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[CES 2015]Mad Catzがまたやった! 異色の“変形”メカニズムを備えるBluetooth接続型ゲームパッド「L.Y.N.X. 9」登場
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印刷2015/01/07 18:35

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[CES 2015]Mad Catzがまたやった! 異色の“変形”メカニズムを備えるBluetooth接続型ゲームパッド「L.Y.N.X. 9」登場

 Mad Catzがまたやった,と言わざるを得ない。
 Mad Catz Interactiveは,米ラスベガスで開催されている2015 International CESで,変形・分解メカニズムを備えたワイヤレスゲームパッド「L.Y.N.X. 9 Mobile Hybrid Controller」(以下,L.Y.N.X. 9)を発表した。PCとAndroidに対応する本製品は2015年3月発売予定で,直販サイトでの価格は299.99ドル。現在,予約を受け付け中だ。

斬新過ぎるデザインのせいで色にまで気が回らないが,ひとまずお伝えしておくと,カラーバリエーションはホワイト,ブラック,レッドの3色
画像集 No.002のサムネイル画像 / [CES 2015]Mad Catzがまたやった! 異色の“変形”メカニズムを備えるBluetooth接続型ゲームパッド「L.Y.N.X. 9」登場

詳細は後述するが,L.Y.N.X. 9は,環境に合わせて本体を変形させつつ,各種モジュールを装着して使うことになる
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接続端末やシチュエーションに合わせて形を変えるL.Y.N.X. 9


 一言でまとめるなら,L.Y.N.X. 9は,Windows 8.xベースのPCと,Android 4.0(Ice Cream Sandwich)以上を搭載するスマートフォンやタブレットと組み合わせて利用できるゲームパッドだ。
 接続インタフェースはBluetoothで,D-Padと左右のアナログスティック,右手で使う[A/B/X/Y]ボタン,左右のショルダー部に[L1/L2][R1/R2]ボタンといったコントローラ然としたボタンを搭載している。バッテリーを内蔵しており,USBケーブルを用いた1回の給電により最大30時間の連続使用が行える。

 ……のだが,もちろん本機の特徴は,その形状やメカニズムにある。
 L.Y.N.X. 9が持つ最大の特徴は,接続端末や利用シチュエーションに応じて,各種のモジュール(アタッチメント)を組み合わせたり,本体そのものを変形・分解して形を変えたりできる点にある。組み合わせるモジュールの1つとしてQWERTY配列の小型キーボードを用意していたり,コントローラ自体がPCの操作などに使用可能なポインティングデバイスマイクを搭載していたりといった特徴もあるのだが,なにはともあれ“形”の部分を見てみよう。

 L.Y.N.X. 9が想定するゲームプレイのシチュエーションは大きく分けて3つ。それぞれのシチュエーションに合わせて,L.Y.N.X. 9はその姿を変える。

 まずは変形パターンではなく,最もコンパクトにすべてのパーツを折りたたみ,すべてのモジュールを外した姿を見てほしい。これは携帯性が最も高くなる形状で,後述のスマートフォン用クリップ(モジュール)を装着した状態で折りたたむと,クリップ部分が左右のスティックを保護する役目を担う形となる。

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左右のグリップは内側に折りたためる。全体の寸法は分からないが,コンパクトに収納できそうな雰囲気
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こちらは別のカラーのものだが,左の写真にスマートフォン用のクリップモジュールを取り付けて,さらに折りたたんだところ

 1つめのシチュエーションは,スマートフォン向けタイトルをプレイする場合だ。ここでは,まずスマートフォン用クリップにスマートフォンを装着。そのうえで,たたんだグリップを左右に開いて,左右のスティックをぐいっと下に移動させる(※変形させる)といった感じである。開いたグリップの内側には,グリップを太くするための追加のモジュールを取り付けると,ホールド性が高まるようだ。

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“スマートフォンのゲームを遊ぶコントローラ”然としたスタイル。スマートフォン用クリップが自立するのかどうかは分からない

 2つめは,タブレットでゲームをプレイするシチュエーションである。
 タブレットでゲームを遊ぶ場合は,付属のスタンドモジュールにタブレットを立てる方法が用意されているが,それとは別に,タブレットスタンドをも取り込む形で,タブレットとボタンインタフェースを一体化できるようだ。

 やり方としては,まずタブレットをスタンドモジュールに立てる。そして,パッドの本体を,左部分(※D-Padと[L1/L2]ボタン,左スティック),中央部分,右部分(※右スティックと[A/B/X/Y]ボタン,[R1/R2]ボタン)という3つのパーツに分解して,スタンドモジュールに装着するらしい。こうすることで,机置きや膝置きができない場合でも,タブレット向けタイトルをゲームパッドでプレイできるようになるわけだ。

左がタブレットを装着した状態で,右がその骨格だ
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 3つめは,Android端末を家庭の大型テレビなどに接続して使用するシチュエーションとなる。
 L.Y.N.X. 9には,HDMIケーブルとともに,HDMI−MHL変換キットである「Mad Catz PlayBig & Charge Pack」が付属している。これを使用すれば,スマートフォンやタブレットの映像を,より大型のディスプレイデバイスへ出力できるようになるのだ。

ちなみに「Mad Catz PlayBig & Charge Pack」は,Mad Catzの直販サイトにおいて,39.99ドルで販売されている
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 前述のとおり,L.Y.N.X. 9にはQWERTY配列の小型キーボードモジュールが付属しているため,これを利用すれば文字の入力も可能。内蔵マイクやマウスカーソルを操作できるポインティングデバイスも付属しており,PCなどでほかのプレイヤーとコミュニケーションを取りつつゲームをプレイすることすらできるようだ。「ゲームとその周辺に関係する操作をすべて賄える」というコンセプトで設計されているのだろう。

キーボードモジュールを装着したところ。この場合,グリップの内側のモジュールは外すことになりそう
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コントローラ本体中央部分を拡大。下に掲載した開封動画では,ボタンは左から,コントローラ自体のオン/オフボタン,[BACK]ボタン,[START]ボタン,[MODE]ボタン(※Bluetoothコントロールモード/PCコントロールモード切替)で,中段にある正方形がポインティングデバイスとされている。下段のボタンはモジュールの脱着に使うようだ
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 ゲーマー向けマウスであるR.A.T.シリーズや,キーボードのS.T.R.I.K.E.シリーズなど,メカメカしいビジュアルのデバイスを投入し続けるMad Catz。単純計算で約3万5000円という価格はさておき,またも“オトコノコ”心をくすぐる,ものすごい仕掛けの付いたメカメカデバイスが登場するといった感じである。
 細かな使い勝手は追って明らかになると思われるが,既存の入力デバイスでは物足りないというゲーマーは,ひとまず注目しておきたい。

Mad CatzのL.Y.N.X. 9製品紹介ページ(英語)

Mad Catz StoreのL.Y.N.X. 9製品ページ(英語)

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    Mad Catz

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