒は持ち前の好奇心から、1人でこの事件の調査を開始する。
タイミングや現象に、奇妙な符号が感じられる2つの事件。
第二話は風海が、薫編は羽黒が挑む。
薫編『トイレの花子さん』あらすじ
私立相羽学園で発生している『赤いちゃんちゃんこ』事件の捜査に加わっていた羽黒薫は、気まぐれに学園近くの公園に足を向けた。先輩たちに任せておけば、厄介な怪異事件だろうと、そのうち解決するだろうと、余裕の態度である。自分はオカルトネタなどの美味しいとこを楽しめたらな、と鼻歌交じりに考えたりしていた。
そう大きくも無いその公園内には、1人の少女がいた。今事件が起きている相羽学園の生徒のなのかもしれないが、授業をサボって時間をつぶしているのだろうか?
興味を引かれて見ていると、なにやら様子がおかしいことに気がつく。
持ち前の愛想の良さを活かして羽黒が話しかけてみると、少女“二三子”はひどくおびえた様子で、
『トイレの中で、女性が血をながして倒れている。助けてあげて』と言う。
まさか、お気楽なサボりのつもりが、新たな事件に遭遇か?
訝しがりながらも、件のトイレに踏み込み捜査を開始すると、女子トイレの一番奥――3番目の個室に、多量の血痕が広がっていた。少し前に見た、『赤いちゃんちゃんこ』事件の現場とひどく重なるイメージと、立ちこめる血臭に自然、羽黒の視線も厳しくなる。しかし、二三子がしきりに気にしていた『怪我をした女性』の姿はどこにも無い。
おかしい。
二三子がトイレから出てきたところは、なんとはなしに見ていたし、二三子と話している際にも、トイレは常に視界に入っていた。その間に、トイレから出てきた人物はいなかったはずだ。つまり視覚的な密室だ。
では二三子が見たと言う怪我をした女性は、どこに消えたのか?
ともかく、血だまりがあるからには、ここは事故なり事件の現場である。所轄に連絡を――と、通報する羽黒がふと振り返ると、問題の個室のドアには、子供の落書きのような筆跡で『花子さんのトイレ』と書かれていた。
女子トイレの3番目の個室……なるほど有名な怪談『トイレの花子さん』がおわしますトイレ、ということか?
妙な納得をしながらうなづく薫は、それを弾みに、いつもの軽いノリで、心に決める。
『先輩たちは別件で大変だろうし、この事件、僕が追って見るのも面白そうだ』
かくして、編纂室メンバーとは距離を置き、羽黒薫のスタンドプレーが開始される。
キーワードは“トイレの花子さん”、そして彼自信が持つ“羽黒薫”という名前――
薫編の登場人物紹介
円山鉄二 二三子の兄。 中学受験に向けて勉強中 |
円山二三子 公園で羽黒が 出会う女の子。『花子さん』に思い入れがあるらしいが… |
柴田愛 私立相羽学園の学生 |
五十嵐沙耶 私立相羽学園の学生 |
下橋ミキ 今回の事件を聞きつけ、地方から出てきた 新聞記者 |
- 関連タイトル:
流行り神3 警視庁怪異事件ファイル
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