インタビュー
「ラングリッサー シュヴァルツ」の主な見どころを台湾の開発スタッフに聞いてみた。サービス時期は2012年の下半期か
ちなみに,新プロモーションムービーとプレイレポート記事を掲載しているので,こちらも合わせてご覧あれ。
「ラングリッサー シュヴァルツ」プレイレポート
「ラングリッサー シュヴァルツ」の最新プロモーションムービー
4Gamer:
本日はよろしくお願いします。
まずは“ラングリッサー”シリーズが好きな日本のファンに対して,本作「ラングリッサー シュヴァルツ」のどのあたりをアピールしたいですか?
グラフィックスやストーリーは,日本人の好みを意識しています。また,岩垂徳行氏が手がける音楽は,きっと懐かしく感じられると思います。
4Gamer:
ゲームシステムについての見どころは,どのあたりですか?
今回発表した中では,「女神の質問」「クラスチェンジ」「傭兵システム」の3つです。
とくに「傭兵」は,アクションRPGでありながら戦略性を重視した要素となっているんです。傭兵ユニットとモンスターとの間には,シミュレーションゲームでいうところの“3すくみ”のような相性関係があります。冒険に出撃する前の段階で,傭兵の編成をあれこれ考える必要があり,アクションRPGとは一味違った面白さがありますよ。
4Gamer:
一度に管理できる傭兵の人数はどれくらいですか?
Jacky Chang氏:
マイキャラには「統率力」というキャパシティがあり,傭兵ユニットごとにリソースが必要です。統率力の制限内であれば傭兵を増やすことができるのですが,通常のクラスはだいたい4ユニットです。
なるほど。では次の質問ですが,「女神の質問」の回答内容によって,具体的には何が変化するのですか?
Roy Huang氏:
「光」「闇」「帝国」の3勢力のいずれに所属するのかということと,あとは各勢力においてどのルートになるのかが決まります。
4Gamer:
このゲームにおける“勢力”とは,どういった存在ですか?
Roy Huang氏:
この世界では3勢力が激しく争っています。プレイヤーがどの勢力を選ぶかで,キャンペーンシナリオの展開や,拠点エリアをはじめとしたマップ展開,全体の雰囲気が大きく変わるのです。従来のラングリッサーシリーズは,最初に“光”の世界に関わることになりますが,シュヴァルツの場合は最初から大きく分岐しているわけです。
4Gamer:
“ルート”とは,どういったものでしょうか?
キャラクターの能力における大まかな方向性で,勢力ごとに6種類が用意されています。一般的なアクションRPGにおける“クラスツリー”に近いものですが,本作の場合,その中にツリー形式で分岐が用意されています。今のところ1つのツリーに10種類の分岐が用意されており,ひっくるめて“ルート”と呼んでいます。
4Gamer:
つまり,6種類のクラス×10種類の分岐で,合計で60種類のクラスがあるわけですか。とはいえ,既存のオンラインRPGにおける2次職,3次職と同じようにも見えますが。
Jacky Chang氏:
本作の場合,例えば同じ“アーチャー”タイプのルートでも,クラスによって管理できる傭兵のラインナップがさらに変わってきます。また,ルート内のクラスを変えることができますが,その場合でも自分が覚えたスキルは消えないので,いろいろなクラスを渡り歩くことでマイキャラのスキルをカスタマイズしていけるのが奥深いです。
4Gamer:
傭兵だけでなく,マイキャラにも戦略的な要素があると。
Jacky Chang氏:
さらにキャラ育成を続けていくと,ルートそのものを変えることもできるようになりますが,その場合もスキルを忘れたりしません。いわゆる2周目,3周目みたいな感じで,その気になれば,一つのキャラクターで6種類のルートを完全制覇することも可能です。
4Gamer:
クラス数が多すぎて混乱しませんか?
Jacky Chang氏:
クラスチェンジした後で,前のクラスに手軽に戻ることができます。例えばマップ構成に応じて,違ったタイプの傭兵が必要になるかもしれませんが,その際も対応しやすいわけです。
4Gamer:
なるほど。
また話は変わりますが,本作には隠しキャラクターがいると聞きましたが。
Roy Huang氏:
キャラクターというか,特別なクラスがあるといいな,と思っています。まだ構想段階ですが,例えば傭兵ユニットを管理できる数が,従来の4体から6体に増やせるクラスとかがあれば,戦略性がより増すのではないかと。
4Gamer:
本作のサービス開始時期はいつごろを予定していますか?
Jacky Chang氏:
2012年の下半期を予定しています。
4Gamer:
ありがとうございました。
「ラングリッサー シュヴァルツ」プレイレポート
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