カプコンのPSP用RPG「
ラストランカー」が,いよいよ明日(7月15日)に発売される。今回は,本作の概要をあらためて確認すると共に,劇中で主人公・ジグを取り巻くさまざまな勢力を紹介しよう。
ラストランカーの舞台となるのは,構成員のほとんどが戦士という組織
「戦侯機構バザルタ」だ。バザルタが擁する戦士の数は10万人にのぼり,その全員が
「戦士ランキング」で格付けされている。強い者は地位と名声を手に入れ,弱い者は強い者に従い,制限を受けるという,力こそがすべての世界なのだ。
そして,このバザルタに関するすべての決定権を持つのが,戦士ランキングの1位から7位に名を連ねる実力者,通称「
七騎士」と呼ばれるランカー達。この七騎士の座を勝ち取るため,ジグは戦いに身を投じていくのである。
本作の戦闘には,通常攻撃・強攻撃・ガード・サブウェポンの使用といった動作を,状況によって使い分けて戦っていく「
ダイレクトボタンバトル」が採用されている。普段の修練で培った実力を十分発揮し,的確な判断で自分よりもランクの高い戦士を倒せば,戦士ランキングもそれに応じて上昇していく。
最初は自分より高ランクの敵を追いかける立場のジグだが,
ある程度ランキングが上がってくると,今度は逆に狙われる立場になる。フィールド上にいるランカーの頭上に
「WARNING」の文字が表示されると,ランカーはジグを追いかけてくるのだ。ランキング戦(ランカーとの戦闘)に負けると,その場でゲームオーバーとなってしまうので,外を出歩くときは常に準備を怠らないように。降りかかる火の粉を払いつつ,上を目指して突き進もう。
ラストランカーの世界には,戦侯機構バザルタの七騎士を始め,さまざまな勢力が登場する。ジグも関わることになる悪名高き
「タイロン一家」や,力こそがすべてというバザルタに反発する
「アンチバザルタ」達。ストーリーにも深く関わってくる勢力を,以下で一挙に紹介していくので,プレイ前の予習をするつもりで目を通してほしい。
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敵か、味方か―― ジグを取り巻く様々な勢力
戦侯機構バザルタを中心として、ジグの前には様々な勢力の人間が現れる。
果たして誰が敵で、誰が味方なのか?そして何が正しいのか? 物語の行方はジグと共にゲームで確かめてほしい!
“七騎士”と戦侯機構バザルタ
全ての戦士が所属し、武力をもって世界を統治する戦侯機構バザルタ。戦侯機構バザルタの特徴は、戦士ランキングという独特のシステムによる「強い者が正しい」という制度だ。そして、この戦侯機構の頂点に君臨するのが七騎士という戦士である。
戦侯機構最強の6人、それが七騎士
1位から7位までのトップランカーのみが“七騎士”という称号を与えられ、戦侯機構ひいては世界を統治できるまでの権力を得ることができる。立法、裁判、治安維持など、世界を維持するために必要な活動は七騎士の指示のものに行われることになる。
七騎士たちはまぎれもなく最強の戦士たちだが、それぞれの思想は異なっているようだ。世界の秩序を重んじる者もいれば、強さにしか興味がない者も。
現在7位は不在となっており、ランカーたちは最後の七騎士の席を巡って日々しのぎを削っている。
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悪名高き、タイロン一家
戦士ランキング8位という凄腕ランカーのタイロン。七騎士でこそないが、その実力には一目置かれており、ガンドアの片隅にタイロン租界という自治区まで与えられている。ボスのタイロンをはじめとした悪名高い集団こそが「タイロン一家」だ。彼らの名はガンドア中に知れ渡っており、一家の証である“腕に巻いた赤い布“は市民たちにとって恐怖の対象となっている。
↑そんな「タイロン一家」に半ば強引に引き込まれてしまったジグ。
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タイロン租界の中にも宿舎や修練板など、様々な施設がある。タイロン租界のみで告知される修練などもあるが、その内容は物騒なものが多いらしい。
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機構に異を唱えし者、アンチバザルタ
「力こそ正義」という戦侯機構バザルタの在り方に異を唱え、従わない者たちを総称して“アンチバザルタ”と呼ぶ。アンチバザルタとして認定されてしまうと、秩序を乱す者として七騎士の命により厳しい制裁を受けることになる。戦侯機構からは危険視されているアンチバザルタだが、果たして彼らの狙いはどこにあるのだろうか?
正体不明のランカー・ガルガノは、その想いを爆発させる。彼の目的は一体何なのだろうか?
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“知りすぎた女”イゴリダと、“狙い知れずの射手”ガルガノ。どちらも謎が多いキャラクターだが、彼らは何者なのだろうか?
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イゴリダが語る、世界の真実
ランカーとして戦侯機構に登録されるものが最初に行う「宣誓の儀」。宣誓では、とある言葉で機構に誓いを立てるのだが、イゴリダはその言葉にこそ「世界の真実」が隠されていると語りだす。“知りすぎた女”イゴリダだけが知っている「世界の真実」とは一体!?
我、強きを求め、戦いに生き大功を成さんことを―
我、堅陣の礎となり精鋭の疾き干戈たらんことを―
宣誓の言葉に秘められた意味、そして・・・
イゴリダは宣誓の言葉に対する疑問をジグたちに語る。戦侯機構が支配を行っている世界で、「何者から身を守り」、「何者に武器を向ける」というのか?膨れ上がる疑問とともに、イゴリダから“破砕の日”という言葉がもたらされる。ジグたちが目にしたものは何なのか?
“破砕の日”とは!?