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「イース1」と「イース2」のドラマCDが12月26日にリリース。メインキャストを務めた声優からのコメントを紹介
4Gamer読者には釈迦に説法かとは思うが,イースといえばシリーズ累計販売本数が380万本を突破した,日本ファルコムの看板作品だ。20年以上にわたって長く親しまれ続けている,国産アクションRPGの大御所ともいえるシリーズでもある。9月にはプラットフォームをPSPに移しての最新作「Ys SEVEN」がリリースされたのが記憶に新しい。
今回のドラマCDでは,イース1と2の本編ストーリーを辿りつつも,ゲーム内ではこれまで語られてこなかったエピソードが新規で書き下ろされているなど,ファンにとっては見逃せない内容となっている。
気になる声優キャストは,過去にリリースされたイースシリーズのOVA等に出演したメンバーを中心に,サブキャラクターに豪華声優陣を新規起用している。主なキャスティングは以下のとおりだ。
アドル・クリスティン:草尾毅
ドギ:玄田哲章
ナレーション&ダーム:銀河万丈
フィーナ:川澄綾子
レア:植田佳奈
サラ・トバ:寺田はるひ
ジェバ:赤池裕美子
ゴーバン:大西健晴
ルタ・ジェンマ:森訓久
ダレス:小杉十郎太
リリア:喜多村英梨
サダ:千葉進歩
マリア:斎藤千和
ゴート:遠近孝一
キース:佐藤拓也
バノア:タルタエリ
(敬称略)
11月10日,ドラマCD「イースII 天空の失楽園」の収録作業が行われ,この現場を取材する機会が得られた。メインキャストの方々からコメントを頂いたので,ここに紹介していこう。
──今日はお疲れ様でした。「イースII 天空の失楽園」の収録作業を終えた感想はいかがですか?
草尾毅さん(アドル役):
ドラマCDとしての前編である「YsI 〜失われし古代王国〜」に引き続き,後編も楽しく収録ができました。聴いている方が喜んでくれるものを盛り込もうと,出演者一同,精いっぱい頑張ったので,楽しんでいただけたら嬉しいです。よろしくお願いします。
銀河万丈さん(ナレーション&ダーム役):
今回は過去の収録時と比べて,冒頭部からナレーションの量が多いな,と感じておりました。これはもう,今日ドラマが完結するんだなと意気込んでいたのですが,後半に「ダーム」という予想もしない伏兵が出てまいりまして……。
本当はアドルを倒したかったんですけれども,そうするとゲームが終わってしまうので,今回はちょっと負けてやりました。ぜひ,次回この続きをお楽しみに。それにしてもダームは,あの狭い塔の中枢にずっといたのは窮屈だろうなあ,と思いましたね(笑)。
植田佳奈さん(レア役):
イースというシリーズが,すごく長い歴史のある作品だというのは知っていたので,アフレコの最中はもちろん,始まる前からも気合いを入れて取り組ませていただきました。私自身,今日収録したものがドラマCDとして,どのような仕上がりになるのかがすごく楽しみです。
喜多村英梨さん(リリア役):
今回のイースが大きな大きな作品というのは知っていましたし,私が2歳だったときの作品ということで,今日は身が引き締まる思いで現場に来ました。収録現場では私が想像していたとおりの,迫力のある素敵なお声がたくさん頑張っていました。
私が担当させて頂いたリリアは,力はか細いなりにも,みんなの輪に入っていくという少女で,そういったところが自分の信条ともリンクできた気分でした。とても良いチャレンジをさせていただける現場で,楽しかったです。
川澄綾子さん(フィーナ役):
昔から知っている作品だったので,参加できて,とても嬉しかったです。
玄田哲章さん(ドギ役):
しばらく会っていなかったメンバーと会えて,いろいろな話に花が咲き,楽しいひと時でした。もちろんドラマも充実していて,今回は過去の話です。ドギ22才,気分も若返ってよかったです。
斎藤千和さん(マリア役):
自分も参加していながら恐縮ですが,大先輩のお芝居をすぐソバで聴けて,大変幸せでした。圧巻です。
小杉十郎太さん(ダレス役):
昔ながらの(?)役者と一緒になれて楽しかったです。
──今回のドラマCDにおける聴きどころはどこですか?
