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[G★2009]mGameの新作はまだあった。戦争メインのMMORPG「WARBANE」など,複数のタイトルが準備中
WARBANEは戦争コンテンツをメインとしたファンタジーMMORPGで,小規模な対人戦もあれば,インスタンスダンジョンにおける20〜30人での対人戦もあり,さらにフィールドで行われる大規模戦が楽しめるとのこと。
Ryul氏によると,mGameでは「KNIGHT ONLINE」を引き継ぐ,次の戦争ゲームのコンテンツがなかったため,本作の制作にあたり,KNIGHT ONLINEが成長すればどんなゲームになるのかを意識して,コンテンツを作っているという。
プレイヤーキャラクターは,「Forens」か「Orsians」のどちらかの国に所属することになる。続いて5種類の種族から一つを選ぶのだが,どちらの国にもほぼ同じ見た目の種族が用意されている。これは,特定の国に選ばれやすい種族がいた場合,MMORPGでは人口バランスが崩れることが割とよくあるが,どちらも見た目が変わらなければ選択に迷うことはない,という意図のようだ。
ダンジョンはいろいろなトラップが仕掛けられているほか,立体的な構造になっており,ときにはハシゴを登り,壁を押し開け,壁を登り,そして天上にぶら下がって移動するといったアクション性の高さがうかがえる仕様になっている。
Ryul氏は,これまで韓国のMMORPGはシナリオが弱かったが,「World of Warcraft」の登場以降,韓国での制作アプローチに変化があり,シナリオ性が高くプレイヤーの没入感を高める方向性にシフトしつつあると話してくれた。本作でも,コンシューマゲームのようなシナリオ性と,口パクや音声が流れるような演出が用意されている。
余談となるが,たしかに今回G★2009を見て回って思っていたのは,韓国の新作タイトルに微妙な変化があることだ。Ryul氏の話す変化と同じかどうかは分からないが,その変化が最も分かりやすいのが“ジャンプ”という動作だろうか。これまでの韓国産MMORPGにおいては,ジャンプという動作ができないものが多かったのだが,今回見たほとんどのタイトルでは,ジャンプが可能だった(障害物を飛び越せないなど,形だけのジャンプはあるものの……)。これもWoWの影響が多少なりともあるのか,ともかく制作の方向性に変化が感じられた。
話を戻して,ほかの要素にも触れていこう。本作ではクラスを二つ選択して組み合わせることで,2種類の特徴を持つ新しいクラスを作成するシステムがある。このクラスの変更についてはまだ企画中だが,最大レベルまでに1回は無料,以降は有料となるサービスを考えているという。
このほか,本作には当然ギルドシステムがあるのだが,冒険や戦争で手に入れた材料を使って,ギルド用の空中戦艦を建造できるシステムがあるという。この空中戦艦には最大100人が乗艦でき,冒険に出るときの移動用として使えるほか,戦争では空中戦艦から直接攻撃ができるなど,さまざまな場面で活躍するものとなりそうだ。
しかし,空中から一方的に攻撃ができるというわけではなく,もちろん敵の戦艦も出てくるだろうし,空を飛んで敵の戦艦に乗り込み30〜40人のプレイヤーで敵戦艦を破壊する「レイドシステム」も用意されているという。これはあくまで破壊が目的であり,乗っ取って自分のギルドのものにしたりはできないようだ。
なお,韓国では2010年第1四半期にクローズドβテストを実施予定で,日本での展開については未定とのことだ。
最後にRyul氏は,「戦争よりは平和が一番ですが,本作はゲームですのでぜひコンテンツとして楽しんもらえればと思っています。コンテンツをとおして仲間を作り,仲間と一緒に楽しんでほしい」とコメントしてくれた。
- 関連タイトル:
WARBANE: Rising of Darkness
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