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ドスパラ,ゲーマー向けマウス「ROCCAT Kone」のセンサー強化版を販売開始
スペックに関しては2010年8月のGamescomのタイミングで発表されたときにお伝えしているが,国内発売が始まったということで,あらためておさらいしておこう。
本製品は,ROCCATブランドのゲーマー向けマウス第1弾「ROCCAT Kone」のマイナーチェンジモデルで,最大のポイントは,レーザーセンサーが変更されたこと。ROCCAT Koneに搭載されていたセンサーのスペックは,トラッキング速度65IPS,最大加速度20G,トラッキング解像度最大3200DPIなのに対し,本製品では順に150〜200IPS,30G,6000DPIへと引き上げられている。
一方で本体の形状や,65(W)×130(D)mmという底面部のサイズ,左右メインにセンタークリック&左右チルトボタン機能付きスクロールホイール,スクロールホイール隣接×3,左サイド×2というボタン構成は変化なし。ただ,ホイール周りのボタンはROCCAT Koneより大きくなっているようだ。
続いて,ROCCAT Koneになかった機能として,「ROCCAT Pyra Wired」にあった「EasyShift[+]」が新たに搭載されている点は押さえておきたい。この機能は,割り当てたボタンを[Shift]キーのように使えるというもので,そのボタンを押している間だけ,それ以外すべてのボタンの割り当て内容を変更できる。ドスパラの製品販売ページによれば,この機能を利用した場合,最大で本製品1台に21個の機能を割り当てられるとのことだ。
もっとも,本機能はソフトウェアレベルでの実装となるため,外部ソフトウェアツールの使用が許可されていないオンラインゲームタイトルで利用できない可能性はある。
以上のポイントからまとめると,基本的にはROCCAT Koneのセンサーを強化して,ハイセンシプレイヤーも使えるような性能を目指した製品だといえよう。ただし,約9000円という価格はゲーマー向けマウスの中でも高価なほうであり,その点で人は選びそうだ。ROCCAT Koneの形状が気に入っていたものの,センサーのスペックに不満があった人にはアリなのかもしれない。
●ROCCAT Kone[+]の主なスペック
- 基本仕様:レーザーセンサー搭載ワイヤードタイプ
- ボタン数:10(左右メイン,センタークリック&左右チルトボタン機能付きスクロールホイール,スクロールホイール隣接×3,左サイド×2)
- イメージ処理能力:10.5MPixels/s
- トラッキング速度:150〜200IPS(3.8〜5m/s)
- フレームレート:11750fps
- 最大加速度:30G
- トラッキング解像度:最大6000DPI
- ポーリングレート(レポートレート):1000Hz
- リフトオフディスタンス:自動調整
- スリープモード:未公開
- マクロ登録機能:あり
- オンボードフラッシュメモリ:搭載(容量576kB)
- 本体サイズ:65(W)×130(D)mm(※高さ未公開)
- 重量:126g(※ケーブルの重量含まず,+5/10/15/20gの重量調整が可能)
- マウスソール:未公開
- ケーブル長:2m
- 接続インタフェース:USB
- 対応OS:Windows 7/Vista/XP
「ROCCAT Kone[+]」製品販売ページ
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ROCCAT
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(C)2013 ROCCAT STUDIOS