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[TGS 2015]「仁王」,10年間の開発秘話と実機プレイの動画が披露されたスペシャルステージをレポート
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印刷2015/09/18 00:09

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[TGS 2015]「仁王」,10年間の開発秘話と実機プレイの動画が披露されたスペシャルステージをレポート

 千葉県・幕張メッセで開催されている東京ゲームショウ2015の初日(2015年9月17日),コーエーテクモブースにおいて同社の新作アクションRPG「仁王」のスペシャルステージが行われた。ステージには,ゼネラルプロデューサーのシブサワ・コウ氏,プロデューサーの鯉沼久史氏,ディレクターの早矢仕洋介氏が登壇。10年越しのタイトルとなる仁王について,実機でのプレイ映像を交えて語った。

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ゼネラルプロデューサー シブサワ・コウ氏
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プロデューサー 鯉沼久史氏
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ディレクター 早矢仕洋介氏

 仁王は,金髪碧眼の侍「ウィリアム」が妖怪と戦うアクションゲームだ。2004年に次世代PlayStation用タイトルとして「鬼(仮称)」の制作が明かされ,翌2005年にPlayStation 3用タイトル「仁王」が正式発表された。そして,2015年9月15日に行われた「SCEJA Press Conference 2015」で,PlayStation 4独占タイトルとして2016年内の発売がアナウンスされたのだ(関連記事)。

※2016年8月12日追記:掲載当初の表記に不備な点があったため,記事を修正しました。

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 シブサワ・コウ氏によれば,仁王は当初,戦国時代を舞台としたRPGとして開発が進められていたという。αバージョン(初期版)ができあがり,ある程度の形にはなったものの,最初に構想していたような面白さが不足していると感じられたそうだ。

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 そこで2010年には方向を転換して,アクションゲームとすることを決めたのだという。実はこの年,旧コーエーが旧テクモを吸収合併しており,旧テクモでアクションゲーム作りに定評のあるTeam NINJAと共に,新たな仁王の開発が進められていた。しかし,「作っているうちに『NINJA GAIDEN』に近づいてしまった」(シブサワ・コウ氏)のだという。NINJA GAIDENといえばTeam NINJAの代表作とも言うべきアクションタイトル。影響を受けるのもやむを得ない部分がある。とはいえ,再度の仕切り直しが行われ,その結果,現在の仁王になった……というわけだ。

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 2度の方向転換が行われた仁王だが,変化したのはアクションゲームになったことと,日本古来の妖怪が登場することくらいで,“金髪碧眼の侍が戦国時代で戦う”という,ゲームの肝となる部分は10年前からブレていないのだという。
 侍といえば殺陣,殺陣といえば静と動の緊張感ということで,シブサワ・コウ氏曰く「戦国死にゲー」という現在の形になっているのだそう。ちなみに公式にアナウンスされているジャンル名は「ダーク戦国アクションRPG」だ。

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 開発秘話が披露されたあとは,PlayStation 4実機によるプレイ動画が3人による解説付きで上映された。

 ウィリアムは刀や槍など複数の武器を使い分けつつ戦うことが可能。槍は攻撃範囲が広く多数の相手に攻撃できるが,狭いところだと壁に当たって使いづらいなど,武器ごとに特色があるとのことだ。また,攻撃力が高い上段や防御に優れた下段などの構えがあり,これを切り換えることも重要になるのだという。

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 とくに興味深いのはオンライン要素「血刀塚」(ちのかたなづか)だ。オンラインに接続して仁王を遊んでいるほかのプレイヤーが力尽きると,その場所に血刀塚が立つという。それに触れると,力尽きたプレイヤーのキャラクターが「屍狂い」(しぐるい)となって襲いかかってくるのだ。
 プレイ動画では「シブサワ・コウ」と銘打たれた血刀塚にキャラクターが触れると,不気味な武者が出現。ウィリアムと激しく戦っていた。難所と思われる場所にはいくつもの血刀塚が立っており,不気味さが増していたのも印象的だ。屍狂いとの戦いは危険だが,首尾良く倒せれば良いアイテムが出現するということなので,実際のプレイ時は,触れるべきか,避けるべきか,迷ってしまいそうだ。

「シブサワ・コウ」と銘打たれた血刀塚。「賊により斬死」と死因らしき表示も見える
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 また,ウィリアムは武器にさまざまな「守護霊」を宿すことができ,一定時間だけ強力な攻撃ができる。力尽きてしまうと守護霊はその場に残ってしまい,回収しないと再度使用できないのだという。

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 プレイ動画の最後に出現したのは,鎖でつないだ2つの鉄球を振り回す巨大な妖怪。ウィリアムの攻撃で鎖が切れてしまうと,今度は地面に転がった鉄球を掴んで殴りつけてくるなど,多彩な攻撃パターンを見せていた。

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 なかなか歯ごたえのありそうな“死にゲー”っぷりで,発売が楽しみになるが,鯉沼氏曰く「どこかでユーザーさんの意見を聞くバージョンを出したい」とのこと。今後の展開に注目したいところだ。なお,東京ゲームショウ2015のコーエーテクモゲームスブースでは,仁王のシアタールームが用意されている。さまざまなシチュエーションで戦うゲーム映像が上映されているので,本作の情報をもっと知りたいという人はブースを訪れてみよう。

「仁王」公式サイト


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