草尾さん:
まずはダームとの最終決戦,それとフィーナとリリアとのお別れのシーンにも注目してほしいですね。往年のイースファンならご存じかもですが,アドル君は各シリーズを通じて訪れた冒険の地で,ヒロインとちょっといい仲になります。でも最後には必ず,「僕には冒険があるからゴメンね」と旅立っていってしまい,残された人達は「アドル〜(泣)」となるパターンが続いています。今回はそんな,天然冒険馬鹿野郎(笑)なアドルを頑張って演じました。そこをぜひ聴いていただきたいと思います。
銀河さん:
アドル君が後に書いたという伝記の中に,どういった形でヒロイン達が関わってくるのかは私も気になりますね(笑)。その名前がいっぱい連なるように,これからの作品を通じて頑張りたいと思います。
植田さん:
ドギが出てくるシーンが面白かったですね。後のストーリーでは相棒になるドギですが,今回ドギが出てくるシーンは,すごく緊迫しているようでいて,思わずプッと笑ってしまうような独特のテンポ感があるんです。すごくお薦めです。
喜多村さん:
私が演じさせていただいたリリアの中では,永遠のヒロインともいうべき「フィーナ」との会話シーンが印象的です。なんというか,爽やかな昼ドラ的な女同士の戦いといいますか,大切に想う女同士で,芯があるやりとりが繰り広げられます。物分りの良いリリアは,幼いながらもここは身を引いた方がいいだろうと考えるわけですが,そんな彼女がすごく可愛くて,思わず「頑張って!」と応援してあげたくなりました。
川澄さん:
最後のアドルさんとの別れのシーン。
玄田さん:
アドルのフィーナへの一途な想い。そして魔物との対決! アドルが窮地に陥ったとき突然現れるドギってカッコイイでしょ!
斎藤さん:
銀河さんのナレーションが素晴らし過ぎて,冒頭からうっとり聴き入ってしまいました。全部が聴きどころです!
小杉さん:
やっぱり僕と草尾くんの対決シーンでしょ。
──もし,今回演じられたイースのキャラが現代社会の日本に生まれたら,一体どのような職業に就いていると思いますか?
草尾さん:
フリーターとかじゃないですかね(笑)。
職人的な天職を身に着けてはいるものの,あまり一か所に定住はせずに日本全国を点々としているような,落ち着きのない人かなぁと思います。あとは,いざという時にしか役に立たないのも気になりますね。そういう意味では,意外と主役にはなりにくい人として生きているのではないでしょうか。
銀河さん:
ダームですか……。「闇の整形外科医」といったところでしょうか(笑)。
植田さん:
女神で活動しているときは,しっかりとした大人の雰囲気を漂わせていますね。彼女はハーモニカを吹いて,みんなに歌を歌って聞かせていたと思うので,たぶん声楽家か音楽家か,といった感じでしょうか。
喜多村さん:
リリアはまだ子供ですが,天真爛漫な性格で,何でもいけるかなって思います。目の前の事件に対して果敢に飛び込んでいく性格をしているので,芸能系でも行けると思いますし,芸術系やOLでもこなせそうです。今回リリアを演じていて,彼女には無限の職業の可能性があるのではと思いましたね。
──このドラマCDを楽しみにしている人に向けて,コメントをお願いします。
草尾さん:
過去にイースシリーズを遊んだことのある方も,今回はじめてこの世界に踏み込む方も,みんなが楽しめる作品に仕上がっていると思います。ぜひ,一度聴いていただいて,お友達同士で感想などを話し合っていただけたら嬉しいと思います。よろしくお願いします。
銀河さん:
取り扱いには注意してください……。本当に,石化されます(笑)。
植田さん:
イースシリーズは,誰もが憧れるような王道の冒険物語です。なので,幅広い年齢層の方に聞いてもらいたいなと思います。ドラマCDを通じてぜひ,このイースの世界を楽しんでください。よろしくお願いします。
喜多村さん:
今回のドラマCDは,出演されている声優の方達がとても豪華で,いち声優オタの喜多村にとっては音声でも楽しめる内容になっています。みなさんの美声をたくさんの人に聴いていただいて,またどこかで喜多村と会ったときに「あのドラマCD良かったね」といったトークができたら素敵だなと思います。
川澄さん:
長く愛されている作品に出演できて,とても幸せでした。ゲームを知っている人も知らない人も楽しめる内容です。ぜひ,聴いてください。
玄田さん:
冒険の旅と淡く切なく美しい恋! トキメキ感満載のドラマですよ!
斎藤さん:
歴史ある作品に参加できて,大変光栄でした。確立された世界観なので,どなたでも楽しんでいただけると思います。じっくり聴いてください。
小杉さん:
イースは本当にいいっす!
- 関連タイトル:
イース I&II クロニクルズ(Windows 8対応版)
- 関連タイトル:
Ys I&II Chronicles
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